企業向けAIプラットフォームDustが1600万ドル調達
フランスのスタートアップDustが、Sequoia Capital主導のシリーズA資金調達ラウンドで1600万ドルを調達しました。
- DustがシリーズAで1600万ドル調達
- 企業向けカスタムAIアシスタントを提供
- 大手企業に導入され効率向上
Dustは企業向けのAIアシスタントプラットフォームを提供しており、企業が内部データシステムと統合されたカスタムAIアシスタントを開発できるようにし、チームの運用効率を向上させます。
Dustの特徴は、NotionやGoogle Drive、Intercom、Slackなどの企業固有のデータソースとの深い統合です。
各チームのニーズに応じた複数のAIアシスタントを提案し、サポートチーム向けには@supportExpert、人事部門向けにはポリシー問い合わせや職務記述書作成の自動化、エンジニアリングチーム向けにはデータベースクエリを効率化する@SQLbuddyなどがあります。
営業チームはCRMデータを活用してカスタマイズされたメールを生成し、顧客エンゲージメントを強化します。
また、API統合を通じてさまざまなワークフローにAIアシスタントを組み込むことが可能です。
現在、Watershed、Alan、Qonto、Pennylane、PayFitなどの大手テクノロジー企業がDustを導入しており、年間100万ドルの定期収益を生み出しています。
Qontoでは1600人のうち75%がDustを利用し、Alanでは80%が毎週使用しており、Pennylaneでは86のカスタムアシスタントを展開しています。
この資金調達には、既存の支援者であるXYZ、GG1、Connect Ventures、Seedcamp、Motier Venturesも参加しており、Dustは、OpenAIやGoogleなどのAIモデルを選択する柔軟性を提供し、さまざまな組織のニーズに対応。
Dustは、企業のワークフローにAIをシームレスに統合することに注力し、生産性と運用効率を向上させるためのAIアシスタントの導入において、企業向けAI市場でのリーダーシップを確立しています。
参考記事:Dust
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