Figma、次世代プラットフォームでAIツールを強化
フィグマは年次のConfigカンファレンスで、プラットフォームを再定義する大規模なUI再設計を発表しました。
- フィグマがUIを大規模に再設計。
- AIツールでデザイン効率を向上。
- プレゼン作成機能「Figma Slides」発表。
この再設計には、新しいツールバー、丸みを帯びたコーナー、200種類の新しいアイコンが含まれ、次の10年を見据えた変更です。
フィグマは、ユーザーインターフェースの簡素化とユーザーコンテンツの強調を目指しています。
目玉となるのは、プロジェクト作成の効率を高めるための生成AIツールです。
これにより、アプリやウェブデザインのモックアップを自動化し、迅速なプロトタイピングが可能になります。
また、インテリジェントなアセット検索や自動生成されたテキスト配置など、ワークフローを効率化するAI強化機能も導入され、これらの機能は、ユーザーがより迅速にデザインを反復できるよう支援します。
フィグマは、AIツールを限定ベータフェーズで提供し、興味のあるユーザーが年末まで無料で試すことができますが、使用制限がある可能性があり、正式リリース時には価格設定が明示される予定です。
また、プライバシー保護の観点から、フィグマのCTOであるクリス・ラスムッセン氏は、AIモデルがサードパーティのモデルを使用してトレーニングされていることを強調しました。
管理者は、AIが顧客コンテンツを使用してトレーニングできるかどうかを制御する機能を導入予定です。
さらに、フィグマは「Figma Slides」という新機能を発表しました。
プレゼンテーション作成を簡素化するこの機能は、オープンベータに入りインタラクティブな要素やリアルタイムのデザイン調整を備えたデッキ作成を可能にします。
フィグマのこれらの革新は、Adobeの買収提案解消後の戦略的な動きであり、AI統合とユーザー中心のデザイン強化により、デジタルコラボレーションツールの市場でリーダーシップを確立する意図が伺えます。
参考記事:Figma
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