YouTubeデータ無断使用疑惑でRunwayに批判の嵐
AIビデオソフトウェアを開発するスタートアップRunwayが、YouTube動画データの無断使用疑惑で非難を浴びています。
- RunwayがYouTubeデータ無断使用疑惑で非難。
- 大手メディアやYouTuberのデータを利用。
- 法的問題と世論の反発が強まる。
404 Mediaが報告したところによれば、Runwayの元従業員が同社のスプレッドシートを漏洩し、そこには多くのメディア企業や人気YouTuberのチャンネルをデータとして利用する計画が記載されていました。
このデータは、RunwayのGen-3 AIビデオ生成モデル「Jupiter」に使用されたとされています。
具体的には、The New Yorker、VICE News、Pixar、Disney、Netflix、Sonyなどの大手企業のチャンネルが含まれており、個々のYouTuberとしてはCasey Neistat、Sam Kolder、Marques Brownleeなどがリストアップされていました。
これに対し、技術レビュアーのMarques BrownleeはSNSで不満を表明し、AIビデオ技術の支持者であっても無断使用には批判的な姿勢を示しています。
また、倫理的AI認証スタートアップFairly Trainedの創設者であるEd Newton-Rexや、YouTuberのOmniもRunwayの行動を非難。Runwayのツールを使用していたAI映画製作者Dustin Hollywoodも同様に批判を展開しています。
これに対し、既に他の大手企業も同様の手法でデータを無断使用していたことが指摘されていますが、Runwayへの反発は依然として強いです。
法的にはGoogleがウェブスクレイピングを合法化した前例がありますが、今回のRunwayのケースが法廷でどのように扱われるかは不透明です。
Runwayは既にデータ無断使用で訴えられており、世論の反応も厳しいものとなっています。
参考記事:404media
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