Magnit、AI搭載の採用支援ツール「Maggi」を発表

アメリカ・カリフォルニア州の人材派遣会社Magnitは、AIを活用した新しい統合型ワークフォースマネジメントプラットフォーム「Maggi」を発表しました。

Maggiは、採用担当者が一つのインターフェースでデータの確認、ソーシング、管理ができるように設計されており、特に季節的や臨時雇用の採用をこれまで以上に迅速かつ簡単に進めることが可能です。

Magnitの最高製品・マーケティング責任者であるヴィディヤ・スリニバサン氏によると、Maggiは従来の手作業中心の方法を刷新し、生成AI時代の新しいアプローチを提供することを目指しています。

Maggiは日常業務の効率化、通知機能、計画立案の三つの機能を備えており、OpenAIのGPT-4をベースに構築されています。

これにより、採用担当者、サプライヤー、労働者が同じプラットフォーム上で情報を共有し、ブルーカラーやホワイトカラーなど多様な労働力を一元的に管理できるようになりました。

また、Maggiは法規制の変更に対する通知機能も持ち、労働法の改正があった際にはリアルタイムで情報を提供します。

さらに、採用やオンボーディング、給与計算、コンプライアンスなどの業務フローを自動化する「アクションシステム」により、企業は効率的なワークフォース管理が可能です。

プラットフォームは市場レートや候補者プロファイルなど、データに基づいた深い洞察を提供し、コスト削減と競争力向上に寄与します。

また、コンプライアンスフレームワークによって、給与や採用のミスに伴うリスクを軽減すること可能です。

Magnitは、現在アーリーアダプタープログラムを通じてこの新しいAIプラットフォームを提供しており、ユーザーのニーズに応じたモデルを今後検討しています。

2022年にリブランドされたMagnitは、臨時労働力の管理に特化しており、今後もテクノロジーを駆使した新たな取り組みを進めていく予定です。

参考記事：Magnit