【Udio】無料で1200曲作れる音楽生成AI「Udio」の使い方を解説
WEELメディア事業部LLMリサーチャーの中田です。
4月10日、音楽生成AIの「Udio」がパブリックベータ版として一般公開されました。
以前から「Suno AIの対抗馬」として注目を集めており、高品質な音楽生成が可能だと話題なんです!
Udioで1曲フルで作ってみました↓!
正直かなり高品質で、音楽として成り立っていますね。
公式Xでの投稿のいいね数は、すでに4000を超えており、大注目のAIツールであることが分かります。
この記事ではUdioの使い方や、有効性の検証まで行います。本記事を熟読することで、Udioの凄さを理解し、Sunoには戻れなくなるでしょう。
ぜひ、最後までご覧ください。
Udioの概要
音楽生成AIサービス「Udio」は、2024年4月10日にパブリックベータ版として一般公開されました。
かねてより「Suno AIの有力な対抗馬」として注目を集めており、高品質な音楽生成が可能だと話題になっています。
Udioの主な特徴は以下の通り。
- 音質が良い
- ボーカルの生っぽさを表現可能
- バックの演奏の音質も非常に良好
- 1回の生成で33秒の音楽を2パターン作成可能
- 日本語の歌詞にも対応し、J-POPなどの日本の音楽スタイルも指定可能
- 現在はベータ版として、1ヶ月に1200曲まで無料で作曲可能
Udioは、Google DeepMindの研究者やエンジニアなどが開発に関わっており、「AIかどうか判別できないクオリティ」と評されるほどの高い音楽生成能力を持っています。
Udioで作られた曲のうち、Trendに載っていた曲を1つご紹介します。
本物の人が歌っているようで、かなり品質の良い音楽が生成されていることが分かります。
ただし、現時点では1回の生成で扱える歌詞は30秒で6行程度が適切とのことで、長い歌詞をそのまま入力すると一部が飛ばされてしまう課題もあるようです。今後のバージョンアップによる改善が期待されます。
Udioの対抗馬の「Suno AI」については、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【Suno AI】テキストだけで曲、歌詞、歌声を作れる禁断の音楽生成AIの使い方〜実践まで
Udioの料金
公式の料金ページによると、1ユーザーあたり、無料で毎月最大1200曲まで作曲可能とのこと。
Udioの使い方
まずUdioの公式サイトにアクセスし、Google、Discord、Xのアカウントを使ってログインします。
ログイン後、画面上部のテキストボックスに、テキストプロンプトとして、生成したい曲のジャンルや雰囲気を入力します。
「Suggested tags」のタグをクリックして、曲調を指定することもできます。
「Create」ボタン横の「サイコロアイコン」を押すと、ランダムなプロンプトで生成できます。
デフォルトではUdioが歌詞を自動生成しますが、自分で英語や日本語などの歌詞を指定することも可能です。その場合、Lyricsの「Custom」を選択しましょう。また、[Verse][Chorus][Hook]などと記述することで、曲の進行も指定できます。
ちなみに、「Instrumental」を指定すると、インスト曲を生成できます。
プロンプトの入力が終わったら「Create」ボタンを押して曲を生成しましょう。現在はアクセスが集中しているため生成に時間がかかる場合があります。
33秒の曲が2パターン生成されるので、お気に入りの曲をリミックス機能で編集します。イントロやアウトロを追加して曲を引き伸ばすこともできます。
気に入った曲は「Share」ボタンからSNSなどで共有できます。
ちなみに、「a song about a message sent across time, ambient, hip hop, chillout,」というプロンプトを入力したところ、以下の2曲が生成されました。
Sunoのアップデート情報については、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【Suno v3】2秒で2分の曲を作れるSuno AIの使い方や料金体系を解説
君が代をロックな感じで歌わせてみた
誰もが知っている日本の国歌「君が代」を、サイケデリックロックな感じにしてみました。
その際、SunoとUdioで比較してみようと思います。
また、プロンプトには「psychedelic rock」を入力し、Lyricsに君が代の歌詞を指定しました。
結果は以下の通りです。
Udio:
Suno:
日本語の発音に関しては、Sunoの方が質が良さそう。
ただ、音質に関してはUdioもSunoも遜色ないくらい、高品質だと感じました。また、個人的にはUdioの方が、ライブ感強めに感じました。
SunoレベルのStability AI産の音楽生成AI「Stable Audio 2.0」については、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【Stable Audio 2.0】Suno超え?最長3分のトラックを生成できる作曲AIの使い方と料金プランを解説
(5月25日)Udio最新アップデート情報!
2024年5月22日、Udioにアップデートが入り、生成後に歌詞を編集する機能が追加されました!
これにより生成された歌詞を、音楽の内容や自分の意図したものに近づけることができます。
歌詞の編集は、生成した音楽を選択した後、Editをクリックすることで可能になります。
編集後
ただ、生成後に歌詞を書き換えてもそれに合わせて音楽も再生成されるわけではなく、そのような操作をしたい場合は、歌詞を自分で指定してRemixする必要があります。
また、アップデートはこれだけではなく、My Creationsに「Tree」タブが追加され、Remix、Extend、Inpaintされたトラックを一括表示できるようになりました!
これは、Udioで多くの音楽を生成する方にとっては、音楽の管理が簡単になる非常に便利な機能だと思います。
また、並べ替え機能も追加されています。
それ以外にも、ユーザーからのフィードバックに基づいて利用規約を改訂し、有料プラン加入者はUdioで生成されたトラックを公開する際にUdioへの帰属表示を行う必要がなくなりました。
このアップデートは、ユーザーのがUdioを使用して作成した音楽を本当に自分で作成したものかのように扱うことができ、ユーザー側のメリットは大きいと思います。
その他、細かなUIの変更やバグの修正などが行われており、ユーザーからのフィードバックを逐一反映している印象です。
現在beta版のUdioですが、正式リリースに向けて着実に洗練されて行っており、Suno AIの有力な対抗馬として、性能面だけでなく、機能面も充実させています。
今後も、次々とアップデートがされていくと思うので、随時情報をアップデートしていきます!
UdioはSuno AIに勝てるのか?
本記事では、以前から「Suno AIの有力な対抗馬」として注目を集めていた音楽生成AI「Udio」についてご紹介しました。
正直、Sunoにも勝てそうなくらい、クオリティはかなり高いです。
X上でも、Sunoと比較するような意見や、Udioのクオリティの高さを称賛する声で溢れています。
Udioで宇多田ヒカルっぽい曲を作っている人も。
また、ライブ感のあるサウンドにも定評があるのだとか。ギターのソロパートも付けられそうですね。
最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では
・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
・ハルシネーション対策AIツールの開発
・自社専用のAIチャットボットの開発
などの開発実績がございます。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。
セミナー内容や料金については、ご相談ください。
また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。