AIで医療アプリを変革するHuma、8000万ドル調達

ロンドンに本社を置くヘルステック企業Humaは、AIを活用したクラウドプラットフォームを発表しました。

このプラットフォームは、スタートアップ企業が規制されたデジタルヘルスアプリを迅速にプロトタイプし、展開し、拡大することを可能にします。

Humaは、既にいくつかのスタートアップや大手製薬会社がこのソリューションを活用していると報告。

HumaのCEOであるダン・ヴァダット氏は、このプラットフォームをデジタルヘルスソリューション向けのShopifyに例え、デジタルとAI技術を誰でも利用できるようにすることを目指しています。

Humaは、医療を反応的から予防的に転換し、デジタルとAI技術の統合を加速させることを目指しています。

Humaは2011年にMedopadとして設立され、過去10年間でリモート患者モニタリングから分散型臨床試験まで、様々なヘルスケアアプリを作成するためのプラットフォームを開発してきました。

新しいクラウドプラットフォームは、ウィジェット、モジュール、テンプレート、疾病管理ツールを使用してカスタムデジタルヘルスアプリを迅速に開発および展開することを可能にします。

HumaはGoogleなどのパートナーと協力してAIモデルのライブラリを開発し、ユーザーがこれらのモデルを活用してカスタムケアソリューションを作成できるようにしています。

生成AIを活用することで、Humaは臨床チームが患者データを効率的にレビューするのを支援。

Humaのモジュラープラットフォームは、3,000以上の病院やクリニックで利用されており、新しいクラウドプラットフォームを通じてその影響力をさらに拡大することを目指しています。

Humaは、組織が独自にアプリを開発できるようにすることで、そのリーチと影響力を大幅に拡大することを期待。

最近の資金調達の一部は、Humaクラウドプラットフォームの拡張とデジタルヘルス分野への投資に充てられます。

他のソリューションと比較して、Humaの規制承認を受けたヘルスケアに特化したアプローチが際立っています。

参考記事：VentureBeat