【WebPilot】最新の情報を取得できるChatGPTプラグイン!悪用厳禁な使い方10選

今回は、ChatGPTでインターネットの情報を取得できるWebPilotプラグインについて紹介します!
また、WebPilotがどれほど優れているのかを測るために、似た機能を持つ「Link Reader」と「Brosing with Bing」の2つのプラグインとも比較します。※1
3つとも、インターネット上から情報を取得できるという同じ機能を持っていますが、WebPilotは他の2つのプラグインと比べてどのような違いがあるんでしょうか?
ぜひ、最後まで記事をご覧ください!
※1 2023年7月4日からBrowsing with Bingは一時提供を停止しています。

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利用するプラグインの概要
今回はWebPilotと、その比較対象であるBrowsing with BingとLink Readerを紹介します。
どのプラグインもインターネット情報を取得できるようになるプラグインです。
元々、ChatGPTが最新情報を扱えなかったのは、2021年9月までの情報しか持ってなかったためです。プラグインを使えばこれが解消されるので、リサーチなどでChatGPTが大いに活躍してくれることでしょう。
3つのプラグインとも似たような機能を持っていますが、WebPilotプラグインとLink Readerプラグインは他プラグインと組み合わせることができます。
機能 | WebPilotプラグイン | Browsing with Bing | Link Readerプラグイン |
---|---|---|---|
Webから最新情報の取得 | 〇 | 〇 | 〇 |
Web記事の要約 | 〇 | 〇 | 〇 |
URL先を元に質問の回答 | 〇 | 〇 | 〇 |
他プラグインと組み合わせ | 〇 | × | 〇 |
なお、ChatGPTのプラグインについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【ChatGPTのおすすめプラグイン一覧】猛者達が選んだ最強プラグインの使い方39選
プラグインの利用手順
前提として、どのプラグインも月額20ドル支払うChatGPT Plusユーザーである必要があります。またChatGPTプラグインとは?という方は下記の記事を参考にしてください!
では、導入方法を解説していきます。
WebPilotプラグインの利用手順
導入手順は下記の「ChatGPTプラグインを使うまでの手順」を参考にして下さい。

ChatGPTプラグインを有効にしたら、プラグインストアから「WebPilot」をインストールします。
プラグインのインストールが完了すると、以下のようにプラグインが選択できます。
「WebPilot」を選択して下さい。
以上でプラグインの導入は完了です。
Link Readerプラグインの利用手順
基本的には、上記の「WebPilotプラグインの利用手順」と同様になります。
プラグインストアから「Link Reader」をインストールします。
プラグインのインストールが完了すると、以下のようにプラグインが選択できます。
「Link Reader」を選択して下さい。
以上でプラグインの導入は完了です。
Browsing with Bingの利用手順
Browsing with Bingを導入する手順は簡単です。
設定画面からWeb Browsing機能を有効にするだけ。
ChatGPTにアクセスして、画面左下の「…」をクリック
設定画面に遷移するので「Beta features」の中のWeb Browsing機能を有効に。
有効にしたら、以下のように「Browsing with Bing」が表示されるので選択すれば完了です。
とても簡単ですね!

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WebPilotとその他のプラグインの比較
WebPilotプラグインと、Link Readerプラグイン、Browsing with Bingを比較してみました。
- Webから最新情報の取得
- Web記事の要約
- URL先の情報から質問の回答
それでは、実際にプロンプトを入力し確認していきましょう!
1.Webから最新情報の取得
最初に、2023年7月31日の国内ニュースを聞いてみました。
プロンプトはこちらです。
本日の日本国内の主要なニュースを教えて下さい。
結果として、WebPilotとLink Readerの双方のプラグインで最新ニュースを教えてくれました。
Browsing with Bingは2023年7月4日から現在まで利用できないので、更新前(2023年6月1日)の内容になっています。WebPilotとBrowsing with BingはNHKの情報を引用してくれました。Link ReaderでYahoo!ニュースとNHKの内容の情報を引用してくれました。ただ、どれを使っても情報の正確さは確保されています。
実際のキャプチャは以下です!
WebPilotプラグイン
Browsing with Bing
Link Readerプラグイン
2.Web記事の要約
弊社コラム記事のURLを指定して、要約してみます。
Slack GPTとは?概要〜導入〜所感までを徹底解説! | 株式会社WEEL
プロンプトはこちらです。
下記のURLの記事の内容を要約して下さい。
{対象のURL}
どちらのプラグインも記事の要約はしてくれましたが、以下のように構成に違いがありました。
WebPilotプラグイン
- Slackで利用できるAIサービスの紹介
- AIサービスの機能
- 導入方法
- 著者への評価
Browsing with Bing
- AIサービスの機能
- 導入方法
Link Readerプラグイン
- Slackで利用できるAIサービスの紹介
- AIサービスの機能
- 導入方法
- 著者への評価
要約するときは、よくまとまっているWebPilotかLink Readerプラグインがベターかなと。Browsing with Bingでは、内容を端折りすぎて誤解する可能性がありますね。
実際の回答結果はこちらです。
WebPilotプラグイン
Browsing with Bing
Link Readerプラグイン
3.URL先の情報から質問の回答
最後にリンク先の内容を理解した上で回答できるのか試してみます。
引き続き、弊社のコラム記事を読み込ませ、質問します!

