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【CSM AI】AIを使った3D画像生成!数分で高精度の3Dモデルを作成できるAIを使ってみた

CSM AI 3D画像生成

メディア事業部LLMリサーチャーのゆうやです。

Common Sense Machines(CSM)は、これまで不可能とされていた1枚の画像から3Dモデルを生成することを可能にした最新AIプラットフォームです。

これまで、3Dモデルの作成は、専門スキルを持った専門家が長い時間をかける必要がありましたが、CMSはその問題を解決し、誰でも1枚の画像を用意すれば数分で3Dモデルを作成できます。

CSMは、継続的にアップデートされており、日々生成モデルの品質は向上しています。

将来的には、CSMを使って映画「スター・ウォーズ」に登場する宇宙船やキャラクターの3Dモデルを簡単に作れるようになるかもしれませんね!

今回は、CSMの概要や使ってみた感想をお伝えします。

是非最後までご覧ください!

なお弊社では、生成AIツール開発についての無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。

目次

CSMの概要

Common Sense Machines(CSM)は、これまで不可能とされていた1枚の画像から3Dモデルを生成することを可能にした最新の3Dモデル生成AIです。

これまで、3Dモデルの作成は、専門スキルを持った専門家が長い時間をかける必要がありましたが、CMSはその問題を解決し、誰でも1枚の画像を用意すれば数分で3Dモデルを作成できます。

ただ、CSMのほかにも一枚の画像から3Dモデルを生成するAIモデルはいくつか出てきていて、代表的なものとしてOpenAIのShap-Eなどがあります。

これらとCSMの違いは、継続的なアップデートによる品質の向上です。

CSMは、2023年11月22日にアップデートがあり、最新のVersion 1.3モデルがリリースされ、さらに高品質な3Dモデリングが可能になりました。

従来のモデルと最新モデルの比較動画です。

従来のモデルでもかなり高品質な3Dモデルが生成されていますが、テクスチャの再現度が悪く、今回のアップデートではそこが改善され、入力画像通りのテクスチャを再現できるようになりました。

ですが、このVersion 1.3モデルを使用するには有料プランに加入する必要があり、無料プランでは使用できないのが難点です。

CSMのプランはいくつかあり、それぞれのプランで使用できるリソースが違うので、CSMの料金体系について説明します。

CSMの料金体系

CSMの料金体系は以下のようになっています。

スクロールできます
TinkerMakerCreative prostudio&Enterprise
料金$0/月$20/月$60/月相談
機能・無制限のターボプレビューモデルを使用可能
・遅い公開サーバー
・ベースライン3Dモデル品質
・Image to 3D
・GPUの空き状況に応じてキューに入れられる
・3Dモデルの公開(CC by 4.0)
・APIトライアル
・100クレジット/月 (無制限のターボプレビューモデルとターボHDモデル20個分)
・高速専用サーバー
・プロ3Dモデル品質
・Image to 3D & Video to 3D
・バッチアップロードと同時処理
・3Dモデルの公開 (CC by 4.0)
・APIアクセス
・400クレジット/月 (無制限のターボプレビューモデルとターボHDモデル80個分)
・高速専用サーバー
・プロ3Dモデル品質
・Image to 3D & Video to 3D
・バッチアップロードと同時処理
・3Dモデルはプライベート所有
・APIアクセス
相談

無料プランでもVersion 1.2 Turboというモデルを無制限で使用できますが、速度が遅く、APIでの利用もトライアルとしてしか利用できません。

最新のモデルで高速生成がしたい方は、Makerプランが一番コスパが良いプランだと思います。

ここからは、CSMの使い方を解説していきます。

なお、動画を3Dモデリングできる無料AIツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【4DGaussians】わずか20分で通常動画を3D動画に変換できるAI

CSMの使い方

今回は、CSMが公開しているCubeというアプリケーションで3Dモデルを生成していきます。

まず以下のリンクにアクセスします。

CSM 3D Viewer

すると以下のような画面になります。

この画面で、他のユーザーが生成した3Dモデルを見たりダウンロードできます。

自分で使用するには、まず右上のRegisterをクリックして料金プランの選択をします。

先ほどご紹介した各プランの説明と選択ボタンが表示されるので、任意のプランを選択してください。

今回は、Tinkererプランで進めていきます。

プランを選択すると、アカウント作成を求められるので任意の方法でアカウントを作成してログインしてください。

ログインすると以下のような画面になります。

ここまでくればあとは、Ganerate 3D Modelをクリックして画像を入力することで3Dモデル生成を開始してくれます。

それでは早速使っていきましょう!

