ChatGPTでマインドマップが作れる!爆速で情報整理する3つの方法を実際に試してみた!
WEELメディア事業部AIライターの2scです。
みなさん!実は、ChatGPTでプレゼン資料やブレストに使う「マインドマップ」が生成できるってご存知でしたか?
ChatGPTなら、以下のようなマインドマップが比較的簡単に作れます。しかも、工夫は必要ですが、フォントの指定までできちゃうんです!
当記事では、そんな「ChatGPTでのマインドマップ作成」を徹底解説!そのメリットや方法、想定される活用シーンでの検証を余すところなくお届けします。
- ブレストや会議準備で、アイデア整理に時間がかかっている方
- 簡単操作で魅力的なビジュアルを作りたい方
- 情報整理やタスク管理で生産性を向上させたい方
完読いただくと、ビジネスに欠かせない「アイデア出し」「情報の整理」「意思疎通・説明」が捗っちゃう……かも。ぜひぜひ、最後までお読みください!
ChatGPTでは「マインドマップ」も作成可能!
OpenAIの生成AIチャット「ChatGPT」はテキストやソースコード以外にも、図表の生成・編集が可能。主題から複数のメインブランチ、メインブランチから複数のサブブランチへとアイデアが放射状に広がる「マインドマップ」まで、自然言語を介して生成・編集ができちゃいます。
テクニックを覚える必要はありますが、ChatGPTでのマインドマップ作成方法を体得すれば、リサーチの要約・会議資料の作成・案出しが捗っちゃう……かも。マインドマップは無料版or有料版(ChatGPT Plus / Team / Enterprise)問わず作れますのでぜひぜひ、作り方をマスターしちゃいましょう!
なお、ChatGPT自体について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
ChatGPTでマインドマップを作成するメリット
まずは、ChatGPTにマインドマップを作成してもらうメリットについて、3点だけご紹介します。以下、マインドマップのメインの使い方である「アイデア出し」における魅力から、詳しく見ていきましょう!
アイデア出し・整理の自動化を実現
マインドマップの主な使い道として「アイデア出し & アイデアの整理」が挙げられますが、これらはChatGPTとの相性が抜群!ChatGPTなら、アイデアを出してから意味別で分類・階層分けしてマインドマップにまとめる……までの一連の流れが完全に自動化できてしまいます。
マインドマップの編集が容易
ChatGPTで作ったマインドマップは、プロンプトを介して編集も可能。ChatGPTを使う場合は要素の追加・削除・強調が一瞬で済むうえ、要素を大量に追加しても紙やホワイトボードからのはみ出しがなく、編集にあたっての手間が軽減されそうです。
さらにChatGPTなら、マインドマップからフローチャート / グラフ / 表…etc.に変換する作業も一瞬で終わらせてくれます。
幅広いシーンで活用可
効率が段違いなChatGPTでのマインドマップ作成は、仕事から勉強まで幅広いシーンで活躍してくれます。その具体的な活用シーンとしては……
- ブレーンストーミング:壁打ちからアイデアの整理までを完全自動化
- プレゼン資料作成:好みの書式やフォントでわかりやすいマインドマップを生成可
- 会議のメモ取り:文字起こしツールとの組み合わせで会議内容の要約を効率化
- タスク管理:雑多なタスクの分類・優先順位付けが可能
- 自主学習・リスキリング:長文をマインドマップにまとめて、わかりやすさ・記憶への定着率UP
以上のとおり。積極的に活用していきたいですね。
ChatGPTでマインドマップを作成する方法
続いては、ChatGPTにおけるマインドマップの作り方について、以下の3パターンを具体的な手順付きでご紹介します。
- コードでの作成
- Advanced Data Analysisでの作成(Plus以上の有料プラン限定)
- GPTsでの作成
それでは作り方を紹介する前に、ChatGPTの登録方法から詳しくみていきましょう!
ChatGPT(ブラウザ版)の登録方法
ChatGPTのアカウントは、Googleアカウント / Microsoftアカウント / Appleアカウント / その他任意のメールアドレスのいずれかがあれば、誰でも無料で開設できます。以下、その開設方法をみていきましょう!
