Geminiとは?Googleの生成AIはChatGPTを超えるのか?無料での使い方や何ができるのかを徹底解説

Gemini とは Google 生成AI ChatGPT 超える 無料 使い方 何が できるのか 徹底 解説
押さえておきたいポイント
  • Googleの生成AI「Gemini」 は、Google検索・Gmail・Googleドキュメントなどと連携できるマルチモーダルAI
  • 最新世代は、速度重視のFlash系・高度推論のPro系・画像や動画を扱う生成メディア系を用途別に利用可能
  • 無料版に加えてGoogle AI Plus・Pro・Ultraがあり、利用上限・ストレージ・高度機能が段階的に拡大

皆さんはGoogleの「Gemini(ジェミニ)」を使ったことがありますか?

Geminiはもともと「Bard」という名称のAIチャットサービスで、ChatGPTの対抗馬として開発されました。2024年2月に名称がGeminiへ統一され、現在はGoogleが開発するAIモデルもしくはAIアシスタントの名称として広く使われています。テキストでのやり取りコード生成はもちろん、画像生成やファイルの解析、 Googleアプリとの連携にも対応。最新世代のモデルも続々と登場しており、基本的な機能は無料で利用できます。

今回は、Geminiの概要や使い方、実際の活用事例、各モデルの違いなどを紹介します。最後までご覧いただき、ぜひお手元のデバイスでGeminiを使ってみてください!

\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/

tamura

監修者田村 洋樹

株式会社WEEL代表取締役 / 累計25社以上のAIアドバイザリーを担当 / 企業向けセミナー・大学講義でのべ10,000人超に登壇 / 日本HP・インテルなど、大手企業主催カンファレンスへの登壇実績多数。AI導入支援・生成AIを活用した業務改革のプロとして、アドバイザリー・PM・講演者など多面的な立場から企業を支援中。

目次

GoogleのAIモデルGeminiとは

参考:https://deepmind.google/technologies/gemini/

2023年12月、GoogleはChatGPTと似た性能を持つ最新版マルチモーダル生成AI「Gemini」をリリースしました。日本語での読み方は「ジェミニ」です。

もともとGeminiは対話型の生成AIである「Bard」に搭載されていたAIでしたが、2024年2月にBardはGeminiとして統合されました。以前Bardを使っていた方も、同じアカウントでGeminiを利用できます。

現在は、文章作成や要約、画像・動画生成、コード作成などを1つの画面から行うことが可能です。2026年7月23日時点ではGemini 3.5 Flash LiteやGemini 3.6 Flash、Gemini 3.1 Proなどが展開され、目的に応じて処理速度や推論量を選べます。

また、開発者向けのGemini APIでは、Google AI Studioで動作を試したプロンプトやモデルを使い、文章生成・画像解析・チャットなどのAI機能を自社のWebサイトや業務システムへ組み込めます。

マルチモーダル生成AIとは?

マルチモーダル生成AIとは、異なるタイプのデータ(テキスト、画像、音声など)を理解し、それらを組み合わせて処理する能力を持つ生成AIのことです。マルチモーダル大規模言語モデル(MLLM)とも呼ばれます。

マルチモーダル生成AIの登場によって、テキストだけでなく画像や音声も入力できるようになり、さらに生成AIの利便性が向上しました。Geminiにも最新のマルチモーダル生成AIが搭載されており、テキスト・画像・動画・音声・PDFなど複数のデータを同時に処理することが可能です。

Geminiの安全性について

結論から言えば、GeminiはGoogleによって適切に管理されており、基本的には安全に使える生成AIツールです。ただし、利用時の情報の取り扱いには十分な注意が必要です。

Geminiは、ユーザーとの会話内容や関連サービスの利用情報をGoogleのプライバシーポリシーに基づいて収集し、サービスの改善や機械学習に活用しています。このプロセス自体は厳重に管理されていますが、AIの仕組み上、一度入力した情報が学習に使われる可能性があります。

そのため、個人情報や機密情報は入力すべきではありません。万が一こうした情報が学習に使われると、他ユーザーの出力結果に反映されるリスクや、サイバー攻撃による情報漏洩の可能性があります。

