ChatGPT APIとは?利用方法や料金の確認方法、活用事例15選を紹介

今回の記事では、ChatGPT APIの概要から、使用方法、導入方法をわかりやすく解説し、具体的な活用事例まで紹介します!
ChatGPT APIを使用することで、既存のサービスとチャットを連携したり、自社サービスの機能を拡張したり、ChatGPTと連携した新たなサービスを提供したりすることが可能になります。
今すぐ業務に活用できる活用事例もまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい!
なお弊社では、ChatGPTの社内活用について1時間無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。
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ChatGPT APIとは
OpenAIは2023年3月1日に、同社のAIチャットボットサービス「ChatGPT」と音声認識サービスの「Whisper」のAPIを公開しました。
開発者はChatGPTが公開しているAPIを利用することで、アプリやサービスにChatGPTの機能を組み込むことが可能になります。
例えば、ChatGPTのAPIを利用することで以下のような機能を実装することが可能です。
- チャットボットの開発
- 情報検索
- 文書の生成
- プログラミングコード作成
- 文章の要約や添削
上記のように、ChatGPTのAPIを活用することで、ChatGPTの機能を外部のアプリやサービスでも使うことができるようになります。
ChatGPT APIの料金体系
ChatGPTのAPIの料金はトークンの量で変わります。
トークンとはGPTがテキストを理解するために内部的に使用する単位のことです。単語、文字、などChatGPTに入力するすべての情報がトークンとして数えられます。英語と日本語では、1トークンがどの程度のテキストを表現するかが異なりますので、注意してください。
入力した文章がどれほどのトークン数に値するかは、以下のtokenizerから確認できます。
ChatGPT API(gpt-3.5-turbo)は、1,000入力トークンあたり0.015ドル、1,000出力トークンあたり0.002ドルで利用できます。
また、ChatGPT APIにユーザー登録をすると、18ドル分のクレジットが付与されます。つまり、0.002ドル/1,000トークンに換算すると、900万トークンまでChatGPT APIを無料で利用可能です。このクレジットを使い切ると料金が発生しますので、気づいたらとんでもない請求が来ていたということにならないように、残りトークン数を確認すると良いでしょう。
残りトークン数は以下のリンクから確認できます。
なお、ChatGPTとZapierを連携する方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【ChatGPT×Zapier】SlackにChatGPTを連携!導入方法から具体例まで解説
ChatGPT APIを利用する際のトークン消費
ChatGPT APIを利用する際のトークン消費は、入力テキスト(プロンプト)と出力テキストの長さによって変動します。
例えば、「今日の天気は?」というプロンプトを送信した場合、それに対する短い回答「晴れです」であれば、おおよそ20〜30トークン程度消費されるでしょう。
一方で、「日本の歴史を詳しく教えて」といった長い回答が必要なプロンプトでは、100トークン以上消費される可能性が高くなります。
また、ChatGPT APIのトークン計算方法が英語と日本語で異なります。英語1単語や記号(カンマなど)がそれぞれ1トークンとして扱われます。
しかし、日本語ではひらがなが1文字で1トークン以上、漢字が1文字で2〜3トークンとしてカウントされることが多いです。そのため、日本語の使用ではトークンの消費が英語よりも多くなる可能性があります。
消費トークン数の確認方法として、APIリクエストの際に返ってくるusageフィールドに消費トークン数が表示されます。消費トークンは、テキストの長さが主な要因であり、APIのusageフィールドで具体的なトークン数を確認可能です。
この情報を考慮に入れ、APIの利用計画を効率的に立てましょう。
ChatGPT APIのできること
ChatGPT APIでは、ChatGPTができるほぼすべての機能を利用することができます。例えば、次のような機能を他のサービスやアプリに組み込むことが可能です。
メールなどの文章作成
ChatGPT APIを利用すると、外部のアプリで、ユーザーからのプロンプトに基づいたEメールの本文や報告書などを作成することができます。例えば、「取引先にプロジェクトの進行状況を報告するメールを作成してください」といった指示に対してChatGPTが文章を自動生成することが可能です。
情報検索
ChatGPTは2021年9月までの情報しか持っていないため、それ以降の最新のニュースや出来事については情報を提供できません。
しかし、ChatGPT APIを使用することで最新情報を元に回答することが可能になります。これにより、最新情報を効率的に取得することが可能になります。
チャットボットや会話型エージェントの開発
ChatGPT APIはチャットボットや会話型エージェントの開発も可能です。例えば、カスタマーサポートができるAIボットとして、ユーザーからの質問に対して回答を生成し、サポート効率を向上させることができます。
また、パーソナルアシスタントとして、日常的なタスクの支援や情報提供を行うこと、教育用ボットとして、複雑な概念の説明や問題解決の支援を行うことも可能です。

