RAG(Retrieval-Augmented Generation)とは
RAGとは「Retrieval-Augmented Generation(リトリーバル・オーグメンテッド・ジェネレーション)」の略です。
例を出して説明すると、RAGは「知っていることを引き出して、それを使って新しい答えを作る」技術です。
例えば、学校の図書館で調べ物をするときのことを考えてみましょう。
- 調べたいことを決める: 例えば、「ライオンについて調べたい」と思ったとします。
- 図書館の本を探す: 図書館の棚からライオンについて書かれた本を探して、その本を読んで情報を集めます。
- 集めた情報を使って新しい答えを作る: 集めた情報をもとに、「ライオンはどんな動物?」と聞かれたら、自分の言葉で「ライオンは大きな猫のような動物で、アフリカに住んでいて、肉を食べるんだよ」と答えることができます。
このプロセスがRAGの仕組みに似ています。コンピューターはまず情報を探して(これを「リトリーバル」と言います)、その情報を使って新しい答えを作ります(これを「ジェネレーション」と言います)。
だから、RAGは「探して、作る」技術なんです。