Geminiの仕組み

Geminiは、従来の代表的なマルチモーダルモデルとは異なる方法でトレーニングされています。

従来は、テキスト・画像・音声などのモダリティごとに学習した構成要素を、後から組み合わせる手法が多く使われていました。。

特定のタスクにおいて優れた結果を出す一方、複数形式の情報を統合した複雑な概念の理解や推論に課題が生じる場合があります。

一方、Geminiのマルチモーダルモデルは異なる設計を採用しています。テキスト・画像・音声などを最初からまとめて事前学習し、、その後、追加のマルチモーダルデータでファインチューニングする仕組みです。

この設計により、テキスト・音声・画像・動画などの関係を横断的に捉え、複数形式の情報を組み合わせた理解や推論に対応しています。

Geminiモデルの種類と違い

以前のGeminiは、「Gemini Ultra」や「Nano」といった名前でモデルが分かれていました。2026年7月時点では、Gemini 3シリーズをベースに、用途に応じてモードを切り替える形が基本になっています。

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モデルの種類主な特徴と活用シーン
軽量・高速モデル応答スピードを最優先に設計されたモデル。日常的なリサーチ、アイデア出し、メールの返信案作成など、テンポの良いやり取りや素早い処理が求められる場面で活躍する。(主に「高速モード」で稼働)
高性能モデル複雑な推論や高度な長文処理を得意とするモデル。専門的なデータ分析、プログラミングのコード生成、論理的な思考が必要なタスクで威力を発揮し、精度の高い回答を導き出す。(主に「思考モード」や「Proモード」で稼働)
画像生成モデルGemini環境内で画像生成を担う専用モデル。テキストで簡単な指示を出すだけで、高品質なイラストや写真風のビジュアルを作成できる。ブログのアイキャッチやSNS向けのクリエイティブ制作などに頼もしい存在。
動画生成モデルテキストのプロンプトから直接動画を生成できるモデル。SNS向けのショート動画やプレゼン用の映像素材など、本格的な編集に入る前のアイデアを素早く映像として形にしたい場面で重宝する。
Geminiを構成する主なモデルの種類と役割

このように、現在のGeminiはテキスト処理から画像・動画生成まで、各分野に特化したAIモデルが背後で連携して稼働しています。日常的な業務から専門的な分析、クリエイティブな制作まで、目的に合わせて最適な機能を選択できるのが大きな強みです。

Geminiの特徴8選

競合他社の生成AIと共通する部分も多いですが、Geminiにしかない特徴ももちろんあります。ぜひ生成AIサービスを選ぶ際の参考にしてください。

Geminiの主な特徴は以下です。

  • Googleサービスと横断的に連携できる
  • Google検索とDeep Researchで調査できる
  • Gemini Liveで画面やカメラを共有できる
  • Canvas・Gems・エージェントで作業を形にできる
  • 画像・動画・音楽を1つの環境で生成できる
  • ChromeアドレスバーからGeminiを呼び出せる
  • Googleスプレッドシート上でAI機能を使える
  • 挿絵とナレーション付きの絵本を作成できる

1つずつ解説していきます。

Googleサービスと横断的に連携できる

Geminiは、Gmail・Googleドライブ・Googleカレンダー・Googleフォト・YouTubeなどの対応サービスと連携できます。例えば、受信メールの要点を整理し、予定を確認したうえで返信案を作るといった使い方が可能です。

Google Workspaceの有料環境では、Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・スライド・Meetなどの画面からGeminiを呼び出せます。普段使っているツールを行き来する回数を減らし、情報検索から資料作成までの流れを短縮できる点が大きな強みです。

GoogleサービスとGeminiの連携については下記の記事を参考にしてください。

Google検索とDeep Researchで調査できる

Geminiは、Googleの強力な検索エンジンと連動しており、常に最新のWeb情報に基づいた回答を生成します。リアルタイムのニュースを知りたい場合や最新の市場動向を調べる際などに便利です。

さらに、Geminiは参考にしたWebページのURLを提示してくれるため、効率的にファクトチェックが行えます。ハルシネーションのリスクを抑えつつ、正確な情報収集を行えるのはGoogleが開発した生成AIならではの強みです。