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ChatGPT APIとGPT-3 APIの違い
OpenAI社はChatGPT APIを提供する前にも、ChatGPTのベースになっている大規模言語モデル(Large Language Model)である、GPT-3のAPIを提供していました。
ChatGPT APIと今まで提供されていたOpenAI社のGPT-3のAPIは大きく2つの点が異なります。
- AIモデル
ChatGPT APIは、従来のGPT-3と比較してより高性能で高速なGPT-3.5-turboを搭載しています。 GPT-3では1,750億のパラメーターを持っていたのに対し、GPT-3.5では3,550億のパラメーターを持っており、より高性能でより有用な情報を生成可能です。
- 価格
従来のGPT-3のサービスでは、文章生成AIの中で一番高性能なLanguage ModelのDavinciで1000トークンで$0.0200にだったのに対して、ChatGPT APIのgpt-3.5-turboでは$0.002と1/10の費用を実現しています。
またOpenAIのアカウントを開設すると、3か月間利用できる18ドルの無料クーポンが付帯します。
ChatGPT APIの利用方法
ChatGPT の利用する手順は以下の手順になります。
1.OpenAIのアカウント取得
2.APIキーの取得
3.プログラミング言語でAPIを利用(Python)
1.OpenAIアカウントの開設
OpenAIアカウントを解説する為に以下のサイトにアクセスして下さい。
OpenAI API
真ん中の「Get started」をクリックして、BOTではないかの認証があるのでクリックして次に進んでください。 アカウント作成に必要なのフォームが表示されるので、必要情報を入力してアカウントを作成して下さい。 メールアドレスのサインアップの他、GoogleアカウントかMicrosoftアカウントの認証も利用することも出来ます。 パスワードや簡単な質問に回答する必要があるのでアナウンスに従って入力してください。 またサインアップには電話認証が必要になるので事前にSMSが利用可能な電話番号を用意して下さい。
2.APIキーの発行
アカウントを作成したら以下のサイトにアクセスしてAPIキーを取得する為に「+ Create new secret Key」をクリックして下さい。 OpenAPI-keys
APIキーが発行されます、あとで利用するので保存しておいて下さい。
3.プログラミング言語でAPIを利用(Python)
最後にプログラミング言語での実行します。 今回はPython で利用してみます。
- 概要リンク
https://platform.openai.com/overview - ドキュメント
https://platform.openai.com/docs/quickstart/build-your-application - APIキー発行
Personal -> View API keys -> Create new secret key
openai のインストール
まずPythonで利用する為のライブラリをインストールします。
コマンドラインで
pip3 install openai
windowsの場合は
pip install openai
Pythonプログラム
import openai
openai.api_key = "YOUR_API_KEY" #前述で発行したAPIをKeyに置き換えてください
response = openai.ChatCompletion.create(
model="gpt-3.5-turbo",
messages=[
{"role": "user", "content": "質問内容をここに書きます"}, #※1後述
]
)
print(response["choices"][0]["message"]["content"]) #返信のみを出力
※1 メッセージもパラメーターのroleは3種類あります。
- system: ChatGPTの設定
- user: ユーザーの質問
- assistant: チャトBOTの回答になります。
例えばChatGPTにsystemの引数を渡すと以下のようにわざと誤解答させるようなことも可能になります。
実行結果
引数
実行結果
簡単にChatGPTのAPIを利用することが出来ました。 ChatGPTのAPIが公開されたことで今後様々なアプリケーションにChatGPTが活用されそうです。 本コラムでは今後のChatGPTのAPIの情報も含め、ChatGPT情報をどんどん発信していこうと思います。

