ChatGPTに新機能「Canvas」追加、編集を容易に
OpenAIは、同社のAIチャットボット「ChatGPT」に新機能「Canvas」を追加したことを発表しました。この機能により、ユーザーはチャットボットの生成したテキストを直接編集し、一部のみを修正することが可能になります。Canvasは、通常のチャットウィンドウとは異なり、サイドバイサイドでチャットの出力を表示しながら、編集や変更ができるインターフェースを提供します。
この新機能は、OpenAIの最新のGPT-4oモデルをベースにしており、ユーザーが再度プロンプトを入力しなくても、右側のパネルで修正を行うことができる点が特徴です。ユーザーはテキストの一部をハイライトすることで、修正箇所を指定し、短くしたり、内容を変更したりすることができます。特に、ライティングやコーディングといった用途での利便性向上が期待されています。
Canvasは、まずChatGPT PlusとTeamsユーザーに提供され、近いうちにEnterpriseや教育向けプランのユーザーにも展開される予定です。将来的にはすべてのChatGPTユーザーが利用可能となります。
この発表は、2024年6月にライバルAI企業のAnthropicが「Claude」に追加した「Artifacts」という機能への対抗とも見られています。ClaudeのArtifactsも、コードやテキストの編集機能を強化するインターフェースを提供しており、双方の競争が加速することが予想されます。
OpenAIは、Canvasを通じて、ユーザーがより効率的に作業を進められるよう支援することを目指しています。この動きは、協力作業が増える職場環境において、AIを活用した効率的な業務フローの実現を意図しているといいます。
参考記事:OpenAI
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