Gemini Liveで画面やカメラを共有できる

リアルタイムの音声対話機能である「Gemini Live」を活用することで、まるで人間と会話しているかのようにスムーズで自然なやり取りが可能です。

さらに、スマートフォンのカメラや画面を共有しながら質問できるため、「目の前にある複雑な資料や画面の不具合について、リアルタイムで解説・サポートしてもらう」といった高度でインタラクティブな使い方ができます。

Gemini Liveは下記で解説

Canvas・Gems・エージェントで作業を形にできる

Geminiにはユーザーの作業をより実践的な形で支援する仕組みが充実しています。「Gemini Canvas」を利用すると、AIが生成したテキストやコードを別ウィンドウ上で直接編集・ブラッシュアップできます。AIと共同作業を行うような感覚でレポートやプログラムを完成させることが可能です。

「Gems」機能では特定の業務に特化したカスタムチャットボットを作成できます。また、対応プランでは画面操作・スケジュール実行・複数工程を進めるエージェント機能も利用可能です。単発の質問に答えるだけでなく、調査・作成・修正を繰り返すワークフローへGeminiを組み込みやすくなっています。契約内容ごとに提供地域や利用上限が異なる点には注意してください。

Gemini Canvasについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご確認ください。

画像・動画・音楽を1つの環境で生成できる

Geminiでは、Nano Banana系による画像生成・編集に加え、OmniやVeoを使った動画生成、Lyriaを使った音楽制作も提供されています。文章で指示しながら画像の一部を直したり、生成した動画を会話形式で調整したりできる点が特徴です。

わざわざ専用の制作ツールをいくつも立ち上げる必要がなく、SNS素材・広告案・プレゼン用画像・動画の絵コンテなど、アイデア出しから具現化までを短時間で進められるため、制作のコストと手間の削減につながります。

ChromeアドレスバーからのGeminiを呼び出せる

Geminiは、Chromeのアドレスバーから直接呼び出せます。アドレスバーに「@gemini」と入力してから質問を続けると、Geminiの回答画面が開く仕組みです。

ChromeアドレスバーからのGeminiを呼び出せる

ブラウザで作業している途中でも、GeminiのWebサイトを検索したり、ブックマークから開いたりする手間を省けます。情報検索や文章作成、翻訳、計算などをすぐに依頼したい場合に便利です。また、GeminiのGoogleアプリ連携を有効にすれば、GmailやGoogle Driveなどの情報を利用した回答も受け取れます。

Googleスプレッドシート上でAI機能を使える

Geminiは、Google Workspaceと統合されているため、Googleスプレッドシート上でもAI機能を利用できます。

Gemini for Google Workspaceを使えば、スプレッドシートのサイドパネルにGeminiが表示されるようになり、自然言語で以下のようなタスクを指示できます。

  • 表や数式の作成
  • データの整理・分析
  • グラフやピボットテーブルの作成
  • 並べ替えやフィルターの設定
  • 条件付き書式やプルダウンの追加

ただし、利用には原則として対象のGoogle AIプランやGoogle Workspaceプランへの加入が必要です。利用できる機能や条件は、契約プランによって異なるため、事前に確認しましょう。

スプレッドシートでGeminiを使う方法は下記で解説

挿絵とナレーション付きの絵本を作成できる

2025年8月5日より、GeminiにStorybook機能が追加されました。Storybook機能では、作りたい物語の概要を文章で伝えると、ストーリー、ページごとの挿絵、読み上げ用のナレーションを含むオリジナルの絵本を生成してくれます。テキストだけで作成できるほか、写真や文書、手描きのイラストなどをアップロードし、物語や挿絵の参考資料として利用することも可能です。

生成後は、会話形式で物語の雰囲気や画風などを変更できます。文章や絵本風の画像を生成すること自体は、ChatGPTやMicrosoft Copilotなどでも可能です。一方、複数ページの挿絵とナレーションを含む絵本を一つの機能でまとめて生成し、そのまま閲覧・共有・印刷できる点は、Gemini Storybookの特徴です。