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ChatGPT API連携の活用事例15選
ChatGPTとAPI連携をした実際の活用事例を15選紹介します!
ChatGPTと様々なサービスを組み合わせることで既存のサービスをより便利に、ChatGPTをより使いやすくしています。
ぜひ、皆さんの業務に役立つ事例があれば活用してみて下さい!
ChatGPT×Slack
Slackと言えばビジネスなどで使用されるチームコミュニケーションツールですが、ChatGPTと連携させることでSlack内にbotとしてChatGPTを出現させることができます。
Slackから気軽に使え、回答をチーム全体で共有することができ、ChatGPTによる翻訳も可能なため多国籍なチームでも円滑なコミュニケーションを取ることが可能になります。

ChatGPT×Chatwork
ビジネスチャットツールのChatworkもChatGPTとAPI連携をすることが可能です。しみずがおか幼稚園は、「ChatGPT」と「Chatwork」を組み合わせた「AI連絡帳」を開発し、教諭の業務負担を軽減しました。
連絡帳の作成には1件あたり約10分、1日あたり約50〜60分を使っていましたが、「AI連絡帳」を使って文面を作成し、その文面を参考に連絡帳を記載することで1件当たり約4分、1日で約30〜40分まで短縮することに成功しました。
教諭全員で年間1,000時間の削減が見込まれています。さらに、「AI連絡帳」を利用することで、新人教諭でもベテラン教諭と同品質の連絡帳を作成できるようになりました。投稿された連絡帳文面の評価を「Chatwork」上で送りあうことで、教諭、指導員それぞれの学習の機会にもなっています

ChatGPT×Googleスプレッドシート
Googleが提供している表計算ツールのGoogleスプレッドシートもChatGPTとAPI連携が可能です。
API連携をすることでChatGPTの回答を直接シート上に表示・保存することが可能になります。効率的にリサーチをすることができるようになります。

