NVIDIAのAIチップ「B200」製造遅延、設計上の欠陥が原因
NVIDIAが開発中のAIチップ「B200」に設計上の欠陥が見つかり、製造が少なくとも3カ月遅れる見込みであることがB200を注文している企業の従業員からリークされました。
- NVIDIAのAIチップ「B200」に設計欠陥が発見。
- 製造が少なくとも3カ月遅延予定。
- Microsoftなど大企業が影響を受ける。
NVIDIAは2024年3月の技術カンファレンス「GTC 2024」で、数兆パラメータ規模のAIモデルを実現する新アーキテクチャ「Blackwell」とB200を発表しました。
発表時には「Blackwellアーキテクチャを搭載した製品は2024年後半に入手可能になる」としていましたが、今回の設計欠陥により計画が遅れることとなりました。
テクノロジー業界を専門に扱うニュースサイト「The Information」によると、Microsoft、Google、Metaなどの企業が既に数百億ドル規模でB200を注文しているとのことです。
Microsoftの従業員からの情報によれば、NVIDIAから「最先端AIチップの納入が遅れる」という連絡があり、遅延の理由は「製造プロセスの異例の遅い段階で発見された設計上の欠陥」によるものとされています。
NVIDIAはThe Vergeの取材に対し「B200の生産は下半期に増加する見込み」とコメントしましたが、具体的な遅延については詳細を明かしていません。
参考記事:The Information
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