日本語を含む45以上の言語に対応していますが、ナレーションを利用できる言語は一部に限られます。

Gemini Storybookに関しては下記の記事を参考にしてください

Geminiと他AIサービスとの違い

GoogleはGeminiの他にもAIモデルやサービスを提供しています。それぞれ何が違うのか詳しく解説します。

GeminiとBardの違い

「Bard」はChatGPTの対抗馬として登場し、2023年5月から日本でも使えるようになりました。2024年2月のGemini Ultra 1.0の登場と共に、BardそのものがGeminiへと変更されたと発表されています。現在「Google Bard」と検索するとGeminiが表示されます。これは単なる名称変更ではなく、裏側で動くAIモデルが強力な「Gemini」シリーズへと刷新されたことを意味しており、現在も性能が進化し続けています。

Geminiとなってからの大きな変化は以下です。

  • 有料版の登場
  • モバイルアプリのリリース
  • 音声対話機能の追加
  • Google Workspace連携

Google AI Gemmaとの違い 

「Gemma(ジェンマ)」とは、2024年2月にリリースされた、GoogleのオープンAIモデルです。Geminiの技術をベースに開発した比較的軽量の言語モデルですが、マルチモーダルモデル生成AIではありません。

Geminiとの最も大きな違いは、Gemmaが「オープンソースAIモデル」で誰でも無料で利用できる点です。自身のPCやサーバー環境内で直接動かしたり、独自にカスタマイズしたりできます。当初はテキスト処理が中心でしたが、現在では画像認識モデル(PaliGemma)なども追加されています。

一方、Geminiは「クローズドAIモデル」と呼ばれ、AIモデルが一般公開されていないため個人の開発者や企業がGeminiのAIモデルを使うことはできません。ただし、「Gemini API」や「Vertex AI」を通じ、GeminiのAIモデルを自身のアプリやサービスに組み込んで利用することは可能です。

Gemmaは英語以外の言語はあまり精度が高くないと言われていましたが、2024年10月に「日本語版 Gemma 2 2B」が公開されたことで、日本語も高い精度で安全に使えるようになりました。

GeminiとChatGPT・その他AIの違い

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項目GeminiChatGPTClaudeCopilot
モデル名Gemini 3.6 Flash / Gemini 3.1 Pro / Gemini 3.1 Deep ThinkなどGPT-5.5 Instant / GPT-5.6 Sol / GPT-5.6 Sol ProなどClaude Opus 5 / Claude Sonnet 5 / Claude Haiku 4.5などMicrosoft Copilot:GPT-5などMicrosoft 365 Copilot:GPT-5.5 Instant/Thinkingなど
料金無料版:無料
Google AI Plus:月額725円
Google AI Pro:月額2,900円
Google AI Ultra:月額14,500円~
Free:無料
Go:月額8ドル
Plus:月額20ドル
Pro:月額100ドル/200ドル
Business:1ユーザー月額20~25ドル
Enterprise:要問い合わせ
Free:無料
Pro:月額20ドル、年払いなら月額換算17ドル
Max:月額100ドル~
Team:1ユーザー月額20~125ドル
Enterprise:1ユーザー月額20ドル+従量料金
無料版:無料
Microsoft 365 Personal:月額2,130円
Microsoft 365 Family:月額2,740円
Microsoft 365 Premium:月額3,200円
長文処理能力最大100万トークン(Google AI Pro/Ultra)27K~128Kトークン(GPT Instant)。プランにより異なるClaudeアプリは200KトークンEnterpriseの既定モデルは500K、最新APIモデルは最大1MMicrosoft 365 Copilotでは複数のAIモデルを使い分けるため、単一の数値では比較しにくい
日本語の精度かなり高いかなり高いかなり高い自然な文章や長文作成が得意高い業務文書の作成にも向いている
対応タスクテキスト生成/画像入力・生成・編集/音声会話/動画生成/コード生成/Web検索・調査/Googleアプリとの連携テキスト生成/画像入力・生成/音声会話/ファイル分析/データ分析/コード生成・実行/Web検索/Deep Researchテキスト生成/画像入力/音声会話/ファイル作成・分析/コード生成・実行/Web検索・調査/外部サービスとの連携テキスト生成/画像入力・生成/音声会話/Web検索/文書作成・要約/データ分析/Microsoft 365アプリとの連携
独自の強みGoogle検索やGoogle Workspaceとの連携、最大100万トークンの長文処理マルチモーダル対応と、調査・分析・コーディングなどに使える豊富なツール自然な文章生成と、長文の執筆・分析・コーディングWordやExcel、PowerPoint、OutlookなどMicrosoft製品との連携
Gemini・ChatGPT・Claude・Copilotの比較表

