Invoke、ゲーム業界向けAI画像生成ツールを発表
Invokeは、ゲーム会社がAIを活用して画像生成を行うための新しいツールを発表しました。
このツールは、2022年11月にOpenAIのChatGPT-3.5がリリースされて以来、登場している多くの画像生成ツールの1つです。しかし、InvokeのCEOであるケント・キアジー氏によると、彼の会社はゲーム業界向けに特化したソリューションを提供しており、アーティスト主体のツール、セキュリティや倫理的な取り組み、そして低い導入障壁に重点を置いているとのことです。
キアジー氏は現在、複数のトリプルAスタジオと協力しており、大規模な企業向けにこの技術を導入するための先駆者として活動しています。ドイツのケルンで開催されたDevcomでキアジー氏にインタビューを行い、彼はAIとゲームの交差点についても講演を行いました。
Invokeは、ゲーム開発における生成AI、特に画像生成に焦点を当てています。コンセプトアートからマーケティング用の素材まで、開発の初期段階から最終段階に至るまで、画像生成の全プロセスに対応しているといいます。同社のツールはアーティストがスケッチや構図を作成し、AIがそれを補完する形で進行し、「ボタンを押せば画像が生成される」ような運任せの方法ではなく、アーティストがより多くの制御を持てるワークフローを提供しています。
Invokeのクライアントには、世界最大級のゲームパブリッシャーが含まれており、同社のツールは大規模な組織で実際に展開されています。また、Invokeはオープンソースであり、先日Linux Foundationと提携して「Open Model Initiative」を発表しました。これにより、個人やインディー開発者も、自分たちのアセットを所有し、AIと競合することなく自由に利用できるようになります。
現時点では2Dアートに対応しており、将来的には3Dモデルや動画生成の分野にも進出する予定です。また、アーティストのビジョンをサポートするツールとして、AIが単なる置き換えではなく、クリエイティブなプロセスを補助する存在であることを強調しています。
参考記事:Venture Beat
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、朝の通勤時間に読めるメルマガを配信しています。
最新のAI情報を日本最速で受け取りたい方は、以下からご登録ください。
また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。