OpenAI、JSON対応強化で新機能Structured Outputs発表
JSON対応強化:OpenAIが新機能を発表
OpenAIは、JSONスキーマへの適合を保証する新機能「Structured Outputs」をAPIに導入しました。
- OpenAIは新機能「Structured Outputs」を導入
- JSONスキーマ適合性を保証し一貫性向上
- GPT-4oで100%スコア達成し高い評価
JSONはその読みやすさと解析しやすさから業界標準となっていますが、大規模言語モデル(LLM)はこれに関してしばしば問題を抱えています。
LLMは指示に部分的にしか従わず、誤った応答を生成することも。
この問題に対処するため、開発者は様々なツールやプロンプトを使って工夫を凝らしてきました。
この度のリリースにより、OpenAIのモデル生成出力がJSONスキーマに一致することが保証され、開発者は手間をかけずに一貫性のある結果を得られるようになります。
同社の評価によると、新しいGPT-4oは「完璧な100%」のスコアを達成しました。
CEOのサム・アルトマン氏は、このリリースが「非常に人気のある要求」に応えたものであるとXに投稿。
OpenAIは、この機能が既存のJSONモードの進化形であり、モデルが必要なキーを省略したり、無効な値を生成したりする心配がないと説明しています。
新機能により、開発者はステップバイステップで意図した出力に導けるようになります。
Structured Outputsは、GPT-4o-mini、GPT-4o、およびこれらのファインチューニングバージョンで利用可能です。
また、Chat Completions API、Assistants API、Batch APIと互換性があり、ビジョン入力にも対応しています。
OpenAIは、この機能がオープンソースコミュニティの優れた作品からインスピレーションを受けたものであると強調しています。
参考記事:Open AI
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