ChatGPTの最強Chrome拡張『Sider』導入から使い方まで徹底解説!

今回は、Chromeの拡張機能でChatGPTが使えるようになるSiderをご紹介します!

こちらの拡張機能はブラウザ上でどのページを開いてもChatGPTが使えるようになる便利なツールです。

そのため、ブラウザを開いている時は常にChatGPTが手の届くところにあるため、従来のようにAPIkeyを取得するなど、面倒なログインプロセスや手間を省略できます。

本記事では、導入方法・概要・機能など拡張機能の導入からSiderの使い方までわかるよう分かりやすくまとめています。また、お時間がない方は、目次からまとめをクリック!ぱっと概要を理解できるようにしています!ぜひ、最後までご覧ください。

目次

Sider(ChatGPT Sidebar)とは?

Siderは、ChatGPTがブラウザ上でどこでも使えるようになるChromeの拡張機能です。その活用性の広さから、「2023年のお気に入りChrome拡張機能」のトップ12の1つにSiderが選ばれているほど満足度が高い機能になります!※1

アプリ版もあるのですが、今回ご紹介するブラウザ版とは全く違う機能なので、機会があれば別の記事で解説します!

Siderは、Chromeベースのどのブラウザでも使用可能です。

今まではOpenAIにアクセスしてChatGPTを開き、アカウントにログインする面倒なプロセスを踏んでいたと思いますが、Siderをインストールすることでなくなります。それでは、弊社で全社員が使っている便利ツールSiderの導入方法を確認していきましょう!

Siderの導入方法

拡張機能の導入は従来の手間と比べると非常に簡単です。導入は5つの手順からなります。1つずつ確認していきましょう!

手順1:拡張機能をインストール

まず、以下のリンクから拡張機能を追加してください。

Sider – ChatGPT Sidebar with GPT-4

手順2:Siderをピンで固定

ダウンロードできたら画面の指示に従ってSiderをピンで固定してください。

手順3:Googleアカウントでサインイン

違うデバイスでも使えるようにするために、Googleアカウントでログインします。もし、OpenAIアカウントで使用したい場合は、同じメールアドレスのアカウントでサインインしてください。

OpenAIアカウントを使用しない方は、手順5まで飛んでください。

手順4:APIキーを入力

OpenAIで取得したAPIキーを「OpenAI API Key」のところに入力してください。

APIKeyの取得方法についてはこちらを参考にしてください。

手順5:Siderを呼び出し、質問してみる

ここまで完了したら、あとは使うだけです。

使い方としては、「Command/Control+P」or「画面の右下に出ている脳マーク」で呼び出して、聞きたい質問を投げかけてください。次の章で、料金体系や機能を詳しく紹介します!

Siderの料金体系

Siderの料金体系は以下の3つがあります。

  1. 無料で使う
  2. アップグレードして有料で使う
  3. OpenAIの従量課金プランを契約して使う

1. 無料で使う

Siderは拡張機能をインストールすれば、そのまま無料で使用できます。ただし、1日30回の質問までという制限がある点に注意です。

そのため、ライトユーザーの方は無料枠プランがおすすめです。

参考:https://sider.ai/ja/pricing

2. アップグレードして有料で使う

もし1日30回以上使うのであれば、月額10ドルで月3000回まで質問ができる月額プランもあります。OpenAIアカウントを持っていないけど、Siderをたくさん使いたいという方はこちらが良いかもしれません。

ただし、3000回質問できるのはGPT3.5のみであり、GPT4を使うのであれば月20回までとなるためもっと使いたいという方は年契約で一括支払いするとGPT4が月40回まで使用可能になりお得です。

Siderの料金設定は以下の画像のようになっております。

【毎月プラン】

参考:https://sider.ai/ja/pricing

【毎年プラン】

参考:https://sider.ai/ja/pricing

【無制限プラン】

参考:https://sider.ai/ja/pricing

3. OpenAIの従量課金プランを契約

筆者が最もおすすめする使い方は、OpenAIの従量課金プランを契約してSiderを使うことです。使用した文字数に応じて課金される方式で、必要以上に料金を払う必要がないため、ヘビーユーザーでも月2〜3ドル以上払うことはないでしょう。

こちらはAPI Keyを入力することで使用できます。

合わせてChatGPT APIの使い方や料金体系について下記の記事をご活用ください。

Siderの機能

Siderで利用できる機能は「チャット」「聞く」「書く」という3つの主要機能があり、さらにサブ機能として「ChatPDF」「MicrosoftCopilot/Gemini(旧GoogleBard)」「YouTubeの要約」も提供されており、驚くほど多岐にわたります!

それぞれの機能について詳しく説明していきます!