まずは、ChatGPTのトップ画面にアクセスしてみてください!入ってみると下図のとおり、画面右上に「サインアップ」ボタンがあるはず。それをクリックしてみましょう。
すると今度は、アカウントの作成画面に移ります。ここではGoogleアカウント / Microsoftアカウント / Appleアカウント / その他任意のメールアドレスのいずれかを選んで、アカウントが開設可能です。今回は、メールアドレスを入力して、「続ける」ボタンをクリックしてみましょう!
メールアドレス入力後は以下のとおり、パスワードの設定になります。こちらは12文字以上で好きなパスワードを入力して、「続ける」ボタンをクリックしてください。
最後に、氏名(日本語も可)と生年月日(DD/MM/YYYY、2000年2月1日の場合は01/02/2000)の入力画面が表示されるはず。こちらを入力すれば、晴れてChatGPTのアカウントの完成です!
コードを使ったマインドマップ作成方法
ここからは、実際にChatGPTを使ってマインドマップを作っていきます。まずは、ChatGPTにコードの形でマインドマップを生成させる方法について、手順をみていきましょう!
ChatGPTではPythonやC言語等、さまざまな形式・書き方のコードが生成できます。その多種多様なコードのなかには、図表の表現に特化したものも。具体的かつ代表的な形式としては、下記の3種類が該当します。
- Mermaid記法
- Markdown
- PlantUML
これらは全てマインドマップの表現もサポートしています。つまり、ChatGPTはコードの形でマインドマップが生成できるというわけです。
ChatGPTにマインドマップのコードを生成させる方法は簡単!Mermaid記法の場合は、下記の命令を入力するだけで……
犬の品種について、Mermaid記法のルールに則ってマインドマップに情報をまとめてコードを返してください。
以上のとおり、マインドマップのコードが返ってきます。ここですかさず、「コードをコピーする」をクリックしましょう!
あとは、以下のエディタにアクセスして画面左側にコピーしたコードを貼り付ければ……
お見事です!マインドマップが可視化されました。
ここからマインドマップをダウンロードする方法も簡単で、画面左下「Actions」をクリックしたあと「↓PNG / ↓SVG」を押下すれば、画像ファイルが保存できます。
MarkdownやPlantUMLによるマインドマップ生成方法も、Mermaid記法とおおむね同じです。Markdownの場合は、以下のChatGPTに入力して、
犬の品種について、Markdownのルールに則ってマインドマップに情報をまとめてコードを返してください。
「コードをコピーする」をクリック。続けて以下のエディタにアクセスした後、画面左側にコードをペーストすれば、
このようにマインドマップが可視化されます。Markdownのマインドマップは樹形図状で整然としていますので、情報を整理したい場合にうってつけですね。
また、PlantUMLの場合も以下のプロンプトをChatGPTに渡して、
犬の品種について、PlantUMLのルールに則ってマインドマップに情報をまとめてコードを返してください。
「コードをコピーする」をクリックすれば、マインドマップのコードが得られます。あとは、下記エディタの画面左側にコードを貼り付ければ、
お見事!こちらも樹形図状のマインドマップが可視化されました。
Advanced Data Analysisによるマインドマップ作成方法
ChatGPTの有料プラン(ChatGPT Plus / Team / Edu / Enterprise)では、生成したコードを実行できる「Advanced Data Analysis」という機能が解放されます。こちらを使えば、より自由な書式&フォントでマインドマップが作成可能です。ただし、方法にクセがありますので、そこも含めて詳しくみていきましょう!
Advanced Data Analysisでマインドマップを生成させる方法自体は簡単。なのですが、日本語でマインドマップを生成させようとすると、
ネコ科の動物について、**Advanced Data Analysis**を起動してマインドマップに結果を視覚化しながら**日本語**で情報をまとめてください。出力時は必ずマインドマップをプレビュー表示すること。
以上のとおり、文字化けが生じてしまいます。
これは、Advanced Data Analysisが日本語のフォントを持ち合わせていないため。文字化けを解決するには、日本語フォントのファイルをChatGPTにアップロードしてあげる必要があります。ということでまずは、下記の「Google Fonts」にアクセスして、無料で使える日本語フォントをダウンロードしていきましょう!
