AIエージェントとは?仕組み・種類・生成AIやRAGとの違いを徹底解説

AIエージェント とは 仕組み 種類 生成AI RAG 違い 徹底 解説
押さえておきたいポイント
  • AIエージェントは情報取得だけでなく判断・実行まで行う自律型AI
  • 問い合わせ対応・資料作成・採用活動など非定型業務の自動化に活用可能
  • 導入時はセキュリティ対策・ハルシネーション対策・コスト管理が重要

AIエージェントって結局、ChatGPTと何が違うの?」そんな疑問を持つ方が増えています。

AIエージェントとは、目標に向かって自ら計画・判断・実行できる自律型のAIです。ChatGPTのようなチャット形式の生成AIが「聞かれたことに答えるAI」だとすれば、AIエージェントは「指示なしで業務をしてくれるAI」だと言えます。業務自動化の可能性を大きく広げる可能性があります。

当記事では、AIエージェントとは何か・生成AIとの違い・種類・活用事例・おすすめツールまで、初めての方にもわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/

目次

AIエージェントとは?

さまざまな解釈がありますが、弊社・株式会社WEELが定義するところの「AIエージェント」は…

WEELが定義する「AIエージェント」

特定の業務に特化してフローを(半)自動化する生成AIツール

上記になります。運用時のイメージとしては下図のとおりで、各業務に配属したAIエージェントに指示を出して成果物を得るという、人間相手のような運用体制が期待できます。

より具体的に説明すると、このAIエージェントは生成AIと従来のソフトウェアプログラム(RPA・Bot・データベース…etc.)を組み合わせたソリューションです。

その強みは、生成AIによる理解力・判断能力とソフトウェアプログラムによる知覚能力・実行能力を兼ね備えている点にあります。

両者のいいとこ取りをした結果、これまで人間にしかできなかった『抽象的・曖昧な判断』も含めて業務が自動化できるようになっているんです。

AIエージェントとRAGの違い

AIエージェントとRAGは、どちらも生成AIと組み合わせて活用される技術として混同されがちです。しかし、その目的と役割はまったく異なります。

RAGが学習データ外の情報を参照して、より正確な回答を生成するための仕組みであるのに対し、AIエージェントは情報を取得したうえで、実際の業務まで自律的に実行できる存在です。業務効率化・自動化を検討する際は、まずこの違いを押さえておきましょう。

RAGとは

RAG(Retrieval-Augmented Generation)とは、生成AIが外部データベースや社内文書を検索し、その情報をもとに回答を生成する仕組みです。

学習データに含まれない最新情報や社内ナレッジにも対応できるため、ハルシネーション(誤情報の生成)を抑制できる点が強みです。ただし、あくまでより正確な回答を返すための技術であり、AIが自ら業務を動かす機能は持っていません。

最大の違いは「自律的かどうか」

生成AIのマインドマップ

AIエージェントとRAGの違いは、「半自律的に判断し、実際の業務を遂行できるかどうか」 という点にあります。

スクロールできます
AIエージェントRAG
コンポーネントRAG(情報取得)+入出力の機構外部データベース等
目的情報をもとに判断し、実際の業務やタスクを自律実行する正確な情報を検索し、生成AIの回答を補強する
ワークフロー入力を受ける → RAGなどで情報取得 → 半自律的に判断 → 業務を実行検索 → 情報を生成AIに渡す → 回答を生成
できること・学習範囲外の知識への回答
・半自律的な判断
・実業務の遂行
・学習範囲外の知識への回答
AIエージェントとRAGの違い比較表

RAGがより良い答えを返す仕組みであるのに対し、AIエージェントはRAGを備えたうえで「行動する」ところまで担える存在です。回答にとどまらず、実際の業務遂行まで自動化できる点が最大の違いといえます。

Agentic RAGとは

Agentic RAGとは、RAGとAIエージェントのワークフローを統合し、複数回の検索や情報検証を行えるようにしたものです。RAGとAIエージェントを組み合わせた新たなアプローチ手法として、近年注目されています。

また、単に知識を補強するだけでなく、その知識を用いて次のアクションを決定し、外部システムへの指示やタスク実行までを担える点が特徴です。つまり、Agentic RAGは「情報探索」と「業務遂行」の両輪を兼ね備えた、より実践的なアプローチといえます。