CSMを実際に使ってみた

以下の画像を入力します。

画像を入力すると、まずはInitial Viewsを作成してくれます。

次にこれをもとに、Preview Modelというまだ品質の低いモデルを生成します。

Preview Modelが生成されると、最後にRefine Modelというさらに品質を向上させたを生成してくれます。

Refine Modelの生成完了まで、10分ほどかかりましたが、以下の3Dモデルを生成してくれました。

正直、品質が良いとは言えませんが、一枚の画像から生成された3Dモデルと考えれば普通にすごいですね!

無事に3Dモデルを生成できることが確認できたので、ここからはOpenAIのShap-Eと生成モデルの品質や生成時間を比較していきます。

CSMとShap-Eを比較してみた!

この手のモデルは、平面的な画像は苦手で、反対に立体的な画像は得意な傾向にあるので、それぞれの画像を入力して、品質や生成時間の比較を行います。

平面的な画像

以下の画像を入力します。

平面的な画像の中でも特に絵の画像は3D化するのが難しいようなので、これで比較します。

CSM

Shap-E

この結果を比較すると、まず品質についてはCSMの方が大幅に高いことが分かります。

平面的な画像で、情報が少ないにも関わらず、正確に3Dモデルを生成してくれています。

一方のShap-Eは、意味不明な形状の3Dモデルを生成しました。

ロールケーキみたいな形状で、とても品質の高いモデルとはいえません。

次に生成時間についてですが、CSMは15分ほどかかったのに対して、Shap-Eは15秒ほどとかなりの差があります。

ただ、CSMは速度の遅い公開サーバー上で生成され、意図的に生成速度を遅くされているところがあるので、有料プランにして専用サーバーで生成できるようになれば、生成時間は大幅に速くなるでしょう。

Shap-Eは、とても速い生成時間ですが、品質が悪いため、生成時間の速さはほとんど意味がありません

この検証では、CSMがShap-Eを大幅に上回る結果になりました。

立体的な画像

以下の画像を入力します。

この画像なら比較的3Dモデリングが容易そうですね。

結果はこのようになりました。

CSM

Shap-E

こちらも生成されたモデルの品質から比較すると、こちらもCSMの方が高品質のモデルを生成してくれました。

平面的な画像のものより高品質なモデルが生成されており、気のせいかもしれませんが、元の画像にはない顔の部分も表現されているように感じます。

Shap-Eも、平面的な画像よりも品質は向上していますが、下の台が異常に長かったり、持っている棒が遠くに浮いていたりと、決して高品質とは言えません。

生成時間については、平面的な画像の時とほぼ同じで、Shap-Eの方が大幅に速いですが、品質の差は縮まっており、やはり立体的な画像の方が得意なようですね。

検証の結果、CSEは無料プランで使えるモデルでも、時間はかかりますがShap-Eと比べて大幅に品質の高い3Dモデルを生成できることが分かりました。

有料プランを使用すれば、さらに高品質の3Dモデルを高速で生成できるので、間違いなくimage to 3DのAIツールの中では最高の性能を有していると言えるでしょう。

なお、その他の3DモデリングAIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【DreamGaussian】必要なのは1枚の画像、1分で3D画像を作る画像生成AI

まとめ

Common Sense Machines(CSM)は、これまで不可能とされていた1枚の画像から3Dモデルを生成することを可能にした最新の3Dモデル生成AIです。

これまで、3Dモデルの作成は、専門スキルを持った専門家が長い時間をかける必要がありましたが、CMSはその問題を解決し、誰でも1枚の画像を用意すれば数分で3Dモデルを作成できます。

OpenAIのShap-Eと比較した結果、生成に時間はかかりますが、大幅に高い品質の3Dモデルを生成でき、間違いなくimage to 3DのAIツールの中では最高クラスの性能を有していることが分かりました。

CSEは、継続的にアップデートされており、将来的には誰でもスター・ウォーズのような3Dモデリングを多用する映画をつくれるようになるかもしれませんね!

サービス紹介資料

生成系AIの業務活用なら!

・生成系AIを活用したPoC開発

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最後に

いかがだったでしょうか?

弊社では

・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
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まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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投稿者

  • ゆうや

    ロボット工学専攻。 大学時代は、対話ロボットのための画像キャプションの自動生成について研究。 趣味は、サウナとドライブ。

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