Google Fontsにアクセスして画面左上「Fonts」をクリックしてみると、世界中のフォント一覧が表示されます。ここから「Search fonts」と書かれたテキストボックスに任意のKWを打ち込むことで、フォントが検索可能です。
ここで日本語のフォントを探したい場合は、テキストボックスに「Japanese」と入力します。その後、Japanese等のサジェストをクリックすれば、日本語のフォントのみが表示できます。
日本語フォント一覧を表示した後は、上下スクロールで好みのフォントが探せて、クリックでプレビュー画面に移れます。今回は試しに「M PLUS Rounded 1c」をクリックしてみましょう!
すると以下のとおり、フォントのプレビュー画面が表示されました。ここから画面右上「Get font」をクリックしてみましょう!
今度は以下のとおり、画面右上ショップバッグの表示が変わって、ダウンロード画面が現れます。ここから「Download all」をクリックすれば、晴れて日本語フォントがダウンロードできます。
それでは本題、Advanced Data Analysisにおける日本語マインドマップの生成方法です。
まずは、ChatGPTにドラッグ&ドロップあるいはクリップマークの選択で、先ほどの日本語フォントをアップロードしてください。その後、以下のプロンプトも入力してChatGPTに送信してみると……
ネコ科の動物について、**Advanced Data Analysis**を起動してマインドマップに結果を視覚化しながら**日本語**で情報をまとめてください。出力時は付属のttfファイルを丁寧に読み込んで、タイトルとブランチの文字化けをなくすこと。
日本語のマインドマップが生成されました!
ここからさらに、特定の要素を省くように命令すると……
以上のとおり、命令を反映したマインドマップが返ってきます。見やすさではMermaid記法やMarkdownのマインドマップに劣る印象ですが、デザイン性ではこちらのほうが優秀です。ぜひぜひ、プレゼン資料などに使ってみてくださいね。
余談にはなりますが、Advanced Data Analysisで作ったマインドマップに日本語フォントを反映させようとすると、以下のとおり処理がうまくいかない場合もあります。
日本語フォントの反映が難航している例
その場合は根気強く、何度もChatGPTに命令を出してあげてください!
【番外編】GPTsからのマインドマップ作成方法
ChatGPTから生成AIツールの作成・共有・利用ができる「GPTs」には、マインドマップを生成してくれるものも多数存在します。今回はそのなかでも代表的な「Mermaid Chart: diagrams and charts」について、以下で使い方をみていきましょう!
上記リンクからMermaid Chart: diagrams and chartsのトップ画面にアクセスすると、通常のチャット同様にテキストの入力欄があるはず。そちらから「マインドマップを作って」と命令するだけで、マインドマップが可視化された状態で返ってきます。
実際に下記のプロンプトを入力し、外部サイトへの接続を許可すると……
エキゾチックアニマルの種類についてマインドマップを作成して。
お見事!エディタへのリンクも込みで、画像形式のマインドマップが返ってきました。これは、コピー&ペーストの手間いらずですね。
また、Mermaid Chart: diagrams and charts以外にも、マインドマップ生成用のGPTsは多数リリースされています。代表的なものについては以下にリンクをまとめましたので、ぜひぜひ使ってみてください!
実際にChatGPTでマインドマップを作成してみた!
さて、ここからはみなさんお待ちかねの実験パートです。今回は以下3つのユースケースについて、実際にChatGPTを使ってマインドマップを作ってみます。
- ブレーンストーミング
- プレゼン資料作成
- 文字起こしの要約
それではブレーンストーミングから、ChatGPT×マインドマップの威力をみていきましょう!
マインドマップによるブレーンストーミング
「ChatGPTとの壁打ち」も「マインドマップ」も、ブレーンストーミングではしばしば用いられる手段になります。これら2つを組み合わせてみると最強のアイデアが生まれるはず……ということで以下、実際に試してきましょう!
今回は、ChatGPTに下記のプロンプトを渡して、子供向けの出し物を考えてもらいます。よくありそうなユースケースですね。
あなたは最強最高の小学校教師です。「生成AIチャットを使った子供向けの出し物」について全力でブレーンストーミングをしてください。なお、ブレーンストーミングの内容については、Mermaid記法のルールに則ってマインドマップに情報をまとめてコードを返してください。
上記を入力後、ChatGPTに「出し物の種類を絞ってアイデアを煮詰めて」と命令すると……
やり取りの過程
詳しい過程は省きますが、Mermaid記法のマインドマップが返ってきます。あとは、コピーしたコードをエディタに貼り付けて……
マインドマップの完成!「即興ストーリーテリング」を中心に、いい感じのアイデアが集まっています。
これなら、ブレーンストーミングの発案と検証が捗るはず。一人でも大量のアイデアを集めて精査できますのでぜひぜひ、お試しください!