Agentic RAGについて詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご確認ください。

AIエージェントとエージェント型AIの違い

AIエージェントとエージェント型AIの違い

AIエージェントはエージェント型AIの一種です。エージェント型AIが上位の概念で、AIエージェントはその中に含まれる具体的な名称と理解するとわかりやすいでしょう。

エージェント型AIとは、設定された目標に向かって、自律的に判断・計画・実行できるAIシステムの総称です。記憶、計画、外部ツールの利用などの機能を備え、状況に応じて複数のタスクを連鎖的に進められる点が特徴です。一方、AIエージェントは、その仕組みを使って特定の業務やタスクを実行する具体的な存在を指します。

つまり、エージェント型AIは自律的に動くAIの考え方や分類で、AIエージェントは実際に動く個別のAIと捉えるとよいでしょう。

AIエージェントの種類

AIエージェントは自動化のレベルによって、下記の2種類に細分化できます。

  • 組込み型AIエージェント
  • 自律型AIエージェント

以下、それぞれの定義・能力について詳しくみていきましょう!

組込み型AIエージェント

「組込み型AIエージェント」は、特定の業務のみを半自動的に遂行するAIエージェントの一種です。

タスクに最低限必要なソフトウェアプログラムのみを搭載していて、AIが判断して処理を行うのがその特徴。搭載される生成AIは制限の中で、限定的に判断力を発揮します。

この組込み型AIエージェントは、現時点でも十分に実用化可能なソリューションです。具体的には、社内の各業務に特化型のAIエージェントを配属することで……

このように広域での業務自動化が可能。指示を出すだけで、一定の成果物が得られるようになります。

自律型AIエージェント

一方「自律型AIエージェント」は幅広い業務を全自動で遂行する、組込み型AIエージェントの進化形。こちらでは、各タスクに必要なソフトウェアプログラムがまとめて同梱されています。

タスクに応じて、使用するソフトウェアプログラムや遂行の手順までを自律的に決定できるのが強みです。

しかし、生成AIによる裁量が大きいため、安定してタスクを遂行することが現状は難しいと考えています。

ですが、この自律型AIエージェントが実用化された暁には……

このように「業務の完全自動化」が叶うかもしれません。

自律型AIエージェントの作り方について詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご確認ください。

AIエージェントを導入するメリット

AIエージェントの導入は、業務効率化ツールの追加にとどまりません。人間とAIの役割分担を根本から変える可能性を持っています。ここでは、企業がAIエージェントを導入することで得られる主なメリットを3つ解説します。

生産性・業務スピードの向上

AIエージェントは24時間365日、休止なく稼働できます。情報収集・データ整理・レポート作成・メール対応といった定型業務はもちろん、状況判断を伴うような人間が数時間かけていた作業をわずか数分で完了できるケースもあります。

従業員は繰り返し作業から解放され、企画・戦略・対人業務などの付加価値が高い仕事に集中できるようになります。

ヒューマンエラーの削減・品質の安定化

人間が行う作業には、集中力の低下や見落としによるミスがつきものです。一方、AIエージェントは感情や体調に左右されず、決められたルールに基づいて常に一定品質の成果を出し続けます。

データ入力・請求処理・審査業務など、精度が求められる業務では効果を発揮します。誰が担当しても同じ品質を実現できるのは、AIエージェントならではの強みです。

人手不足・採用コストの解消

慢性的な人手不足に悩む企業にとって、AIエージェントは即戦力になります。新たに人材を採用・育成するコストや時間をかけずに、業務処理能力を高められるためです。

既存のスタッフをより重要なポジションへ再配置しやすくなるほか、コールセンターや事務作業といった分野では長期的なコスト削減も期待できます。

AIエージェントにできること

ここまででご紹介したAIエージェントなら、「柔軟性のある業務効率化」が目指せます。具体的には、生成AIやRPAでできていた業務に加え、下記のような業務まで代行できると考えられます。

  • 人間的な判断を伴う業務
  • 自社専用の複雑な業務
  • 定期発生する非定型業務

以下、AIエージェントが代行しうる各業務について、詳細をみていきましょう!

