Pika 1.5の活用事例!パワーアップし続ける動画生成AIの使い方10選
WEELメディア事業部AIライターの2scです。
みなさん!動画生成AI・Pikaシリーズの最新版「Pika 1.5」が登場しました。
まずは、Pika 1.5のすごさを以下の公式PVでご覧ください。投稿がバズりにバズっている理由がわかるはずです!
どうでしたか?非現実的で個性的な動画が生成できていますよね。
当記事ではそんなPika 1.5の活用事例のなかから、X(旧Twitter)で話題を呼んでいるものを10個紹介!Pika 1.5の概要とあわせてお届けしていきます。
完読いただくと、Pika 1.5で遊んでみたくなっちゃうかも……
ぜひぜひ、最後までお読みくださいね!
Pika 1.5とは?
「Pika 1.5」は2024年10月2日に動画生成プラットフォーム・Pikaに実装された最新の動画生成AI。Pika 1.0の後継にあたり、下記の基本機能を引き継いでいます。「誰でもコマンド一つで動画制作が行える」というのが、新旧Pikaシリーズに共通する魅力です。
- Text-to-Video:テキスト(プロンプト)からの動画生成
- Image-to-Video:画像からの動画生成
- Video-to-Video:動画からの動画生成
+ - Sound Effects:生成した動画に合う効果音をつける
- Lip Sync:キャラクターの口の動きを言葉に合わせる
そんなPikaシリーズの最新版・Pika 1.5はおもにクリエティビティの面で、先代・Pika 1.0から大幅な強化を受けています。具体的には、生成できる動画の品質・長さがUPしているだけでなく……
- Text-to-Video & Image-to-Videoでの動画生成の品質UP
- 一度に生成できる動画の長さが3秒→5秒に増加
- 6つの非現実的なエフェクトがかけられる「Pikaffects」の実装
- Crush it.:油圧プレスで叩き潰すエフェクト
- Melt it.:溶けるエフェクト
- Cake-ify it.:包丁で切られて断面がケーキになるエフェクト
- Explode it.:爆発するエフェクト
- Squish it.:人の手で押し潰すエフェクト
- Inflate it.:風船のように膨らませて飛ばすエフェクト
- 撮り方・動きの指定も可能に
- Bullet Time / バレットタイム:被写体を中心に回る撮り方(例:マトリックスの弾除けシーン)
- Vertigo:被写体の手前の物体が近づき、奥の物体が遠ざかる撮り方
- Dolly Left:カメラを左に等速移動させる撮り方
- Crane Down:上空から俯瞰でみる撮り方
以上のとおり、面白い動画を簡単に作れるギミックが盛り込まれているんです!
しかも、このPika 1.5はPikaユーザーなら誰でも利用可能。使える機能こそ違いますが、無料プランでも有料プランでも、Pika 1.5による動画生成が試せちゃいます。
公式サイト:Pika
Pika 1.5の活用事例10選
ここからは、登場したばかりのPika 1.5の活用事例について、X(旧Twitter)でバズっていたものを中心に10個ピックアップしていきます。まずは、本家・Pikaの事例から詳しくみていきましょう!
1.本家がPika 1.5で作ったムービーを紹介!
Pikaの公式Xはリリースに際して、Pika 1.5で作ったPVを公開しています。こちらがなかなかにショッキングですので、一度ご覧ください。それではどうぞ!
すみません、パスワードを忘れてしまいました。
Pika 1.5が登場!
よりリアルな動き・大きなスクリーンショット・物理法則を覆す驚きの「Pikaffects」など、Pikaの魅力はこれまで以上です。
ぜひお試しください。
いいですね。驚愕の出来栄えだと思います。
街中をティラノサウルスが走り回ったり、ゴリラが人間のように踊ったりというのは他の動画生成AIも同じ。今更驚くことではありません。
ただ、新機能・Pikaffectsによる……
- バンが溶ける様子
- 犬が風船のように膨らむ様子
- サンドイッチが油圧プレスで潰される様子
- 猫が手指で揉み潰される様子
- ケーキが爆発する様子
- 綿菓子のぬいぐるみがケーキのように切れる様子
などなど、非現実的なエフェクトは衝撃的でした。これなら、ギョッとするようないい動画が作れるかもしれませんね。
2.Pika 1.5で駐車場画像から車を揉み潰す動画を生成!