ChatGPT×Microsoft Azure
Microsoft AzureはMicrosoftが提供するクラウドコンピューティングサービスで、ビジネスや個人がアプリケーションを構築、デプロイ、管理するためのツールとサービスを提供しています。そのクラウド上でChatGPTを利用できるサービス、Azure OpenAI Serviceがあります。
Azure OpenAI Serviceは、AIの専門知識がなくても、アプリ構築が可能な開発者向けサービスの1つです。AI技術を活用してビジネスプロセスの改善や新しいビジネスモデルの創造、社会的課題の解決など、多岐にわたる分野で活用できます。
例えば
・顧客からの問い合わせに自動的に回答するチャットボットを作成する。
・製品の説明書を自動的に翻訳する。
・新しいソフトウェアを自動的に開発する。
・病気の診断を自動的に行う。
などが可能になります。
ChatGPT×LINE(AIチャットくん)
ChatGPTとLINEを組み合わせた、AIチャットくんというサービスがあります。
AIチャットくんはChatGPTの機能をLINE上で展開できるサービスです。ChatGPTは多言語対応が可能ですが、ChatGPTを提供しているOpenAIのサイトは英語表記になっています。その結果、利用したくても利用できないという方も多いのが現状です。
しかし、AIチャットくんを利用すればLINE上で質問を入力するだけで、ChatGPTが一般日本語ユーザーでも利用可能になります。そのため、リリース3日で累計ユーザー数が20万人になり、人気のサービスとなっています。
ChatGPT×Omneky
Omnekyは深層学習を利用し、ユーザーごとにパーソナライズされた広告を大量に生成するプラットフォームです。ChatGPTとのAPI連携によって、テキストベースで誰でも簡単に美しい広告を生成できるサービス「Creative Assistant」を開始。
AIとの会話によって広告コンテンツが手軽に作成できるようになったのです。細かいビジュアルから全体の雰囲気、使用する画像やビデオの選定を入力するだけで、OmnekyのAIが自動で広告を生成します。
広告を作る作業は専門知識を必要としますが、ChatGPTとOmnekyという2つのAI技術を組み合わせることで、誰でも簡単に美しい広告の作成が可能となったのです。
ChatGPT×Manual Force
Manual ForceはWebブラウザ上での操作を自動で記録して、その内容をマニュアル化したり、シェアしたりできるサービスです。ChatGPTとAPI連携したことで、作成したマニュアルのタイトル、さらには説明文についても自動で生成することが可能となりました。
「AIサジェスト」と呼ばれるサービスによって、これまで人間によって対応していた作業が大幅に簡略化されます。このサービスはGoogle Chromeの拡張機能として提供されているため、インストールすれば誰でも利用が可能。マニュアル作りの工数を大幅に削減できるでしょう。
ChatGPT×Parame Recruit
Parame株式会社は、「Parame Recruit」と呼ばれるサービスを提供しています。これは採用時のミスマッチを防ぐリファレンスチェックサービスであり、面接だけでは分からない性格やスキルを取得した上で判断することが可能となります。
しかし、「リファレンスチェックの読み込みが大変」、「状況に応じた質問事項の選択が困難」という課題が指摘されていました。ChatGPTと連携した「AIサポート機能」を活用することで、リファレンスチェックの質問をAIが選択、リストを作成してくれます。
さらに、選考判断に重要となる内容を書き出してくれるので、チェック作業の大幅な簡略化が実現したのです。
ChatGPT×QFINDR
QFINDRは株式会社クレジット・プライシング・コーポレーションが提供する、非上場企業の検索ができる企業情報プラットフォームです。
本来、投資の審査などに必要となる複数の情報を、人の手によってチェックする必要がありましたが、ChatGPTとの連携によって情報の要約が可能となりました。事業内容、想定される課題やリスク、経営戦略といった情報を瞬時に確認できますので、投資や融資の判断がよりスムーズになるでしょう。
さらに、企業Webサイトの要約も可能ですので、より具体的な情報を的確に入手できます。開示情報の限られる非上場企業ですが、QFINDRとChatGPTの連携によって素早く的確な情報が集められるようになったのです。
ChatGPT×Gunosy
株式会社Gunosyが提供する情報アプリ「グノシー」では、短時間の動画コンテンツの提供を行っています。しかし、動画の視聴には少なくとも1分程度の時間を要するため、動画内容全てを確認できないユーザーもいました。
そこで、ChatGPTとの連携によって動画内容を数行程度に要約し、気になったものだけを視聴することを可能にしました。動画を視聴しなくてもその内容を把握できるため、ユーザーは自分の好みの動画を見つける可能性が広がります。
さらに、再生時間の長い動画も配信できるようになりましたので、提供できる情報量も大幅に増加しました。
ChatGPT×kintone
ChatGPTとkintoneをAPIを使って連携することができます。
kintoneを使ってChatGPTとの対話をデータベースとして共有することで、全体の作業効率が向上します。連携をすることによってアプリ上でChatGPTを使うことができ、質問に返答できたり、議事録を要約できたりします。

ChatGPT×Miro
Miroはオンラインホワイトボードツールです。パソコンの画面上にデジタルのホワイトボードを表示することができ、自由にアイデアを書いたり、それを移動させてブレインストームすることができます。
このMiroとChatGPTを連携することで、Miro上でChatGPTの回答を表示できます。すると、より深いブレインストーミングができたり、アイデアをまとめることができたりします。

ChatGPT×Microsoft Teams
チーム内でのチャットやミーティングなどができるMicrosoft TeamsとChatGPTも連携できます。
例えば、アイデア出しに悩んでいたら、「gpt、〇〇についてのアイデアを3つ考えて」と指示を出すことで、ChatGPTがアイデアを出してくれます。
また、会議の内容を要約して、議事録を作成してもらうなど、他にも多くのことができるようになります。

ChatGPT×Excel
Microsoft Power Automate for Excelというアドインを使うと、ChatGPTの機能がExcelで使えるようになります。
データ入力の際に、Excelを使う人がいると思います。特に、似たようなデータのコピペ作業など単純な作業に時間が費やされることも多いでしょう。
それらの作業がChatGPTと連携をすることで、大幅に作業時間を短縮できます。
以下の記事では、Microsoft Power Automate for Excelというアドインを使っています。