人間的な判断を伴う業務

AIエージェントであれば、暗黙知・相場観・肌感覚を織り込んだ人間的な判断が可能。その判断に基づいて、下記のような業務がアドリブでこなせます。

人間的な判断を伴う業務の例

  • 手書き書類の電子データ化・表記統一
  • データの収集・取捨選択からの分析・判断
  • 問い合わせ対応
  • 仕入れ業務
  • 業務フローの改善
    …etc.

人間による確認は必要ですが、幅広い業務での活躍が期待できそうです。

自社限定の複雑な業務

自社限定の複雑な業務も、AIエージェントの得意分野です。RAGを内包しているAIエージェントなら、社内のノウハウをもとに下記のようなことができてしまいます。

自社専用の複雑な業務の例

  • 専門的なWeb記事の作成・入稿
  • 専門領域でのコンサルティング
  • 新人教育
    …etc.

慢性的な人手不足に悩む専門領域で、人間の負担が減らせるかもしれません。

定期発生する非定型業務

アドリブ力に長けたAIエージェントなら、下記のような「いつもの非定型業務」も自動化できます。

定期発生する非定型業務の例

  • 受発注業務
  • 問い合わせ対応
  • メールマガジンの作成・送信
    …etc.

これらの非定型業務は業界問わず普遍的であるため、ノウハウ・事例が蓄積していて、容易にAIエージェントが開発・導入できるでしょう。

また、コア業務に割ける時間・労力が増えるので、目に見える形での業務効率化が果たせるかもしれません。

AIエージェントの活用事例

ここまで、AIエージェントについてご紹介してきましたが、実際にどのようにAIエージェントが活用されているかイメージがつかない方もいるでしょう。次に、AIエージェントの活用事例についてご紹介します。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

SNSマーケティング

AIエージェントを活用すれば、24時間365日稼働できるマーケターを作ることができます。

上記ポストは、SNS運用を完全自動化できる「Astral」でSNSの投稿を作成している様子の動画が公開されています。

Astralは、特定のサイトへのログインや、最新情報の検索、欲しい情報を取得してからその内容に沿ったSNS投稿文を投稿するといった一連の流れを自動的に行うことができます。

精度や柔軟性についてはどれほどのものか分かりませんが、トレンド情報などなどを取り扱うアカウントであれば、設定次第で最新情報をいち早く配信できるでしょう。

マニュアル作成

AIエージェントを使えば、マニュアル作成も自動化できます。こちらの投稿者は、Manusを使ってマニュアルの作成を進めていました。

驚くべきなのは、画像付きのマニュアルを自動作成できる点やPDFとして出力できる点。見やすいマニュアルをよく使うフォーマットで出力してくれるので、かなり実用的です。

日々マニュアル作成に長時間費やしている方は、ぜひAIエージェントで自動化してみてください。

カスタマーサポート

カスタマーサポートにも、徐々にAIエージェントが活用され始めています。上記投稿は、Revoultのカスタマーサポートを利用した方のものですが、問い合わせ対応に満足している様子です。

これまでもチャットボットを使って問い合わせ対応を自動化している企業は多く存在しますが、回答内容が機会的になるといった課題がありました。

AIエージェントなら、問い合わせに対して適切でわかりやすい回答を生成できるので、今後は企業のカスタマーサポートにAIエージェントを活用するのが当たり前の時代になりそうですね!

採用活動

近年では、採用活動にAIエージェントを活用する動きが活発になってきています。上記投稿のように、応募者にインタビューをしてスキルを数値化・スクリーニングするサービスも登場しているようです。

このようなAIエージェントを導入すれば、書類選考や会議に時間を費やす必要がなくなるほか、自社にとって必要な人材を見極めやすくなります

採用活動を自動化・効率化したい方は、ぜひ活用してみてください。

リサーチ・調査レポート作成

AIエージェントを活用すれば、資料・レポートの作成も自動化できます。上記の投稿では、Manus画像生成AI(GPT image 2.0)を組み合わせた資料生成の手法が紹介されています。

AIを使った資料生成には「コードでプレビュー」「PowerPoint直接作成」「画像生成でスライド作成」の3手法がありますが、デザインの自由度・複雑さ・見やすさでは画像生成が圧倒的に優秀とのこと。研修用資料・YouTube用スライド・簡易な提案資料であれば、AIエージェントだけで十分実用レベルのアウトプットが得られます。