チャット

「チャット」は、UIの違いくらいでほぼChatGPTの標準機能と同じです。

Siderでは「要約する」「文法」「説明」といったプロンプトがデフォルトで用意されており、文章をコピーして入力するだけでChatGPTからの解答が得られます。

また、これらのプロンプトは自身でカスタマイズすることも可能なため、よく利用するプロンプトがある場合は登録しておくとかなり便利です。

聞く

「聞く」は、現在開いているページやブラウザで選択した文章の要約や、わかりやすく説明してくれる機能になります。

以下がデフォルトの機能です。

  • カスタムプロンプト
  • 要約する
  • 類似ページ
  • 文法
  • 説明
  • コードの説明
  • リライト
  • 翻訳
  • 質疑応答
  • 管理(プロンプトの作成)

「聞く」の全機能を紹介すると膨大な量になってしまうので、今回はよく使っている「要約する」と「説明」の機能についてご紹介します。

1.要約するの使い方

「要約する」で、現在開いているページの文章を要約します。

使い方はとても簡単で、「要約する」プロンプトを選択して「送信」ボタンを押すだけで、開いているページをまとめることが可能です。

2.説明の使い方

説明」は、「この記事のこの部分だけ意味がわからない。」と思った場合に、その部分を選択するとわかりやすく説明をしてくれます。

▼選択した文章を説明している画像

「要約する」と「説明」だけご紹介しましたが、デフォルトの機能で足りない場合は「カスタムプロンプト」「管理」から新しいプロンプトを登録することも可能です。

作業している画面で手軽にGPTの機能を使えるので、作業がグッと効率的になります。

書く

「聞く」が文章の要約や翻訳の機能だったのに対し、「書く」は新しいものを創造するクリエイティブな作業をサポートしてくれます。

「書く」には「作曲する」「返事」の2つのカテゴリがあり、この2つの機能と使い方について1つずつ紹介します!

作曲する

与えられたお題に対して文章を書いたり、アイデアを出したりする機能です。「作曲する」はおそらく誤訳ですが、もともとはCompose(構成する)や執筆するといった意味でしょう。

「エッセイ」を選択すると、与えられたテーマでエッセイを書いてくれます。他にも、メールの文章の思案、アイデアのブレスト、ツイートの作成が可能です。文章のトーンや長さ、言語も選択できるため、使いこなせばSiderに多くの作業を任せることができます。

返事

「返事」は文字通り何かの返信を出してくれる機能です。

「返信したい元のテキスト」の欄に、クライアントからのメールを入力し、その下の枠にどのように返信してほしいかなどの要望を入れます。こちらも文章のトーンや長さ、言語が選択できるため、用途に合わせてカスタマイズできます。

ChatPDF

ChatPDFは、AIにPDFを読み込ませ、そのPDFの内容に特化したパーソナライズAIを作る機能です。

PDF文章の意味を要約したり、PDFの内容に質問をすると対話形式で回答してくれるため、何かを分析したい時や特定の話題に対する理解を深めたい時に使うのがおすすめです。

筆者は英語のPDFを読み込ませ、日本語で質問してみましたが翻訳に違和感はありませんでした。

これも非常に有用な機能ですね。

 MicrosoftCopilot・Gemini(旧GoogleBard)

Siderでは、ChatGPT以外の生成系AIのMicrosoftCopilotGemini(旧GoogleBard)も使うことができます。

プロンプトなどの機能は提供されていませんが、単純な質問をするだけであればGPTで使った時のように返してくれます。

なお、ChatGPT・MicrosoftCopilot・Gemini(旧GoogleBard)の違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

YouTubeの要約

最後にご紹介するのはYouTubeの要約機能です。この機能を利用するにはSiderへの課金が必要ですが、かなり便利なので使ってほしい機能です!

使い方も簡単で、ブラウザでYouTubeの動画を開くと右上にSiderのアイコンが表示されるので、アイコンの横にある「要約する」というボタンをクリックしてみてください。

すると、約10秒で動画の内容が簡潔に要約され、重要なポイントに関するシーンを自動的に抜き出してくれる機能もあります。

これまでは動画を2倍速で再生していましたが、この機能があれば動画を再生せずに内容を把握できるため、時間の効率化に非常に役立ちます。

Siderを実際に使ってみた感想

それでは、実際にSiderの機能をChromeに取り入れて使い方を確認してみましょう!まずはサイトにアクセスして「Chromeに追加」を押すとこのような画面が出てきました。

ログインしてみると、このように画面に表示されます。画面右上の拡張機能ボタンを押していつでも使えるようにしておくと便利ですね!

早速、何か質問してみましょう。

するとChatGPTがすぐに返答しました。

このように常に画面右横にSiderがサポートしてくれるので、わざわざアプリを開く手間がなくいつでもChatGPTの機能を利用できるのは助かりますね。

みなさんにもぜひ、活用してみることをオススメします!

siderで実現!GPTを活用した拡張機能でブラウジングを更に快適に

今回は、Chromeの拡張機能でブラウザ上のどこでも利用できるSiderについて紹介しました。
Siderは、以下のリンクからダウンロードできます。
Sider – ChatGPT Sidebar with GPT-4

無料でも使えるため、ご自身の使用頻度によって無料プラン、有料プラン、ChatGPTの有料課金プランの中から最適なものを選びましょう。

また、Siderには「チャット」「聞く」「書く」というメインの機能と、サブ機能として「ChatPDF」「MicrosoftCopilotGemini(旧GoogleBard)」「YouTubeの要約」があります。

「チャット」は通常のChatGPTと同じような機能ですが、「聞く」は文章の意味を数秒で要約・翻訳をし、「書く」は新しいものを創造するクリエイティブな作業をサポートしてくれます。

サブ機能のChatPDFやYouTubeの要約もとても便利なので、ぜひ一度試してみてください。

サービス紹介資料

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のどちらかが良いと思います。

弊社では
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投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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