愛媛県、AI活用で教職員の心ケア
愛媛県教育委員会は、教職員のメンタルヘルスケアを支援するAIシステム「AIさくらさん」を導入しました。
このシステムは、株式会社ティファナ・ドットコムが提供し、2024年8月5日から全公立学校教職員約1万2千人を対象にサービスを開始しています。
- 愛媛県、AIで教職員の心ケア
- 教員の精神疾患休職者増加が背景
- AIが24時間メンタルサポート提供
導入の背景には、教員の精神疾患による病気休職者数の増加があります。
愛媛県でも2022年度に過去最多の62人に達し、早急な対策が求められていました。
「AIさくらさん」は、教職員のストレスやメンタルの不調を自動的に察知し、適切なケアを提案する機能を持っています。
24時間365日利用可能で、時間や場所を問わずサポートを受けられるのが特徴でしょう。
このシステムは、個人情報保護にも配慮しており、匿名化されたデータ分析を活用して組織全体の健康管理を支援します。
これにより、個々の教職員のプライバシーを守りつつ、より健康的な職場環境の構築に寄与することが期待されています。
さらに、希望する教職員は「AIさくらさん」を通じて専門の保健スタッフに直接相談することも可能です。
個々のニーズに応じたきめ細やかなサポートを提供する体制が整えられています。
愛媛県教育委員会での導入は、「AIさくらさん」が初めて教職員向けに提供される事例となります。
今後、全国の教育機関での導入が進むことが期待されており、教職員のメンタルヘルス改善に向けた新たな取り組みとして注目されています。
参考記事:こどもとIT
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、朝の通勤時間に読めるメルマガを配信しています。
最新のAI情報を日本最速で受け取りたい方は、以下からご登録ください。
また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。