生成AIの普及と効果に大きな差、PwC調査

PwCコンサルティング合同会社は、生成AIに関する最新の実態調査結果を発表しました。

この調査は、売上高が500億円以上の日本国内企業を対象に、AI導入に関与する管理職以上の人々を対象に実施。

調査結果によると、生成AIの普及度は着実に上昇しており、2023年春には約80％の企業が生成AIの活用について「未着手・断念」と回答していたのが、半年後には9割近い企業が「検討中」「推進中」「活用中」のいずれかの段階に入っていることが判明。

生成AIの活用効果については、企業によって大きな差が見られました。

期待を大きく上回る効果を得た企業は、生成AIを全社の共通基盤として導入し、社員が自由に使える環境を提供している一方、効果が期待未満だった企業は、主に業務効率化のために生成AIを利用しているケースが多いことがわかりました。

生成AIの導入により、社員の業務内容にも変化が見られます。

多くの企業で、社員はより上流かつ創造的な業務や新規事業にシフトし、人手不足の解消にも寄与しているとのことです。

特に研究開発やサービス・接客業での効果が顕著でした。

参考記事：PwC