ChatGPT使うなら知っていて当然のテクニック7選!長いコード入力のコツも含め徹底解説
ChatGPTを使いこなせていますか?うまく使いこなせない…と感じている方も多いと思います。
ただ、ChatGPTが話題になって1年ほど経ち、情報があふれているのでどの方法が活用できるかわかりづらいですよね。そんな中で、「これだけは押さえておくべき!」というものをピックアップしました。
今回の記事で紹介するのは、ChatGPTを使うなら知るべき7つのテクニックです。ChatGPTの周辺知識を抑えておきたい方にとっては必須級の内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください!
深津式プロンプト
まず、ChatGPTを使うならまずはじめに知っておくべきテクニックは深津式プロンプトです!note株式会社 CXOである深津貴之さんが考案しています。命令・制約条件・入力を明確に分けるのがポイント!こうすることで、ChatGPTからの回答精度がアップしやすくなります!
プロンプト:
# 命令:
あなたは最高のライターです。
以下の制約条件と入力文をもとに、最高のブログタイトルと文章を出力してください。
# 制約条件:
• 文字数は400文字程度。
•文章を簡潔に
# 入力:
[入力文章]
# 出力:
タイトル:
文章:
ちなみに上記の深津式プロンプトは、Ver1に該当します。Ver1だけでも十分威力を発揮しますが、より使いこなしたいという人は、Ver2も含まれているこちらの動画をご覧ください!ご本人が実演されておりますので要チェックです!
さらに、最新情報が知りたかったら深津さんのTwitter↓もチェックです!
深津さんのTwitterアカウントのURL:https://twitter.com/fladdict
なお、深津式プロンプトについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
シュンスケ式ゴールシークプロンプト
次に紹介するのは、ひふみ株式会社の取締役である林 駿甫さんが開発したプロンプトの書き方です。ChatGPTにやってもらいたいことが曖昧なときに活用できます。
曖昧さをなくすために、ChatGPT自身が質問してくれるのが特徴的です。そして、私たちがフィードバックすると、やりたいことを実現するためのプロンプトができあがっていきます。
みなさんが誰かに作業指示を出すときのことを想像してください。ふわっと「これやっておいて」と伝えても、指示した相手はわからないですよね。
分からないなりに相手が成果物を作っても、「俺が思ってたのと全然違う……」ってなっちゃいます。そうならないように、成果物のイメージをしっかり確認してくれるのです。
詳しくは、こちらで林さんが実演もされているので、一緒に手を動かしてみましょう!
英語で入力する
ニュース記事を要約するなど、長文をChatGPTへ入力したとき、次のようなエラーが出たことはないでしょうか?
このエラーは、入力文字数の制限に達したときに出るものです。この場合は、日本語ではなく英語を使うと解決する可能性があります。
というのも、入力文字数の制限には「トークン数」が関係し、言語によって異なるのです。おおざっぱな説明ですが、英語の場合は1単語が1トークンで、日本語の場合は1文字で1~3トークンと言われております。
日本語の場合、ひらがなや漢字でゆらぎが発生するのです。では、「命令」という単語で概算してみると次のように予想できます。
出力:2~6トークン
output: 1トークン
そして、実際に、token数をカウントするプログラムを動かしました。
出力:3トークン
output: 1トークン
1単語で、これだけ差が出ます。文章を英訳して入力するとトークン節約効果が絶大ではないでしょうか?
また、ChatGPT(GPT-4)の言語別の精度を見比べると、英語の方が明らかに高いです。長文処理もできて精度もいいので、ぜひ英語で入力してみてください。
一方で、2024年4月15日にGPT-4の日本語特化カスタムモデルが発表されました!このモデルのすごいところは日本語の処理速度が3倍にUPし、 日本語使用時の消費トークン数が減少してコスト47%減になるのです!2024年4月現在は具体的な提供開始時期や料金体系がわかっていないので、英語を活用しつつ朗報を待ちましょう!