リサーチから資料化まで一気通貫で自動化したい方は、ぜひ試してみてください。

議事録作成

議事録の作成にも、AIエージェントが活躍し始めています。Google MeetがAIによる議事録自動作成機能の対応範囲を拡大し、オンライン会議だけでなく対面会議・Zoom・Microsoft Teamsでも利用できるようになりました。

会話の要約・全文文字起こし・次のアクション項目をGeminiが自動生成し、Googleドキュメントとして保存してくれます。

これまでAI議事録はオンライン会議限定という前提がありましたが、実際のビジネス現場に多い対面の打ち合わせや商談でも自動化を可能にしました。

弊社のAIエージェント開発事例

弊社・株式会社WEELでは、AIエージェントの開発を承っております。ここでは、そんな弊社が開発したAIエージェントの事例を2つご紹介。

問い合わせ対応の自動化

弊社は過去に、メールでの問い合わせ対応を自動化するAIエージェントを開発しております。

これまで、メールでの問い合わせ対応は自動化が困難な領域でした。従来型のルールベースやRPAでは、下記のような限界があったのです。

● 問い合わせメールと営業メールの判別ができない
● 顧客のニーズの理解が難しい
● 顧客別の状況を踏まえた返信文が用意できない

対して、上記の課題も生成AIを搭載した自律型AIエージェントであれば克服できる、と弊社は判断しました。最終的には、以下の処理を遂行するAIエージェントを開発し、問い合わせ対応の自動化に成功しています。

AIエージェントによる「お問い合わせ対応の自動化」

  1. 受信したメールがお問い合わせか否かを判断
  2. お問い合わせの場合、メールからニーズを抽出
  3. ニーズを生成AIが分類・判断し、ルールベースに沿って適切な返信文を生成
  4. 返信文を含むメールを作成
  5. Slackに通知

この問い合わせ対応であれば、業界問わずAIエージェントが活躍できるはず。今後の普及が期待できそうです。

プレスリリースの自動作成

弊社では、プレスリリースを自動作成するAIエージェントの開発事例もございます。

プレスリリース・Web記事の作成自体は、汎用品の生成AI(ChatGPT・Claude 3…etc.)でも可能です。ただ、生成AI単体の場合は下記のような課題がありました。

● リアルタイムの情報や社内のノウハウが反映できない
● ルール・トンマナの反映が難しい

そこで弊社は、上記の課題をある程度克服したAIエージェントを開発。人間が手作業で行った場合、完成度が60%と高い完成度のプレスリリースをわずか数秒で用意することに成功しています。

そのAIエージェントの動作・しくみとしては……

AIエージェントによる「プレスリリースの自動作成」

  1. ブリーフシートを読み込む
  2. ブラウザの検索結果・過去の社内文書・社内ルール…etc.を参照
  3. 参照した情報をもとに、プレスリリースを作成

以上のとおり。RAGとWebブラウジングを合わせることで、プレスリリースに専門性と網羅性をもたせています。

WEELのAIエージェント開発に関しては下記で解説

【無料あり】業務特化型のおすすめAIエージェントツール5選!

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ツール名月額料金特徴
ChatGPT AgentPro:200ドル
Plus:20ドル(順次解放)
Team:25ドル(順次解放)
複雑なタスクを一貫して処理できるAIエージェント。フライト予約などのWeb上の操作にも対応可能。
Claude CodeMaxプラン:100ドル〜200ドル
API利用も可能
コード生成・デバッグ・ドキュメント整備が強み。
Genspark スーパーエージェント無料プラン:無料
Plusプラン:24.99ドル
予約代行やレポート作成など、多業務に自律対応可能。
Gemini CLI無料
Code Assist Standard:19ドル
従量課金もあり
ターミナルでGeminiを活用できる。コード支援、タスク自動化が可能な開発者向けCLIエージェント。
ManusFree:無料
Pro:$20〜
リサーチ・スライド作成・Web操作まで幅広いタスクを自動化。画像生成と組み合わせた資料作成が得意。
業務特化型のおすすめAIエージェントツール比較表

ここからは、業務特化型AIエージェントのおすすめを紹介していきます。豊富なタスクに対応できる万能モデルやコード生成に特化したモデルなどを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ChatGPT agent

