Intuit、AIワークフロー強化で業務自動化を推進
Intuitは、Generative AI Operating System(GenOS)プラットフォームにおいて、新たなエージェントAIワークフローを導入するなど、AIおよびデータ機能の強化を発表しました。
- IntuitはAI機能を強化したGenOSを発表しました。
- 新機能でビジネスの業務自動化を支援します。
- セキュリティ強化で安全なAI運用を実現します。
同社はQuickBooksやTurboTaxなどのビジネスツールで知られ、AI機能を活用してユーザー体験と生産性を向上させる取り組みを続けています。
今回の発表は、VB Transform 2024で行われ、同社のAIアシスタント「Intuit Assist」を進化させたもので、今後はエージェントAIにより、さらに個別対応が強化される予定です。
新しい機能は、2025年中頃にリリース予定で、現在テスト中です。
Intuitの最高データ責任者であるAshok Srivastava氏は、「GenOSの新機能は、AIとUXの統合を進め、ユーザーが求める自動化を実現します」と述べています。
これにより、ビジネスの複雑なタスクが効率化され、特にキャッシュフロー管理などの実務的な課題に対応することが期待されています。
新しいワークフローは、メールや文書、画像などの情報を解析し、売掛金や買掛金の自動処理を実現します。
ただし、人間の専門知識も併用し、業務プロセスに安心感を持たせる仕組みです。
さらに、Intuitはビジネスの財務状況に関する動的なインサイトの提供にも注力しています。
これにより、顧客は自身の財務、税務、コンプライアンス情報をより深く理解できるようになるでしょう。
また、GenOSに統合されたセキュリティモジュール「GenSRF」は、AIの安全性と透明性を確保するために開発され、責任あるAI運用をサポートしています。
今後もIntuitは顧客のフィードバックを反映し、GenOSのさらなる強化を進めていく計画です。
従来のAI技術と生成AIの融合が、今後の成長のカギとなると同社は考えています。
「私たちは従来のAI技術も含めて包括的に理解し、顧客の業務を変革するAIの開発に取り組んでいます」とSrivastava氏は強調しました。
参考記事:Venture Beat
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