なお、日本語特化GPT-4について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
長文を分割して入力する
次に紹介するのは、いくら頑張っても1回で入力しきれない長文があるときに使うテクニックです。今回は、文章を一つにして表示する場合を例に説明します。これができると、長い文章を要約するなどの応用も利くのでぜひ覚えてくださいね。
まずは、プロンプト1を入力。文章を結合する例も示すことで、ChatGPTが指示通りに動きやすくなります。
次に、プロンプト2を、長文の入力が完了するまで繰り返します。[入力文章] に、結合させたいテキストを入力しましょう。
最後にプロンプト3を入力すると、文章を結合してもらえます。
プロンプト1:
#instruction:
これからする会話では、「解除」と指示するまで「OK」だけ返し、
入力された文字列を結合してください。
#example:
「おはよう。」と「こんにちは。」と「こんばんは。」がバラバラに入力されたら、
最終的に「おはよう。こんにちは。こんばんは。」と返してください。
プロンプト2:
「OK」だけ返して。
【分割テキスト】
[入力文章]
プロンプト3:
解除。
【分割テキスト】より下に書かれていた入力内容をあわせて一つにしてください。
【分割テキスト】は書かないでください。
結合した文章を表示してください。
最終的にプロンプト3を実行するとこんな感じ。こちらでは「日本に関する文章」を分割入力し、結合させました!
WEB職TVさんの動画で、分かりやすく解説されております。他のテクニックも公開されているのでご視聴あれ!
プログラムの処理を解説してもらう
次に、紹介するのはプログラムの処理をChatGPTに解説してもらう方法です。プログラム初学者の方でも、ChatGPTに解説してもらえば長いコードの学習に対するハードルはぐんっと下がります。
「このプログラムはどんな処理をしているんだろう?」という疑問も、次のようなプロンプトを使えばすぐに解決です!一つ前に説明した「長文を分割して入力する」方法と組み合わせれば、学習が捗りそうですね!
プロンプト
#instruction:
次のプログラムがどのような処理をしているか解説してください。
#input:
[プログラムコード]
#output:
こちら↓は実際にやってみたキャプチャです。
敬語を使う
最後に紹介するのは敬語を使う方法です。敬語を使ってChatGPTへプロンプトを入力すると精度が上がります。
「ボールペンのキャッチコピーを書く」というタスクを例に、こちらの記事で検証されておりました。「書け」と命令するより、「書いていただけますか」などと丁寧に指示すると、提案してくれるキャッチコピー数が増えたとか。※1
人と接するときと同様、「ChatGPT様」にも丁寧に作業指示を出さないとだめってことですね!
GPT-4 に課金する!
そして、最後におすすめするのはやっぱりGPT-4への課金です。正直言って月額20ドル支払う価値はあります!
別にOpenAI側からアフィリエイトもなにも発生してません。だからこそ強気に言います。これはガチです。
例えば、日本語での入力に対して精度の高い回答をくれます。「英語で入力しましょう」とさきほど提案しましたが、やはり翻訳するのが面倒なときがあるかなと。実際、下記の1と2を比べると、2の精度が高いと OpenAI社から報告されています。
- GPT3.5(非課金状態)への英語入力
- GPT4(課金状態)への日本語入力
筆者がリサーチや情報整理に使うとき、GPT-3.5なら答えられない内容もGPT-4なら器用に答えてくれるシーンばかり。ChatGPTを毎日使っているなら、ぜひ課金をおすすめします。
あとは、GPT-4はGPT-3.5より賢いです。アメリカの司法試験をGPT-3.5とGPT-4に解かせたところ、GPT-4はトップ10%の成績でGPT-3.5 は下位10%の成績だったんですね。
体感的にも、3.5と4とでは雲泥の差を感じます。もしも課金してないよ、って方がいましたら、一ヶ月だけでも課金してみてはどうでしょう?その威力を試してみると良いかもしれませんよ!
なお、ChatGPT-3.5とChatGPT-4の違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
ChatGPTのテクニックで長いコードの入力を攻略しよう!
話題のChatGPTですが、使いこなすには長いコードを入力するためのテクニックが必要です。今回はChatGPTを使うなら必須のテクニックを7つ紹介しました。
- 深津式プロンプト
- シュンスケ式ゴールシークプロンプト
- 英語で入力する
- 長文を分割して入力する
- プログラムの処理を解説してもらう
- 敬語を使う
- GPT-4に課金する
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最後に
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