プレゼン用のマインドマップ作成
続いては、プレゼン資料に挿入するマインドマップもChatGPTに生成してもらいます。今度は以下のプロンプトとフォント「Dela Gothic One」のttfファイルをChatGPTに渡して、Advanced Data Analysisでマインドマップを作ってみましょう!
「生成AIの種類と用途」について、**Advanced Data Analysis**を起動してマインドマップに結果を視覚化しながら**日本語**で情報をまとめてください。出力時は付属のttfファイルを丁寧に読み込んで、タイトルとブランチの文字化けをなくすこと。
プロンプト&ファイルを送信後、マインドマップへのフォントの反映と要素の削除を行なって……
やり取りの過程
マインドマップが完成しました。それでは、完成品をどうぞ!
ブランチの重なりは気になりますが、フォントが反映された状態でマインドマップが返ってきています。もう少し要素を減らせば、プレゼン用の資料にも使えるかもしれませんね。
文字起こしをマインドマップ化
最後に、会議でのメモ取りを想定して、文字起こしのマインドマップ化を試してみます。今回は……
こちら、GPT-4o紹介動画の文字起こしを下記プロンプトの最下部に挿入してChatGPTに入力してみます。
以下の文字起こしについて、内容を和訳した上で、Mermaid記法のルールに則ってマインドマップに情報をまとめてコードを返してください。
#文字起こし
それでは、こちらを渡した際のChatGPTの回答をご覧あれ!
以上のとおり、ChatGPTはGPT-4o紹介動画の文字起こしを要約&和訳した状態で、Mermaid記法のマインドマップにまとめてくれています。かなり簡潔になりましたね。
ただ、「優先事項」それから「言語と安全性」の項目はやや蛇足ぎみ。ということで、「新機能」「応用事例」「展望」だけに絞ったマインドマップをChatGPTに作ってもらいましょう!
このように、コンパクトになったマインドマップが返ってきました。ですが、まだまだ長文の部分が冗長です。
ということで、「末端の要素を体言止めにして」とChatGPTに命令してみます。すると……
かなり簡潔なマインドマップが完成しました。すかさず「コードをコピーする」を選択します。
あとはコピーしたものをエディタに貼り付けて、末端の要素の「-」を削除すれば……
文字起こしのマインドマップの完成です!無理やり体言止めにしている感は否めませんが、元の動画が30分近くあることを考慮すると、それなりに見やすいマインドマップになっていますね。
ChatGPT×マインドマップなら、長丁場の会議でも要点を見失わずに要約できるかも。みなさんもぜひ、明日からお試しください!
なお、ChatGPTでのMermaid記法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
ChatGPTのマインドマップを活用してみよう!
当記事では、ChatGPTでのマインドマップ作成について、そのメリットや方法をご紹介しました。ChatGPTでマインドマップを作成するメリットとしては、
- アイデア出し・整理の自動化を実現
- マインドマップの編集が容易
- 幅広いシーンで活用可
- ブレーンストーミング:壁打ちからアイデアの整理までを完全自動化
- プレゼン資料作成:好みの書式やフォントでわかりやすいマインドマップを生成可
- 会議のメモ取り:文字起こしツールとの組み合わせで会議内容の要約を効率化
- タスク管理:雑多なタスクの分類・優先順位付けが可能
- 自主学習・リスキリング:長文をマインドマップにまとめて、わかりやすさ・記憶への定着率UP
以上のとおり。ChatGPT×マインドマップは、ビジネスや学業で活躍してくれそうな予感がします。
ちなみに、ChatGPTでのマインドマップの作り方は、コードを使う方法 / Advanced Data Analysisを使う方法 / GPTsに任せる方法の3種類があります。どれも比較的簡単に試せますので、みなさんもぜひぜひ、ChatGPTにマインドマップを生成させてみてくださいね!
最後に
いかがだったでしょうか?
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