【2023年最新版】OpenAI・マイクロソフトとパートナーシップ提携している日本企業一覧
2023年1月23日、OpenAIはマイクロソフトから数十億ドルの投資を受け、長期的なパートナーシップを結ぶことを発表しました。
また、マイクロソフトだけでなく、OpenAIはベイン・アンド・カンパニーやSalesforceなど名だたる大企業とのパートナーシップを発表しています。
マイクロソフトもMetaとパートナーシップを結んでおり、先日発表したLlama2はPaasやIaasを提供するAzure上でいち早く提供されました。
それでは、日本企業はどうでしょうか?
今回の記事では、OpenAIとOpenAIとマイクロソフトとAIに関するパートナーシップを結んでいる企業を紹介します。
そもそもパートナーシップを結ぶメリットとは?
OpenAIとマイクロソフトは大企業とパートナーシップを結んでいますが、そのメリットはなんでしょうか?
パートナーシップを結ぶメリットはいくつかあります。
自社商品の精度の向上
実際のサービスにAIを適用することで、言語モデルなどの自社商品の精度の向上が見込めます。パートナーシップを結べば、提携先の顧客データや利用環境でAIを学習させられるので、プロダクトの精度が上がります。
知名度の向上
大手企業とパートナーになることで、自社のサービスを知ってもらえるだけでなく、自社のブランド力と知名度が高まります。
例えば、OpenAIであれば、AI業界であれば広く知られていますが、コンサル業界ではまだまだだったかもしれません。しかし、コンサル業界最大手であるベイン・アンド・カンパニーとのパートナーシップを発表することで、広く名前が知られるようになったはずです。
ビジネスとしての成長
パートナーシップを結ぶことで、異業種の情報を収集することができます。特にAIにおいては、大量の幅広いデータを集めることが製品の精度の向上につながるため、大きなメリットがあります。また、提携料収入があることもメリットの一つでしょう。
このように、パートナーシップを結ぶことで、様々なシナジー効果が生まれます。OpenAIやマイクロソフトにとって提携戦略は大きなメリットがあるといえます。
OpenAIとパートナーシップを結んでいる企業
現在、OpenAIとパートナーシップを結んでいる日本企業は、楽天です。
楽天
2023年8月2日、楽天グループはOpenAIと提携することを発表しました。それにより、ChatGPTをはじめとするOpenAIの言語モデルを楽天のサービスに導入していきます。
楽天は自社のECサイトや金融サービス、飲食店舗など、多岐にわたるサービスにAIを活用できるようになります。例えばECサイトの商品レコメンドやカスタマーサポートの自動化、金融サービスでの顧客対応の効率化などが期待できます。
またOpenAIにとっても、実際のサービスへの導入を通じて言語モデルの精度向上が図れる良い機会となるでしょう。楽天の多様なサービスとOpenAIの最新AIが融合することで、ユーザー体験の改善につながることが期待されています。
マイクロソフトとパートナーシップを結んでいる企業
現在、マイクロソフトとAIのパートナーシップを結んでいる企業は、ソフトバンクグループと電通グループです。
ソフトバンクグループ
2023年8月2日、ソフトバンクグループとマイクロソフトはクラウドサービスや生成AI(人工知能)領域を中心とした戦略的提携を結ぶことを発表しました。
この提携内容は以下の通りになります。
- 生成AI領域を中心としたソリューションパッケージを業種別に拡充・提供
ソフトバンクグループとマイクロソフトは、相互にクラウドサービスと5Gネットワークの提案・導入を支援し、両社の顧客基盤を活用して販売拡大を図る。
- 生成AI領域を中心としたソリューションパッケージを業種別に拡充・提供
生成AIを中心としたソリューションパッケージを業種別に拡充し、既存ソリューションとの組み合わせも検討。ソフトバンクグループのAIチャットのノウハウも活用。
- IT環境の総合コンサルティングを共同実施
両社の実績を生かしIT・DXのコンサルティングを共同実施。生成AI時代のデータ利活用コンサルも提供。
- ネットワークサービスの連携により、快適な利用環境を実現
ソフトバンクグループのネットワークサービスとAzureの連携により、クラウドサービスの快適な利用環境を実現。
ソフトバンクグループの創設者である孫正義氏は、8カ月間で630件のAI関連の発明をするほどAIに可能性を見出しており、今回のマイクロソフトとの提携によってソフトバンクグループが更にAI業界において存在感を発揮していくことが見込まれます。
電通グループ
電通グループは7月26日、マイクロソフトと提携拡大をすることを発表しました。これにより、電通グループはマイクロソフトが提供する、Azure OpenAIテクノロジーへのアクセスができるようになりました。
この提携拡大により、電通グループは顧客体験マネジメント領域での事業成長と効率性を向上させるための2つのAIソリューション、「Merkle GenCX」と「AI Playground LATAM」を開発。
これらのソリューションは、生成AIを活用して顧客体験を強化するもので、特に「AI Playground LATAM」は地域の特性に合わせたソリューションを提供します。
また、Azure OpenAIは業務の効率化や新しいソリューションの開発をサポートし、今後電通グループがAIを活用したビジネスを行なっていくことが期待されます。
なお、Azure OpenAIについて知りたい方はこちらをご覧ください。
→Azure OpenAI Serviceとは?メリット、料金体系、モデル、セキュリティについて解説
OpenAIとMicorosoftがパートナーシップを結んでいる日本企業
現在、OpenAIとパートナーシップを結んでいるのは、楽天。
マイクロソフトとAI関係のパートナーシップを結んでいるのは、ソフトバンクグループと電通グループです。
まだまだ、日本企業のパートナーシップ数は少ないですが、今後増えていくでしょう。
日本は、OpenAIの初の国外拠点として候補に上がっている国です。AI時代に日本がどのように活躍していくのか、楽しみです。
最後に
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