【Your Year with ChatGPT】生成AIとの1年を振り返り!OpenAIの年末まとめ機能を解説

Your Year with ChatGPT 生成AI 1年 振り返り OpenAI 年末 まとめ 機能 解説
押さえておきたいポイント
  • ChatGPTの1年間の使い方をまとめて振り返れる公式機能
  • 会話内容そのものではなく、利用傾向やテーマを可視化
  • 個人向けプラン限定で、利用条件を満たした場合のみ表示

Apple Musicの「年間ベスト」や、YouTubeの「今年のまとめ」を見て、「今年はこんな音楽を聴いてたな」「こんな動画にハマってたな」と振り返った経験がある方も多いのではないでしょうか。実は、ChatGPTにも同じように1年間の利用を振り返る機能が登場しています。それが、OpenAIが提供するYour Year with ChatGPTです。

Your Year with ChatGPTでは、ChatGPTとどのような会話を重ね、どんなテーマやアイデアに向き合ってきたのかを、まとめて確認できます。単なる履歴一覧ではなく、「この1年、AIとどう関わってきたか」を振り返る体験として設計されている点が特徴です。

この記事ではそんなYour Year with ChatGPTの仕組みや、実際に使ってみた方の紹介をしています。ぜひ最後までお読みいただき、年末をワクワクした気持ちで迎えてください!

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目次

Your Year with ChatGPTとは

Your Year with ChatGPTのまとめ画面
参考:https://x.com/fidjissimo/status/2003258317012148563?s=20

YourYearwithChatGPTとは、OpenAIが提供する、ChatGPTの一年間の利用を振り返る公式機能です。ユーザーがChatGPTとどのような会話を重ね、どんなアイデアやテーマに向き合ってきたのかを、まとめて可視化します。単なる履歴一覧ではなく、「一年を形づくった対話と発想」を振り返る体験として設計されている点が特徴と言えるでしょう。

YourYearwithChatGPT

この機能は、2025年初頭にかけて段階的に提供が開始されました。OpenAIの公式発表によると、米国・英国・カナダ・ニュージーランド・オーストラリアを対象に先行展開されています。2025年12月24日時点では、日本への展開はされていません。

なお、ChatGPTについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Your Year with ChatGPTの仕組み

Your Year with ChatGPTの仕組み

Your Year with ChatGPTは、新しいAIが裏で複雑な分析を行っている機能ではありません。仕組みの中心にあるのは、これまでのChatGPTの利用履歴を整理し、見やすくまとめることです。

まず前提として、この機能は過去のチャット内容そのものを再生成したり、深く解釈し直したりするものではありません。OpenAIの公式FAQでも示されている通り、扱われるのは「会話の全文」ではなく、利用傾向やテーマといった情報です。

具体的には、ChatGPTに保存されているチャット履歴や保存メモリ(オンにしている場合)の情報が使われます。これらをもとに、「どんな話題についてよく使っていたか」「どんな用途で利用していたか」といった傾向が整理されます。

そのうえで、整理された内容はカード形式やビジュアル要素として画面上に表示されます。数字や専門用語を並べるのではなく、直感的に理解できる構成になっている点が特徴です。AIに詳しくない人でも、「この1年はこういう使い方をしていたんだな」と自然に振り返れる設計と言えるでしょう。

なお、この仕組みは統計レポートや業務分析ツールとは目的が異なります。作業時間や生産性を厳密に測定するものではなく、あくまで「ChatGPTとどんな関わり方をしてきたか」を振り返るための体験として設計されています。

そのため、Your Year with ChatGPTはAIの性能を評価する機能ではなく、ユーザー自身が一年間の思考や関心の流れを見直すための仕組みと理解するのが適切です。

Your Year with ChatGPTを利用できるプラン

Your Year with ChatGPTは、OpenAIが提供する個人向けChatGPTユーザー専用の機能です。すべてのアカウントで利用できるわけではなく、対象となるプランと対象外のプランが明確に分かれています。

利用できるのは、消費者向け(個人利用)のChatGPTプランです。具体的には、ChatGPT Free、Go、Plus、Proといったプランが対象とされています。日常的にChatGPTを使っている個人ユーザーであれば、これらのプランに該当するケースが多いでしょう。

一方で、ChatGPT Team、Enterprise、Educationなどの法人・組織向けプランでは、この機能は提供されていません。これは、Your Year with ChatGPTが「個人の振り返り体験」を目的として設計されているためです。業務利用や教育利用を前提としたアカウントでは、表示されない仕様となっています。

また、対象プランであっても、必ず利用できるとは限らない点には注意が必要です。公式FAQでは、以下の条件を満たしている必要があると明記されています。※1

  • チャット履歴参照がオンになっていること
  • 保存メモリ機能がオンになっていること
  • 対象期間中に一定量以上のChatGPT利用履歴があること

これらの条件を満たしていない場合、プランが対象であってもYour Year with ChatGPTは表示されません。

このように、Your Year with ChatGPTは「有料か無料か」だけで決まる機能ではなく、プランの種類・設定状況・利用実績の組み合わせによって利用可否が決まる仕組みです。事前に条件を理解しておくことで、「表示されない」という混乱を防ぎやすくなるでしょう。

Your Year with ChatGPTの使い方

公式XよりYour Year with ChatGPTの使い方
参考:https://x.com/OpenAI/status/2003190107202027898?s=20

対象条件を満たしているユーザーの場合、ChatGPTのホーム画面上に「Your Year with ChatGPT」への案内が表示されます。この案内をタップまたはクリックすることで、振り返り画面を開くことができます。アプリやWeb版のどちらからでも利用できる仕様です。

また、OpenAI公式FAQでは、チャット画面で特定のフレーズを入力する方法も案内されています。チャット欄に「show me my year with ChatGPT」と入力すると、対象ユーザーであればYour Year with ChatGPTが起動します。

Your Year with ChatGPTを実際に使ってみた例

実際にXでは海外の方で利用した、という投稿が見受けられました。

1年のまとめに相応しい、華やかな演出ですね。日本でも使えるのが待ち遠しいなと思いました!

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

ChatGPTで新しい年末の振り返り体験

Your Year with ChatGPTは、AIの性能や生産性を評価するための機能ではありません。この機能の目的は、ChatGPTと過ごした1年を振り返り、自分の思考や関心の流れを見つめ直すことにあります。

音楽や動画の年末まとめが「好みの変化」を教えてくれるように、Your Year with ChatGPTは「自分が何を考え、何に悩み、何を学ぼうとしていたのか」を静かに映し出します。

現時点では日本未提供ですが、今後展開された際には、ChatGPTを日常的に使っている人ほど「なるほど」と感じる体験になるでしょう。AIをただ使うだけでなく、どう付き合ってきたかを振り返る。そんな新しい年末の過ごし方として、注目したい機能です。

最後に

いかがだったでしょうか?

ChatGPTの利用傾向をどう業務改善やAI活用戦略に活かすべきか、個人利用と法人活用の違いを踏まえて整理できます。自社に最適な生成AIの使い方を見直すヒントとして活用可能です。

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投稿者

  • WEEL Media部

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