社内QA自動応答LINE Worksボット プロトタイプ開発

よくある質問や定型的な対応をAIが即座に処理することで、問い合わせ作業の効率化!
業務負担軽減と顧客満足度向上に貢献!

導入・開発内容

本プロジェクトでは、生成AIを活用した情報検索システムの構築を行いました。

まず初めに、データの前処理を実施し、Azureを基盤とするインフラを構築。開発ではAzure OpenAIを用いたEmbeddingや回答生成の実装、Azure Cognitive Searchによるベクトル検索の構築、さらにチャットとのAPI連携を実現しています。

この一連の取り組みにより、効率的かつ正確な情報検索と生成AIによる回答生成を可能にするシステムを開発しました。

導入前の課題・導入開発後の効果

導入前の課題

情報システム部門では、ユーザーからの問い合わせ対応が業務の大きな負担となっていました。

特に、日々寄せられる多くの質問やトラブル対応に追われ、担当者は1日の大半を問い合わせ対応に費やしており、本来の業務であるシステムの運用・改善、プロジェクト推進などに十分な時間を割くことが難しく、部門全体の効率性や生産性が低下する要因となっていました。

問い合わせに即時対応できない場合もあり、ユーザーからの不満や作業遅延のリスクが生じることも課題の1つでした。

期待される効果

AIチャットボットの導入によって、情報システム部門への問い合わせ件数の5~7割を自動化することで、業務効率化を目指しています。よくある質問や定型的な対応をAIが即座に処理することで、担当者が本来の業務に専念できる環境を整備することができました。

問い合わせ対応の負担が軽減されるだけでなく、回答速度の向上によりユーザー満足度も改善し、部門全体の業務効率が大幅に改善することが期待されています。

さらに、AIを活用した回答の一貫性と精度の向上により、より信頼性の高いサポート体制が構築されることも見込まれています。

WEELを選んだ理由

【企業からの回答】
当初はAIチャットボット導入を目的としていましたが、単なるシステム提供に留まらず、将来的な運用や改善についても考慮した提案をいただきました。データの内製化や運用方法まで手厚くサポートしていただける点に安心感がありました。

今後の展望

利用データやフィードバックを基に回答精度の向上や対応範囲の拡大を図る予定です。

様々なお問い合わせ内容に対応できるようデータを更新し、より効果的なAIチャットボットを実現します。社内での改善・アップデートを進めるため、技術者のスキル向上やナレッジ共有を推進し、内製化を推進する運用を行います。

得られたデータを活用した他業務プロセスへの応用も視野に入れることで、全社的な業務効率化や生産性向上に貢献するAIソリューションの構築が可能になる見込みです。

担当者コメント

WEEL: 山根

自社特有のキーワードの変換など当時はまだまだ手探りの状態でした。クライアント様のご意見も加味して設計をし、内製化も目指されていたため操作手順の作成やコードの解説なども行いました
利活用が進んでいると嬉しいです!