AIで500万年の進化を再現 新モデル発表
元Metaのエンジニアたちが設立したEvolutionaryScaleは、AIを活用して500万年分の進化をシミュレートする新しい生物学モデル「ESM3」を発表しました。
- ESM3、500万年の進化を再現
- 新タンパク質設計に前例ない制御
- 142百万ドル調達しAI生物学推進
このモデルは、RNA、タンパク質、DNAの進化を再現し、新しい分子の設計を可能にします。
ESM3は、1兆テラフロップの計算能力を用いて2.78億の自然タンパク質データセットで訓練され、タンパク質の配列、構造、機能を同時に解析することができます。
このAIモデルは、特定の酵素の活性部位の設計や、プラスチック廃棄物を分解する酵素の提案など、科学者が新しいタンパク質を生成する際に前例のない制御を提供。
例えば、ESM3は、自然界で500万年かかる進化をシミュレートして、新しい緑色蛍光タンパク質を設計しました。
このタンパク質は、細胞内の特定のタンパク質の存在を視覚化するために使用。
EvolutionaryScaleは、AWSやNvidiaと提携し、ESM3の商用利用を推進しています。
また、同社は142百万ドルの資金調達を完了し、AIを用いた生物学研究の最前線に立つことを目指しています。
参考記事:VentureBeat
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