AI機能搭載「Copilot+ PC」各メーカーから発売
Microsoftが提唱する「Copilot+ PC」に準拠したパソコンが各メーカーから発売されました。
- Copilot+ PCが各メーカーから発売開始。
- NPU活用で高効率なAI機能を搭載。
- 新機能としてコクリエイターなどを提供。
最大の特徴は、CPU内蔵のNPUを活用したAI機能をローカルで利用できる点です。
現時点では、QualcommのSnapdragon X Elite/Plusを搭載したPCのみですが、今後対応機種の拡大が期待されています。
「Copilot+ PC」は従来のGPUではなく、NPUを用いたAI機能を特徴としています。
NPUはAI推論に特化しており、小規模かつ低消費電力での処理が可能です。
Microsoftはこれを「Windows Copilot Runtime」として提供し、NPUを活用できる「Windows Copilot Library」との組み合わせにより、Windows上でのAI機能を実現しました。
具体的な機能として、「コクリエイター」「リコール」「Windows Studio エフェクト」「イメージクリエーター/リスタイル」「ライブキャプション」「自動スーパー解像度(Auto SR)」の6つが提供されます。
それぞれの機能は以下の通り。
- コクリエイター:ペイントに搭載された生成AI機能で、手書きのラフスケッチとプロンプトを組み合わせて画像を生成。
- リコール:デスクトップのスクリーンショットを定期的に取得し、後から検索できる機能。
- Windows Studio エフェクト:Web会議向けのカメラとサウンドの効果を提供。
- イメージクリエーター/リスタイル:フォトアプリでの画像生成・編集機能。
- ライブキャプション:音声出力をリアルタイムで翻訳・表示。
- 自動スーパー解像度(Auto SR):は低解像度のゲームを高品質に補完する機能。
「Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9」を使ってこれらの機能を試したところ、特に「Windows Studio エフェクト」では、カメラ目線維持や背景ぼかしなどがスムーズに動作し、ビジネスシーンでの利便性が高いことが確認されました。
また、Copilot+ PCには今後、NPUに最適化された小規模言語モデル「Phi-Silica」の登場も予定されており、さらに多機能になることが予想されます。
Copilot+ PCを購入する際は、タッチ対応や大容量メモリが便利です。
今回記事内で試用した「Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9」はタッチ対応で32GBメモリを搭載し、24万円の実売価格で提供されています。
参考記事:PC Watch
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