InfluxDBが新オプションを追加、性能と観測性を強化
InfluxDataは、時系列データベース「InfluxDB」に新たな更新を発表しました。
これにより、ユーザーは新しいデプロイメントオプションや強化された観測性を利用できるようになります。
- InfluxDBに新しいデプロイオプション追加。
- 観測性とパフォーマンスが大幅に強化。
- AI導入せず、専用環境で安定運用。
時系列データベースは、タイムスタンプ付きデータの保存とクエリを最適化し、企業のサーバーやシステム、センサーの性能を向上させるために利用されます。
現在、InfluxDB 2.0はオープンソースおよびAmazon Timestreamとして提供されていますが、InfluxDB 3.0では、より高いパフォーマンスやリアルタイムのデータベース機能が特徴です。
新たに発表された「InfluxDB Clustered」は、オンプレミスやプライベートクラウドでの導入を可能にし、企業向けにさらなる柔軟性を提供します。
同時に、InfluxDBの観測性やパフォーマンスも強化され、企業のニーズに応える機能が追加されています。
InfluxDataのCTO、ポール・ディックス氏は、「InfluxDB 3.0はデータベースのゼロからの書き直しであり、初期の顧客と連携しながら製品を最適化してきました」と述べました。
サーバーレスデータベースがトレンドとなる中、InfluxDataは専用環境を推奨しており、特に大規模な顧客は、サーバーレスの使用量に基づく価格設定に抵抗を感じることが多く、予測可能な専用環境を求めています。
InfluxDBは、リアルタイムモニタリングやダッシュボードのために使用されることが多く、長時間にわたって安定的な稼働が求められます。
AIによる時系列データの予測が注目される中、InfluxDataはAIを製品に導入する計画はなく、非AIベースのアルゴリズムが現在も効果的であるとしています。
今後、InfluxDBにはより詳細なアクセス制御機能や、Apache Icebergとの統合が追加される予定です。
参考記事:InfluxData
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