【GPT 4 All Tools】ChatGPTが全機能同時に使用できるように! 使い方や料金を徹底解説
2023年10月29日、ChatGPT Plusの一部ユーザーでGPT4がアップデートされたことが確認されました。
実際にこんな感じで、GPT-4搭載の全ての機能を切り替えることなく使えるようになったとのこと。アップデートにより、All toolsや様々な形式のファイル入力に対応できる機能などが追加されたようです!
また、知識のカットオフも更新され、最新情報にもアクセスできるようになったそうなので、現在分かっている情報を皆さんにお伝えします。
是非最後までご覧ください!
GPT4 最新アップデートの概要
2023年10月29日、ChatGPT Plusの一部ユーザーでGPT4がアップデートされたことがXなどで報告されています。
アップデートの主な内容は以下のとおりです。
- ユーザーがさまざまな種類のドキュメントをアップロードして分析できる新しいマルチモーダルGPT4バージョンをリリース。
- デフォルトのGPT4は、GPT4 All Tools となり、ユーザーの意図に合わせて自動的に高度なデータ分析、DALL・E 3、ブラウジングモードの切り替えを行ってくれます。
- 一部の新機能により、多くのサードパーティ製 ChatGPT プラグインが廃止。
- 2023年4月までの最新の情報にアクセスできるようになった。
これらについての情報を整理していきましょう!
今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、弊社公式X(旧Twitter)からご連絡ください。
GPT4 All Tools
今回のアップデートの目玉機能は、「GPT4 All Tools」で間違いないでしょう。
この機能は、ユーザーが入力したプロンプトの意図に合わせて自動的に高度なデータ分析、DALL・E 3、ブラウジングモードの切り替えを行ってくれます。
GPT4 All Toolsは、特に設定することなくデフォルトのGPT4で使用できます。
こちらもいくつか例が出てきていたので紹介します。
まずはこちらの画像をご覧ください。
こちらは、ブラウジング機能でコロラド州デンバーの天気と時間を検索し、それをもとにDALL・E3で画像を生成しています。
これ凄くないですか?
GPT-4の機能がシームレスに連携することで、GPT4のみで簡単に画像生成が出来てしまうのかと感心しました。
続いて、こちらの画像をご覧ください。
この画像では、
1. 画像入力
2. 入力画像に基づいて新しい画像を生成
3. 生成した画像についてのレポートデータを作成
4. レポート データをダウンロード用に CSV ファイルとして保存
このようなことが行われています。
「GPT-4Vで画像入力を理解し、DALL・E3で画像を生成して、さらにそこから画像のデータを解析して、それをCSVファイルにして保存する」というタスクが、全部同じチャットでシームレスに行えるようになっています。これによりGPT4での画像生成も気軽に行えるようになりました。
今回のアップデートにより、ChatGPTはより完璧なマルチモーダルAIに近づいたといえますね!
これらの機能は、実際に使えるようになったら試してみようと思います。
様々な形式のドキュメントに対応
今回のアップデートにより、様々な形式のドキュメントに対応し、PDFを直接入力してチャットできたり、データ分析した結果をCSVファイルで出力したりできるようになりました。
一つ例を紹介します。以下の画像をご覧ください。
この画像では、pdfを入力して、内容を要約させて内容に対する質問をしています。
これを見ると、要約も分析も問題なく、デフォルトのGPT4でシームレスに行えるようになっているので、このアップデートによりさらにタスクの効率化ができそうです。
また、この機能を実装するにあたり、サードパーティー製のプラグインは使用していないそうです。
PDFやその他のファイルをシステム内で直接分析できるようになったため、これまでこれらのギャップを埋めていたサードパーティの ChatGPT プラグインの必要性がなくなります。
そのため、プラグイン機能は2024年4月9日に終了しましたが、その代わりに、GPTsと呼ばれるプラグイン機能の進化版が追加されるされたため、今まで通りChatCPTを自分好みにカスタマイズすることもできます。。
2023年4月までの最新情報にアクセス
今回のアップデートでは、GPT-4の新機能の追加に加えて、モデル自体のアップデートも行われています。
その中でも、注目すべきはアクセスできる学習データの期間でしょう。今回のアップデートで2023年4月までのデータにアクセスできるようになったため、今まで出力できなかった新しい情報にもアクセスできるようになりました。
しかし、リアルタイムなトレンド情報などについては学習できないため、GPT-4を利用して最新情報を出力させる場合は学習データの期間をしっかり把握する必要があります。
また、2023年4月以前の情報を出力する場合でも、ChatGPTがハルシネーションを起こす可能性があるので、ChatGPTから出力された情報は鵜呑みにせず、出力された情報は人間の目で最終チェックを行うようにしましょう。
なお、GPT-4Vについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
GPT4 All Toolsの料金
GPT4 All Tools自体が追加されたことによって料金は発生しませんが、GPT4 All Toolsを利用する場合は、月額20ドルのChatGPT Plusに加入する必要があります。
そのため、もともとChatGPT Plusに加入していたユーザーは追加料金なしでGPT4 All Toolsを利用することができます。
ChatGPTがアップグレードできない場合
今回紹介しているGPT4 All Toolsを利用するためには、ChatGPT Plusに加入する必要があります。しかし、ChatGPT Plusに加入しようとしても加入できず、ChatGPTがアップグレードできないという事態に陥ったユーザーもいらっしゃるでしょう。
原因はさまざまありますが、新機能が追加されたりアップデートが行われたタイミングではChatGPT Plusに加入する人が多く、アクセスが集中することが予想されるため、一時的にChatGPT Plusへの加入が制限されることがあります。
そのため、ChatGPTのアップデートしたタイミングでChatGPT Plusへ加入しようとしてもできない可能性が高いので、制限が解除されるまで待つ必要があります。
GPT4 All Toolsの使い方
GPT-4の新機能のは、すべてデフォルトのGPT4に組み込まれており、以下のようにGPT4でDefaultを選択するだけで使用できます。
そのため、GPT4 All Toolsの使い方といっても特に必要な操作は不要です。今まで通り、自然言語によるプロンプト入力で対応できるので、簡単にGPT4 All Toolsを利用することができます。
なお、GPT4 All Toolsの活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
進化したGPT4で作業効率が格段に向上
最新アップデートにより、GPT4に「様々な形式のドキュメントに対応」と「高度なデータ分析、DALL・E 3、ブラウジングモードの自動切り替え機能」が追加されました。
これにより、一つのチャットでシームレスに様々なタスクを行うことができ、これまでと比べ作業が格段に効率化されます。
機能面以外にも、知識のカットオフが更新され、最新情報についても答えられるようになったそうなので、GPT4の新機能と合わせて、これまで活用できなかったようなところにChatGPTが活用できるようになるかもしれません。
この記事を読んで気になった方は、是非試してみてください!
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