SiFive、RISC-Vベースの新AIチップを発表
SiFive、RISC-Vベースの新AIチップを発表
SiFiveは、RISC-Vプラットフォームを基盤とした新たなAIチップ「SiFive Intelligence XMシリーズ」を発表しました。
- SiFiveが新AIチップXMシリーズを発表しました。
- RISC-Vのオープン標準が高評価されています。
- 顧客のAIソリューションを支援します。
この新シリーズは、高性能なAIワークロードの加速化を目的に設計されており、エッジIoT、消費者向けデバイス、次世代の電気・自動運転車、データセンターなど多岐にわたる分野での活用が期待されています。
XMシリーズは、SiFiveが初めて提供する知的財産であり、スケーラブルなAIマトリックスエンジンを搭載しています。
この技術により、システムオンチップのソリューションを開発する企業が迅速に市場投入できるよう支援することが可能です。
また、SiFiveはRISC-Vエコシステム全体のサポートの一環として、SiFiveカーネルライブラリ(SKL)のリファレンス実装をオープンソース化する計画も発表しました。
この発表はカリフォルニア州サンタクララで開催された同社のプレスイベントで行われ、RISC-Vアーキテクチャの市場でのリーダーシップや戦略、ロードマップ、ビジネスの進展についても説明がありました。
SiFiveのCEOであるパトリック・リトル氏は、同社が提供するRISC-VソリューションがAI分野でのパフォーマンスの向上を支えることを強調。
現在までに100億以上のSiFiveコアが出荷され、同社は5億ドル以上のR&D投資を行い、400以上のデザイン勝利を達成しています。
リトル氏は、RISC-Vのオープンな標準インターフェースが、ソフトウェアの互換性を保ちながらAIアクセラレーターを自由に選択できる点を強調しました。
これにより、顧客は新たなハードウェアに合わせてソフトウェアを何度も書き直す必要がなくなります。
SiFiveは、他のプロプライエタリなソリューションに代わる選択肢として、オープンで柔軟なRISC-Vを提供し続けています。
今後もAI市場におけるパフォーマンス向上と顧客のソリューションカスタマイズ支援に注力していく方針です。
SiFiveの新XMシリーズは、優れたメモリ帯域幅と高性能を兼ね備え、AIの進化を支える重要な要素となるでしょう。
参考記事:SiFive
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