Cybever、AI活用の3D世界作成ツールを発表

Cybeverは、AIを活用した3D世界作成プラットフォームのベータ版を、今月末に開始すると発表しました。

このプラットフォームは、ゲームや映画、テレビ向けに3Dコンテンツを効率的に開発できるツールを提供するもので、既に多くのクリエイティブスタジオやアセットマーケットプレイスから注目を集めています。

CybeverのCEOであるセシリア・シェン氏によると、プラットフォームの強みは「取得」「配置」「生成」の3つにあり、アーティストがより迅速かつ効果的にコンテンツを作成できるようサポートするとのことです。

プラットフォームはクラウドベースで、ユーザーはローカルハードウェアに依存せずに作業可能です。

AIを活用して、スケッチから自動的に地形や環境を生成し、3Dアセットをマーケットプレイスから取得してシーンに統合します。

ベータ版では、スケッチからの3Dプレビューや高度なシーン生成、天候効果、環境編集などの機能が提供され、3Dプロフェッショナルがよりクリエイティブかつ効率的に作業できる環境を整えました。

また、Cybeverはアセットマーケットプレイスと提携し、ライセンスされたアセットのみを使用することで、倫理的なコンテンツ制作を確保しています。

プラットフォームの開発には、AI研究者やエンジニア、3Dアーティストなどの専門家が参加しており、彼らはAIを補完的なツールとして活用することで、クリエイティブプロセスの効率化を目指しています。

特に、ゲーム開発のプロトタイプ作成やプリプロダクション段階での時間短縮と柔軟性の向上が期待されています。

Cybeverは既に複数のスタジオやマーケットプレイスと提携しており、今後も3Dコンテンツ開発の効率化を目指してさらなる成長を続ける見込みです。

参考記事：Cybever