プロンプトは2回に分けております。
まず、こちらのプロンプトでは、ページの内容を理解させています。
#プロンプト1
以下のURLの内容を読み込んでください。
{対象URL}
その後、ページに書かれていることについて、質問しています。
#プロンプト2
Claudeの利用イメージを教えて下さい。
この質問に対する回答には、大きな差が出ました。
WebPilotプラグイン:正しい回答
Link Readerプラグイン:正しい回答
Browsing with Bing:見当違いな回答
記事の内容をもとに質問する場合は、WebPilotプラグインかLink Readerプラグインが良さそうですね。
Browsing with bingは、質問の意図を正しく読みとってくれていないように感じました。
実際のプロンプトはこちら↓です。
WebPilotプラグイン(プロンプト2)
Browsing with Bing(プロンプト2)
Link Readerプラグイン(プロンプト2)
検証した結果、全体的にWebpilotプラグインとLink Readerプラグインが優れていると感じました。以下のように、すべての項目で双方のプラグインが良好なパフォーマンスでした。
開発元 | Webpilotプラグイン | Browsing with Bing | Link Readerプラグイン |
---|---|---|---|
Webから最新情報の取得 | 〇 | 〇 | 〇 |
Web記事の要約 | 〇 | △(内容を端折りすぎる) | 〇 |
URL先を基に質問の回答 | 〇 | △(誤回答のする) | 〇 |
WebPilotと他のプラグインの組み合わせ事例5選
便利なWebPilotプラグインですが、他のプラグインと組み合わせることでさらに可能性が広がります!
市場調査から株式投資までWepPilotプラグインをもっと使える内容をご紹介!
見逃せない内容になっています!
【図解の活用事例】「WebPilot」と「Show Me Diagrams」で情報理解を次のレベルへ!
ChatGPTプラグインの「Show Me Diagrams」と「WebPilot」は、情報の理解を助ける強力なツールです。
「Show Me Diagrams」はMermaid記法でフローチャートやガントチャートなどを生成し、チャットの内容を図解で説明します。一方、「WebPilot」は指定したURLの情報をもとにチャットができ、最新情報を扱うことが可能です。
「WebPilot」と「Show Me Diagrams」の組み合わせで、Web情報を簡単に図解入りの解説にできます。
情報の理解がずっと、楽になりますね!

【セールスライティングの活用事例】商品情報からペルソナ像を判断し、シチュエーション別に記事を作成!
ChatGPTプラグインを活用し、商品情報からペルソナ像を推測し、それに基づいてシチュエーション別の記事を作成する方法の紹介です。
ChatGPT プラグイン「WebPilot」と「SEO.app」を使って商品URLやキーワードを調査し、ペルソナ像を出力。その後、ペルソナが商品の購入を検討するきっかけになるトリガージャンルを考え、それに基づいてSEOに強いタイトルと記事を作成します。
「WebPilot」と「SEO.app」の組み合わせで、商品情報からペルソナ像を抽出し、シチュエーション別の効果的な記事を作成できます。
ターゲットのニーズに合わせたコンテンツ作成が可能になれば、より効果的なマーケティングができそうです。

【データ分析の活用事例】ChatGPTで大谷翔平のホームランを可視化の可視化と予測
大谷翔平選手のホームランの勢いが止まらないですね!そんな大谷選手の活躍をAIで分析・予測した事例の紹介です。
「WebPilot」を使って日別のホームラン情報を取得し「Noteable」で、データの前処理と可視化!さらに予測までできます。ここまでの処理をなんとテキストの指示で行えます!
WebPilotとNoteableを用いて大谷翔平選手のホームランデータを取得し、前処理、可視化、そして予測までをテキスト指示で実現します。
目指せホームラン王!筆者も大谷選手を応援してます!

【動画制作の活用事例】自身のWebサイトのショート動画を生成!
「WebPilot」と「Visla」の組み合わせで、Webサイトから情報を抽出し、それを元にショート動画を作成することができます。
手順は次の2ステップ
- 「WebPilot」を使って特定のURLから情報を抽出
- その情報を元に「Visla」で動画を生成
ChatGPTプラグインの組み合わせで動画制作の専門知識がなくても、誰でも簡単に動画を作成できるようになります。
「WebPilot」と「Visla」を組み合わせることで、Webサイトから情報を抽出し、それを基に誰でも簡単にショート動画を作成できるようになります。
あなたのビジネスの商品やサービスを視覚的に伝えるチャンスです!

【投資の活用事例】ChatGPTプラグインで株価分析!
ChatGPTプラグインを使って株価分析を行う方法を試してみました。使用したプラグインは「WebPilot」、「Statis Fund Finance」、「Boolio」の3つです。これらを使って、投資目標、投資期間、リスク許容度、ティッカー(株式コード)を入力し、それに基づいて情報を収集し、評価を行えます。
「WebPilot」、「Statis Fund Finance」、「Boolio」の組み合わせで株価分析を効率的に実行することができます。
誰でも、AIを使って株価分析を行える時代です!

まとめ
今回は、WebPilotと似た機能を持つLink Reader、Brosing with Bingを比較しました。
検証結果としては、以下のようになり、WebPilotとLink Readerが同じくらい優れたパフォーマンスを持っているとなりました。
開発元 | Webpilotプラグイン | Browsing with Bing | Link Readerプラグイン |
---|---|---|---|
Webから最新情報の取得 | 〇 | 〇 | 〇 |
Web記事の要約 | 〇 | △(内容を端折りすぎる) | 〇 |
URL先を基に質問の回答 | 〇 | △(誤回答のする) | 〇 |
また、WebPilotはその他のプラグインと組み合わせて利用することができます。
Show Me Diagramsというプラグインと組み合わせると、検索した内容を図式できるようになったり、Vislaプラグインと組み合わせるとショート動画を作成することができます。

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