FrodoBots、AI対人間のロボット競技で新時代を切り開く
FrodoBotsとYield Guild Gamesが、AIとロボット工学の新たな研究手法を模索する「Earth Rover Challenge」を共同開催します。
- FrodoBotsとYGGがAI対人間の競技を開催。
- 遠隔操作でロボット運転データを収集。
- IROS 2024でAIと人間が競技を実施。
シンガポールを拠点とするFrodoBotsは、長年にわたりロボット技術を開発し、世界中の約100か所に設置された小型RCロボットカーを遠隔操作でプレイできるネットワークを構築しました。
今回はWeb3ギルドであるYield Guild Gamesと提携し、初のAI対人間の競技を実現。
この取り組みは、ロボット工学とゲームの融合を通じて、現実世界のデータをクラウドソーシングし、AI研究の進展に貢献するものです。
ゲームでは、プレイヤーが遠隔でRCカーを操作し、そのデータはAIドライバーの学習に利用されます。
これにより、AIが現実の道路を安全に走行するための技術開発が促進されることが期待されています。
FrodoBotsのCEO、マイケル・チョウ氏は「人々が楽しみながらAI研究に役立つデータを提供できることがこのプロジェクトの魅力です。この競技会を毎年開催し、集めたデータセットを研究機関と共有してさらなる進展を目指します」とコメントしました。
この競技会は、Google Deepmindなどの研究機関とも連携しており、2024年10月16日から17日にアブダビで開催される国際会議「IROS 2024」期間中に行われます。
競技では、5つのAIチームと5人の人間ゲーマーが小型ロボットを遠隔操作し、アブダビやシンガポール、台北、ストックホルムなど複数の都市でナビゲーションミッションを完遂することが目標です。
さらに、FrodoBotsは2000時間の運転データセットを公開しており、参加するAIチームはこれを活用して、世界中のロボットネットワーク上でAIの能力をテストすることが可能です。
このプロジェクトを通じて、AIとロボット工学の未来に新たな道が開かれることが期待されています。
参考記事:The Earth Rover Challenge
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