Airtable、AI駆動のノーコードツール「Cobuilder」を発表

Airtableは、自然言語プロンプトを使用して数秒でカスタマイズ可能なアプリを生成するAI駆動ツール「Cobuilder」を発表しました。

これにより、非技術系の従業員でもコーディングの知識なしに複雑なアプリケーションを構築できるようになります。

Airtableの製品リードであるケリー・オショーネシー氏は、「Cobuilderはノーコードアプリケーションを最速で構築できる方法であり、誰でもアイデアを現実に変え、ワークフローを一瞬で変革できます」と述べました。

Cobuilderの技術は、大規模言語モデル（LLM）を使用してユーザーの自然言語プロンプトを解釈し、適切なアプリケーション構造を生成します。

これにより、アプリ開発に必要な時間とリソースを大幅に削減することが期待されます。

AirtableのCEOであるハウィ・リュウ氏も、「従来のソフトウェア開発は高価で遅いが、技術者とビジネス関係者の間の分離が問題です」と指摘。

AI生成アプリケーションの採用はデータプライバシーとセキュリティに関する疑問を提起しますが、オショーネシー氏は「Airtableは顧客のデータのプライバシーとセキュリティを保護しています」と強調しています。

現在、Cobuilderは公開データとユーザー提供情報を使用してアプリを作成しますが、将来的にはAirtableの既存データを取り込み、AIオートメーションを追加する計画です。

このリリースは、Airtableがプラットフォーム全体にAIを統合する戦略の一環です。企業が非技術系スタッフに力を与え、従来の開発プロセスへの依存を減らす中で、Cobuilderのようなツールはますます重要になるでしょう。

参考記事：Airtable