国内でも早速、Pika 1.5を試された方がいらっしゃいます。まずは、以下の投稿をチェック!
この事例では、Googleの画像生成AI「ImageFX」で用意した画像をPika 1.5に入力し、Image-to-VideoとPikaeffectsの「Squish it.」で動画に仕上げています。
動画自体は「駐車場の車を手指で揉み潰す動画」というもの。若干の破綻はありますが、それでも元の画像にない手指も含めて、リアルに動画化ができています。しかも、Sound Effectでネチョネチョした音までついているのがGOODです。
3.世界中の名所をPika 1.5で風船にして飛ばしてみた!
Pika 1.5の新機能・Pikaeffectsでは、被写体を風船のように膨らませて飛ばすエフェクト「Inflate it.」が選べます。
こちらを試した以下の事例が、Pika 1.5の実力を物語っていたので紹介させてください!
AI動画での私の初めての作品は @pika_labs で作りましたが、今は新しいPika 1.5モデルへのアーリーアクセスを得られて、とても興奮しています!信じられないほどリアルな動き、長めのクリップ、そして斬新なPikaffects——すべてを爆発させたり、溶かしたり、膨らませたり、ケーキ化できるんです。ぜひ試してみてください!
こちらの投稿では、下記の名所をPika 1.5の力で風船に変えちゃっています。
- 凱旋門
- エッフェル塔
- ルーブル美術館のピラミッド
- 自由の女神
- タージマハル
もちろん名所が風船に変わって飛んでいく様子もすごいのですが、それ以上に注目していただきたいのは飛び立った後の背景!Pika 1.5は最後のタージマハルを除いて、名所が消えた後の背景を違和感なく補完できているんです。
新機能ばかりに目が行きがちですが、ベースの実力もしっかり進化しています。ぜひぜひ、Pika 1.5をお試しください!
4.Pika 1.5ならミニカーを油圧プレスで破壊できる!
続いても、Pika 1.5の新機能・Pikaeffectsの事例です。まずは以下をどうぞ!
こちらは被写体を油圧プレスで叩き潰すエフェクト「Crush it.」を使った、ポルシェのミニカーを叩き潰す動画になります。当事例でのPika 1.5のすごいところは……
- 被写体が本物の車ではなくミニカーであることを理解している
- プラスチック製のミニカーらしい潰れ方が表現できている
- 効果音も軽いクラック音にできている
以上のとおり。単に動画を生成する能力だけでなく、状況を理解する能力もパワーアップしているんです。
5.Pika 1.5で巨大ロボットが大爆発!
今度は新機能・Pikaeffectsから、物体を爆散させる「Explode it.」の事例です。まずは以下の投稿をご覧あれ!
こちらのPika 1.5による動画は、ガ◯ダム風のロボットが「燃え上がれ」と言わんばかりに爆発四散する様子を表現したもの。金属的な飛び散り方をする破片と重みのある効果音がかなりリアルです!(著作権的に大丈夫なのでしょうか……)
このクオリティなら、個人でもハリウッド並みの映像作品が作れちゃうかも。撮影・編集が難しいシーンは、Pika 1.5に任せちゃいましょう!
6.トイレを包丁で切ったら中身はケーキ!?Pika 1.5のヤバイ新機能
続いては、食事中に見たくないPika 1.5の活用事例です。
新機能・Pikaeffectsの「Cake-ify it.」では、「どこからともなく現れた包丁が被写体をケーキのように切断して、中身のスポンジやフィリングがみえる様子」を動画生成できます。これをあろうことか、公衆トイレの画像に使ってしまった事例が、なかなかに閲覧注意。以下がその動画です。
Pika 1.5はかなりすごい。ジェネレーティブAIが現実を編集できるようになると言ったけど、これを想像してたわけじゃないんだよね…笑
動画中では、公衆トイレがPikaeffectsによって潰されたり溶けたりしています。
その中には、トイレが包丁で切られる様子も。チョコレートと卵をふんだんに使っていそうな断面が見えていて、いい意味で「うわっ、気持ち悪っ……」となりました。これは、インターネットで流行りそうな予感がしますね。
7.ネットで有名な”あの画像”をPika 1.5でアレンジ!
