ChatGPTの最新ボイスモード活用事例5選!高度な音声モードの使い方を解説

ChatGPT 最新 ボイスモード 活用事例 高度 音声モード 使い方 解説

2024年7月30日(現地時間)にOpenAI社はChatGPTの最新モデルGPT-4oをベースにした高度なボイスモードであるadvanced Voice Mode(以下、ボイスモード)の提供を開始しました。

このボイスモードは人間と会話しているようなリアルな音声だけではなく、さまざまなことができるとX(旧Twitter)でもその性能の凄さが話題になっています。

今回はそんなChatGPTのボイスモードの概要と活用方法についてご紹介します。最後までお読みいただくと、ボイスモードを利用したくなるような内容となっていますので、ぜひご覧ください。

目次

ChatGPTのボイスモードとは

2024年7月30日(現地時間)に公開されたChatGPTの高度なボイスモードは、ChatGPT-4oをベースとしたモードです。ChatGPT Plusを利用している一部のユーザーのみ利用が可能です。

最大の特徴は、なんといっても人の感情や方言といった地域特有の言葉も理解し、抑揚や感情、間の取り方もリアルに再現しながら会話を行ってくれるため、人間と話しているようなリアルな会話ができるところでしょう。音声も4種類から選択できるので、自分好みの音声を選択し会話を楽しむことができます。さらに、日本語での会話にも対応している点も嬉しいポイントですね。

しかし、歌声や音楽などはクリエイターの権利を尊重するために、基本的には生成できないようになっていたりと、意図的に一部機能を制限しているため、著作権やセキュリティ面にも配慮したモードとなっています。

なお、GPT-4oについて詳しく知りたい方は下記の記事も合わせてご覧ください。

ChatGPTのボイスモードの活用方法5選

前述の通り、ChatGPTにとても高性能なボイス機能が追加されたことは理解いただけたでしょう。

しかし、実際に使えるといっても、どのように活用すればいいのかわからないという方も多いはず。そこで、ChatGPTのボイスモードの活用方法を5個ご紹介します。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、弊社公式X(旧Twitter)からご連絡ください。

①商品やサービスの紹介

ChatGPTのボイスモードを活用すれば「〇〇を紹介してください」と、指示するだけで簡単に自社の商品やサービスを紹介することができます。

Xのポストを見ていただければ分かる通り、生成される音声も違和感のない流暢な日本語なので、ビジネスのシーンでも問題なく使えるでしょう。

例えば、自社商品やサービスについての学習をしっかり行えば、オンラインショップの商品ページに設置したり、リアル店舗の売り場にChatGPTが利用できる端末を設置すれば、人間の代わりに商品の紹介やお客さんからの質問に関する対応を行うことが可能となるでしょう。

②注文受付対応

近年の飲食店や一部ショップでは、アプリやタッチパネルからの注文ができるようになり、キャッシュレス決済やスマートレジの導入により人間による注文受付対応が減少していますが、ドライブスルーや商業施設のフードコートなど、状況によっては人間による注文受付対応が必要な場面がまだまだ多いのが現状です。

しかし、今回取り上げたポストをみていただいて分かる通り、マクドナルドの店員というシチュエーションを想定し、お客さんとのコミュニケーションを行いながら、しっかりと注文受付対応ができていることがわかります。

このように、ChatGPTのボイスモードを活用すればしっかりと言語を聞き取り理解できるため、注文システムやレジと連携を行えば、注文受付対応も自動化することが可能です。

③リアルタイムな翻訳

今や翻訳機能を搭載したデバイスやアプリは様々ありますが、ChatGPTのボイスモードを活用すれば一歩進んだ翻訳を行うことができます。

Xのポストでは、ゲームボーイで発売された「ポケットモンスターピカチュウ」を起動し、画面に表示された文章をChatGPTに読み込ませることで、英語に翻訳し発音してくれるだけではなく、今はどんなシーンなのかも解説してくれています。

これにより、プレイヤーはより物語の理解度が高まりゲームに没頭できるでしょう。そのほかにも、海外旅行に行った際に看板や標識などに書いてある言葉を読み取ることで、正しい発音を教えてくれたりと活躍する場面はたくさんあります。

④言語の勉強

言語を勉強する際に特に大切なのが、勉強している言語を聞いて理解し、しっかりとした単語やイントネーションで発音、コミュニケーションが取れるかという点でしょう。

これらの勉強は一人で行うことはできないため、先生や友達など誰かと行う必要があります。そのため、他の学習に比べ実践的な会話の勉強時間は少ないことが多いことから苦手意識を持つ人も多いでしょう。

しかし、ChatGPTのボイスモードを活用すれば、英会話はもちろん、多言語での会話が可能となるので、いつでもどこでも一人で会話の勉強を行うことができます。

⑤本のオーディオブック化

家事や満員電車での通勤など、本を読むことはできないけどオーディオブックであれば聞ける場面は多いでしょう。実際に、AmazonのAudibleやaudiobook.jpなど、いろんなオーディオブックが展開されていることからも需要があることがわかります。

しかし、マイナーな本や難しい専門書のようなものはオーディオブック化されていないものもあります。そうした本をオーディオブック化したい時にもChatGPTのボイスモードが活躍するでしょう。

本の画像、もしくはデータをChatGPTに読み込ませ、ボイスモードで内容を読んでもらうように指示すれば、自前のオーディオブックが簡単にできます。

さらに、ファンタジーやSF、恋愛ものなどの小説をChatGPTに読み込ませ、ボイスモードで読んでもらえば、抑揚や感情、シーンに適した間の取り方などを意識してくれるため、より物語に感情移入できるでしょう。

進化が止まらないChatGPT

生成AI業界の第一線で活躍するChatGPTの進化のスピードは早く、毎回のアップデートで驚くべき機能が次々に追加されています。

今回追加されたボイスモードも、単に指示された文章を読むだけではなく、内容をしっかり理解しシーンに合わせたトーンで発言してくれるため、本物の人間と会話しているような体験ができるようになりました。

これにより、今まででは難しかった高度な英会話勉強や高齢者の認知症防止のための会話アプリなどの開発が進む可能性があり、さらに私たちの生活に生成AIが導入されるでしょう。

しかし、生成AIにはハルシネーションの発生や人間の感情や表情の理解を完璧にできるわけではなく、解決しなければならない問題も多くあります。そうした部分もこの後のアップデートで改善されていくことが予想されるので、時代に乗り遅れないためにもChatGPTの最新情報は常にチェックしたいですね。

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投稿者

  • 晋平大竹

    生成AIの登場に大きな衝撃を受けたWebライター。好きなAIツールは、ChatGPTとAdobeFirefly。AIがこれからの世界を良い方向に導いてくれると信じ、正しい&有益な情報を発信し続けています!

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