コニカミノルタ、教育向けAIアシストに4万問教材搭載

コニカミノルタジャパン株式会社は、学校教育向けソリューション「tomoLinks」の「先生×AIアシスト」サービスに、株式会社増進堂・受験研究社のベストセラー教材約4万問を2024年8月1日から標準搭載することを発表しました。

収録される問題は基礎から受験対策まで幅広く、思考力や表現力を養う記述式問題も含まれています。

「先生×AIアシスト」は、学校や自治体が保有する学力データや学習状況をAIが分析し、各生徒に最適な教材や確認テストを提供するサービスです。

教材は無料の標準版と有償版があり、有償版では学校の方針に応じた教材選択が可能です。

さらに、同社は有償版教材の第1弾として、城南進学研究社のオンライン学習教材「デキタス」を2025年春に提供開始すると発表しました。

これに先立ち、2024年9月1日から2025年3月31日まで、「先生×AIアシスト」の契約者に対し「デキタス」教材を無償で利用できるキャンペーンも実施されます。

教育現場では、複数の企業が提供するデジタル教材や学習コンテンツを利用していますが、各コンテンツごとにアカウント登録やログインの手間がかかり、学習データも分散して管理される課題がありました。

tomoLinksでは国際標準規格LTIに対応し、各コンテンツのアカウント情報を一括管理することで、データの統合管理が可能となり、教材はAI分析が可能な教育データとして扱われ、個別最適化が進むと期待されています。

また、2024年7月25日から26日に開催される「第9回 関西教育ICT展」のコニカミノルタジャパンのブースでは、同ソリューションの詳細が展示・説明される予定です。

参考記事：こどもとIT