参考:https://openai.com/ja-JP/index/introducing-chatgpt-agent/

ChatGPT agentは、OpenAIが開発したAIエージェントです。ユーザーが依頼したタスクを自動でこなしてくれます。

レポート作成などの簡単なタスクを自動化できるのはもちろん、ホテルの予約といったWeb上の操作も自動で対応可能です。

スプレッドシートでの集計やデータ加工にも対応しているので、事務作業や調べ物を自動化したい方は、ぜひチェックしてみてください。

Claude code

Claude codeのイメージ図
参考:https://code.claude.com/docs/ja/vs-code

Claude codeは、Anthropicが開発したエージェント型コーディングツールです。ターミナル内でアイデアを入力するだけで、自動でコードに変換して動作確認まで実行してくれます。

また、バグが起きた際は原因を分析して修正できるのもポイント。コーディング業務を自動化して、別の業務に時間を割きたい方におすすめです。

Genspark スーパーエージェント

Genspark スーパーエージェントのトップページ
参考:https://www.genspark.ai/agents?type=super_agent

Genspark スーパーエージェントは、ユーザーの指示に沿って高度な情報収集・分析を行い、自動でタスクを実行できるAIエージェントです。

「Mixture-of-Agents」という独自の仕組みを採用しており、複数のAIモデルを扱えるため、複雑なタスクにも対応できます。

情報検索・レポート作成・予約代行といった豊富な使い道があるため、マルチタスクに対応できる優秀なAIエージェントが欲しい方はぜひ使ってみてください。

Gemini CLI

参考:https://cloud.google.com/blog/ja/topics/developers-practitioners/introducing-gemini-cli

Gemini CLIは、コードの生成や実行ができるAIエージェントです。ターミナル上からGemini 2.5 Proを呼び出して使用できるため、別途IDEやエディタを立ち上げる必要はありません。

また、1日あたり1,000リクエストという膨大な無料枠を提供しているのもポイント。大規模なコーディングタスクをAIエージェントで自動化したい方におすすめです。

Manus

manusチームのトップページ
参考:https://manus.im/ja/team

Manusは、リサーチから資料作成・Web操作まで幅広いタスクを一気通貫で自動化できるAIエージェントです。現在はMetaの傘下で開発・提供されています。

特に強みなのが、GPT image 2.0などの画像生成AIと組み合わせたスライドや提案資料の自動作成です。研修用資料やYouTube用スライド、簡易な提案資料であれば、Manusだけで実用レベルのアウトプットが得られます。

AIエージェントを導入する際の注意点

AIエージェントは業務効率化に大きな可能性を持つ一方、導入前に押さえておくべきリスクや注意点もあります。導入後のトラブルを防ぐために、以下の3点を事前に確認しておきましょう。

セキュリティリスク・情報漏洩に注意

AIエージェントは外部のAPIやクラウドサービスと連携して動作します。そのため、業務で使用する社内情報・顧客データ・機密情報がサービス側に送信されるリスクがあります。

なかでも、プロンプトインジェクションと呼ばれる攻撃手法では、悪意ある入力によってAIエージェントが意図しない動作をする可能性も。導入前に利用規約・データ取り扱い方針の確認社内情報のマスキングアクセス権限の最小化といった対策を講じることが重要です。

ハルシネーションによる誤情報・誤動作


AIエージェントは生成AIをベースとしているため、事実に反する情報を正確であるかのように出力するハルシネーションが発生することがあります。特に業務上の判断が絡む場面では、出力内容をそのまま採用せず、必ず人間がレビュー・確認するフローを組み込む必要があります。

完全な自動化を目指す前に、まず補助ツールとしての活用から始めるのが安全です。

コストが想定以上にかかる場合がある

AIエージェントはAPIの呼び出し回数やトークン数に応じて課金されるケースが多く、タスクの内容・頻度によってはランニングコストが膨らむ可能性があります。

無料プランには利用制限が設けられていることが多いため、導入前に月間の想定利用量を試算し、コストシミュレーションを行うことをおすすめします。

生成AI全般のリスクは下記でも解説

AIエージェントに関するよくある質問

AIエージェントについて、初めて触れる方からよく寄せられる質問をまとめました。「違いがよくわからない」「無料で使えるの?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

AIエージェントとChatGPTはどう違いますか?