アドインは他にもあるので、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ChatGPT×Google Docs
ChatGPTとGoogle DocsをAPI連携すると、ブログ記事の作成などが何倍も早くできます。
使い方は、ChatGPTとほとんど同じで、メニューにある「ChatGPT」をクリックし、「目次作成」。作成したいブログ記事のテーマを入れるだけで、目次が作成できます。
また、文章を自動で出力することも可能です。

ChatGPT APIを使う時の注意点とその対処方法
ChatGTP APIは正しく使えばとても便利なものです。しかし、使用する上で注意するべきポイントがあります。
注意点の理解を怠ってしまうと、大きな問題に発展する可能性もあります。業務で活用したいという方は必ず確認しましょう。
情報漏洩
ChatGPT APIを使用する際に最も気をつけるべきことは情報漏洩です。ChatGPTを開発したOpenAIは、APIを利用すれば入力された情報を学習に使用することはないとしています。
しかし、ユーザーが自身の個人情報を入力した場合、その情報が外部に漏れる可能性がないとは言えません。自分の名前、住所、電話番号などが外部に流出したり、顧客の個人情報や機密情報が流出すれば大問題になります。
個人情報漏洩の対策
この対策としては、ChatGPTを使用する際に、ユーザーが自身の個人情報を入力しないようにすることが重要です。また、個人だけでなく、会社全体でマニュアルを作成したり、セミナーなどを開催したりして、社内全体に意識を浸透させることも効果的です。
不適切なコンテンツの生成
ChatGPTはAIモデルであり、大量のインターネットテキストから学習しています。そのため、不適切な文章を生成する可能性があります。
OpenAIは、不適切なコンテンツをフィルタリングするためのシステムを提供しています。しかし、このシステムも完全ではないので、一部の不適切なコンテンツがフィルタリングを逃れることもあります。
不適切なコンテンツの生成の対策
この対策としては、ChatGPTが出力した内容を人間が必ず確認をすることが考えられます。ChatGPTは便利なAIですが、まだ手放しで業務に活用できるほどのクオリティは担保できていません。そのため、手間を惜しまずに必ず人間の目でチェックをすることが必須です。
不正確な情報の出力
ChatGPTが出力する回答が常に正確であるとは限りません。ChatGPTは、ハルシネーションと呼ばれる現象を起こすことがあります。
ハルシネーションとは、あたかも事実のように誤った情報をChatGPTが出力することを指します。ChatGPTの回答が全て正しいと考えていると誤った情報に気付けないことがあるため、注意が必要です。
不正確な情報の出力に対する対策
ハルシネーションへの対策としては、ChatGPTの出力を盲目的に信じることは避け、必要に応じて人間による確認や検証を行うことがあります。また、ChatGPTはそれっぽい回答をすることに長けているため、場合によっては専門家の意見を求めることも有効な手段の一つです。
ChatGPT APIは有効なツール
ChatGPTのAPIとは、外部アプリとChatGPTの機能をつなげるものです。これを利用すると、メールの文章作成や2021年9月以降の情報検索、チャットボットの開発ができるようになります。
また、ChatGPTのAPIを活用したサービスとして、SlackやChatwork、スプレッドシートなどがあり、文章の自動生成や会議の要約をすることによって、業務効率化に大きく貢献しています。
しかし、ChatGPTのAPIを使う際には注意点もあることに気をつけてください。ユーザーのプライバシー侵害や不適切なコンテンツの生成、不正確の情報の出力などの可能性がそれに当たります。
対策としては、個人情報や機密情報を入力しないこと、人間の目で生成したコンテンツのチェックをすること、専門家の意見を求めることなどがあります。
なお、ChatGPTを使った拡張機能について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→ChatGPTの最強Chrome拡張『Sider』導入から使い方まで徹底解説!
最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では
・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
・ハルシネーション対策AIツールの開発
・自社専用のAIチャットボットの開発
などの開発実績がございます。
まずは、「1時間の無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
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