早速、Pika 1.5でネットミーム画像を動画化して遊んでいる方もいます!まずは、以下の投稿をみてみましょう。
Pika 1.5は本当にすごい。これは確実に何か大きなことが起きている。
このように、Xでよく見かける「目移りする男性」が指で揉み潰されています。
こちらのベースは「Distracted boyfriend」というネットミームの超有名画像。それをPika 1.5の新機能・Pikaeffects(Squish it.)で動画生成したものが今お見せした動画になります。
このPika 1.5も、楽曲生成AI「Suno AI」やAdobe Fireflyの「生成拡張」のように、インターネットの住人に愛されてゆくのでしょうか。今後が気になりますね。
8.流行りのコビトカバも風船化
タイの動物園で生まれた人気者のコビトカバ「ムーデン(Moo Deng)」も、Pika 1.5にかかれば風船になっちゃいます。それがこちら!
Pika 1.5はすごいですね。
今や画像が信じられないほどクリエイティブな動きで命を吹き込まれています。
お見事です!動物的な弾力感や体のパーツは保ったまま、コビトカバが風船のようにみるみる膨らんでいきます。被写体の性質を理解した上で動画にできるというのはやはり、Pika 1.5の強みですね。
9.溶けるエフェクト
ここまでショッキングな動画ばかりお見せしてきましたが、今度はおしゃれなPika 1.5の活用事例もご紹介します。まずは以下の投稿をご覧あれ!
こちらは新機能・Pikaeffectsから溶けるエフェクトの「Melt it.」で、金属製のユニコーンがドロドロに溶けていく様子を表現した動画になります。その見どころは、溶けていく金属の質感!光沢や流体運動がリアルに再現されていて、Pika 1.5の底力が垣間見えます。
10.ダークな雰囲気の映像作品
最後に、Pika 1.5を使った本格的な映像作品をご紹介します。それでは、以下の投稿をご覧ください!
Pika Labsの新しいPika 1.5モデルへのアーリーアクセス、ありがとうございます!
ツールを使用しているアーティストへの積極的なサポート、心から感謝します。Pikaffectsを使って、私の世界を爆発させたり、溶かしたり、膨らませたり、ケーキ化したりするのが楽しかったです。
さあ、次はもっとテストだ!
🎧 ON
ダークな世界観の絵画をベースに、程よくグロテスクな動画ができています。随所に盛り込まれたPikaeffectsの「Melt it.」がいい味を出していますね。
これならMVや宣材動画が気軽に用意できちゃうかもしれません。ぜひぜひ、Pika 1.5で遊んでみてください!
なお、先代のPika 1.0について詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご確認ください。
表現力マシマシの「Pika 1.5」はクリエイターにおすすめ!
当記事では、Pikaに実装された最新の動画生成AI「Pika 1.5」の活用事例を10個お見せしました。Pika 1.5が先代・Pika 1.0からパワーアップしてできるようになったことは……
- Text-to-Video & Image-to-Videoでの動画生成の品質UP
- 一度に生成できる動画の長さが3秒→5秒に増加
- 6つの非現実的なエフェクトがかけられる「Pikaffects」の実装
- Crush it.:油圧プレスで叩き潰すエフェクト
- Melt it.:溶けるエフェクト
- Cake-ify it.:包丁で切られて断面がケーキになるエフェクト
- Explode it.:爆発するエフェクト
- Squish it.:人の手で押し潰すエフェクト
- Inflate it.:風船のように膨らませて飛ばすエフェクト
- 画角が広がり、撮り方・動きの指定も可能に
- Bullet Time / バレットタイム:被写体を中心に回る撮り方(例:マトリックスの弾除けシーン)
- Vertigo:被写体の手前の物体が近づき、奥の物体が遠ざかる撮り方
- Dolly Left:カメラを左に等速移動させる撮り方
- Crane Down:上空から俯瞰でみる撮り方
以上のとおり。Pika 1.5なら、非現実的かつ整合性のとれた動画が一瞬で用意できてしまいます。
活用事例のほうも、ギョッとするものからおしゃれなものまで面白い動画が続々出ていました。みなさんもぜひぜひ、遊びに仕事にPika 1.5を活用してみてください!
生成系AIの業務活用なら!
・生成系AIを活用したPoC開発
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・システム間API連携
最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では
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まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
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