ChatGPTは生成AIの一種で、基本的にはユーザーが入力した内容に答えることが役割です。一方*AIエージェントはChatGPTのような生成AIを頭脳として使いながら、外部ツールの操作・情報収集・タスク実行まで担います

ChatGPTもAgentモード(ChatGPT Agent)を提供しており、これはAIエージェントの一形態と位置づけられます。

AIエージェント・RAG・チャットボットとの違いは?

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能力チャットボットRAGAIエージェント
判断力なし(固定応答)なし(回答生成のみ)あり(状況に応じて判断)
対応範囲問い合わせ対話情報検索・回答精度向上定型+非定型・複雑業務
柔軟性
AIエージェント・RAG・チャットボットの違い

チャットボットは決まった質問への回答、RPAは決まった操作の繰り返しが得意です。AIエージェントはこれらに加え、状況判断を伴う曖昧な業務にも対応できる点で一段上の存在といえます。

AIエージェントは無料で使えますか?

はい、無料で使えるAIエージェントは複数あります。Gemini CLIやGenspark スーパーエージェントも無料プランを提供しています。ただし無料プランには利用制限があるため、本格的な業務活用には有料プランへのアップグレードを検討するとよいでしょう。

AIエージェントの導入費用はどれくらいかかりますか?

ツールを利用する場合、月額数十〜数百ドル程度が目安です(例:ChatGPT Agentは月20〜200ドル、Genspark Plusは月24.99ドル)。一方、自社業務に合わせたカスタム開発・導入支援を依頼する場合は、規模や要件によって異なります。

まずは無料プランで効果を検証してから導入範囲を広げるアプローチが一般的です。

AIエージェントの導入は難しいですか?初心者でも使えますか?

利用するだけであれば、専門知識は不要です。多くのツールは、テキストボックスに指示を入力するだけでタスクを実行できます。

一方、自社システムと連携するカスタムエージェントを開発する場合は、エンジニアリングの知識が必要です。まずは既製ツールを試すところから始めるのが初心者にはおすすめです。

AIエージェントで効率化の先「自動化」を目指そう

当記事では、業務効率化の期待の新星「AIエージェント」について解説しました。最後にもう一度、AIエージェントの特徴を振り返っていきましょう!

まず、WEELにおけるAIエージェントの定義とは……

特定の業務に特化してフローを(半)自動化する生成AIツール

以上のとおり。自動化のレベル・適用範囲によって「組込み型AIエージェント」と「自律型AIエージェント」に細分化できましたね。

このAIエージェントであれば、RAGにない「入出力の機構」を備えており、下記のとおり効率化の先にある「自動化」まで目指せます。

AIエージェントにできること

  • 人間的な判断を伴う業務
  • 自社限定の複雑な業務
  • 定期発生する非定型業務

AIエージェントの登場により今後、生成AIツールの活用範囲はますます広がっていくはず。生成AIが業務に自然と組み込まれ、ユーザーが意識せずとも活用できるようになる……時代はそう遠くないのかもしれません。

WEELが“失敗しないAI導入”を伴走します。

最後に

いかがだったでしょうか?

AIエージェントの導入することで、業務効率化を超えた“自動化”を目指すことができます。非定型業務の自動化や柔軟な判断力を持つAIで、業務フローを革新するチャンスです。

株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!

開発実績として、

・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント

などの開発実績がございます。

生成AIを活用したプロダクト開発の支援内容は、以下のページでも詳しくご覧いただけます。
➡︎株式会社WEELのサービスを詳しく見る。

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tamura

監修者田村 洋樹

株式会社WEELの代表取締役として、AI導入支援や生成AIを活用した業務改革を中心に、アドバイザリー・プロジェクトマネジメント・講演活動など多面的な立場で企業を支援している。

これまでに累計25社以上のAIアドバイザリーを担当し、企業向けセミナーや大学講義を通じて、のべ10,000人を超える受講者に対して実践的な知見を提供。上場企業や国立大学などでの登壇実績も多く、日本HP主催「HP Future Ready AI Conference 2024」や、インテル主催「Intel Connection Japan 2024」など、業界を代表するカンファレンスにも登壇している。

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