Lenovo、AI PC市場でリーダーシップ確保へ
Lenovoのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼インテリジェント・デバイス・グループ(IDG)プレジデントのルカ・ロッシ氏が、AI PC戦略について語りました。
- LenovoはAI PCの急速普及を予測
- 2026年にはPCの60%がAI PCに
- ユーザー体験向上に注力する方針
彼は、AI PCが今後3年間で急速に普及し、2026年にはPC出荷全体の60%を占めると予測しています。
また、LenovoがAI PC市場でリーダーの地位を確保する意向を強調しました。
2024年4月から始まった同社の2025年度PC事業では、モトローラブランドのスマホのシェア拡大に注力しつつ、AI PCに関しては「準備期間の1年」と位置づけ、ユーザーエクスペリエンスに関する情報収集に注力する予定です。
ロッシ氏は、AI PCのインパクトについて「AIの登場は30年前のインターネットの登場と同様に大きな変革をもたらす」と述べました。
AI PCは、個人の知識ベースを蓄積し、ユーザーの行動を予測して先回りするような高度なパーソナライズを実現します。
また、デバイス側でデータを推論できるため、クラウドにデータを送ることなく新たな体験を提供。
Lenovoが定義するAI PCには、パーソナルインテリジェントエージェント、ヘテロジニアス統合のCPU、GPU、NPU、オープンエコシステムによるAIアプリケーション利用、完全なプライバシー保護とセキュリティ対策が含まれています。
AI PCは、使用時間の経過とともにユーザーの意図を理解し、作業を自動化することが可能です。
ロッシ氏はまた、AI PCの普及に向けた取り組みとして、IntelやMicrosoft、AMD、Qualcommと連携し、ソフトウェア開発を進める計画を明らかにしました。
さらに、100人以上の開発者がAI PC向けアプリケーションの開発に取り組んでいるということです。
LenovoはAI PC市場でのリーダーシップを確立し、2026年にはPC出荷全体の60%をAI PCが占めると見込んでいます。
この目標に向け、同社はユーザーエクスペリエンスの向上に注力し、AI PCの普及と進化を推進していくとのことです。
参考記事:PC Watch
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