ChatGPTを始めとした主要なAIツールとGeminiを比較してみました。Geminiが他のAIを圧倒しているのが長文処理能力とGoogleサービスとの連携機能です。

Google AI ProやGoogle AI Ultraでは最大100万トークンのコンテキストウィンドウを利用できるため、長い資料や複数のファイルを読み込ませたうえで、内容を整理・分析できます。。

また、Googleドキュメントやスプレッドシートとの連携機能にも魅力があるので、ビジネス利用を前提にしている方はGeminiを利用してみてください。

Google Geminiの始め方・使い方

Google Geminiの始め方をステップバイステップで説明します。

PC・スマホ・iPadにおけるGeminiの使い方をそれぞれ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

Geminiの使い方(PC版)

STEP
Googleアカウントを作成する

まだGoogleアカウントをお持ちでない場合は、新しくアカウントを作成します。

STEP
Google検索ページにアクセスする 

PCやスマホのブラウザで、Googleの検索ページにアクセスします。

STEP
「Gemini」と検索する

検索ページで「Gemini」と検索し、Geminiのサイトにアクセスします。

STEP
「ログイン」をクリックする

Geminiのトップ画面に移ると、青いボタンで「ログイン」と表示されます。これをクリックするとログイン画面に移り、利用規約が表示されるので同意して次に進みましょう。

たったこれだけで、Geminiが使えるようになります。Googleアカウントを作成済みであれば、トータル1分もかかりません。

Geminiの使い方はシンプルで、検索バーにプロンプト(指示)を入力するだけです。これだけで、以下のようにAIが自動で回答を生成してくれます。

例えば「今日の東京の天気は?」「Pythonで機械学習のtutorialは?」などの質問に対して、Geminiが簡潔な回答をしてくれます。複数の質問を続けて入力することもでき、会話の流れで深い議論が可能です。

回答が不十分だと感じた場合は、「もっと詳しく教えて」「他にどのような方法があるのか」などとフォローアップの質問を投げかけることが重要です。Geminiは会話の文脈を理解し、回答をブラッシュアップしてくれます。

外出先からスマホで気軽に質問できるので、生活のあらゆる場面でGeminiの回答を活用できます。Googleアカウントさえあれば、手軽に便利なAIアシスタントを利用できるのが魅力ですね。

Geminiの使い方(スマホ版)

スマホでGeminiを使う場合は、基本的にGeminiアプリからの利用が可能です。実際に立ち上げるときは、以下画像の赤枠部分をタップします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-269.png

以下では、iPhoneとAndroidに分けて、それぞれの使い方を解説していきます。

iPhoneでGeminiを使う方法

STEP
Geminiを開いて利用規約に同意する

iPhoneでGeminiを使う場合は、まずGeminiアプリを開き、利用規約に同意します。

STEP
実際にプロンプトを入力する

利用規約に同意するとすぐに使えるようになるので、あとは実際にプロンプトを入力してGeminiを使ってみましょう。

AndroidでGeminiを使う方法

STEP
Geminiアプリを立ち上げる

端末によっては、既存の音声アシスタント設定をGeminiに変更する案内が表示されることがあります。画面の指示に従って設定を進めてください。

STEP
利用規約に同意する

Geminiに切り替えたあとは、利用規約への同意を求められます。問題ない場合は「Geminiを使用」をタップしましょう。

STEP
実際にプロンプトを入力する

ここまできたら、あとはプロンプトを入力して実際に利用するだけです。色々な質問を投げかけてみてください。

Geminiの使い方(iPad版)

iPadでGeminiを使う場合は、iPhoneと同じくGoogleアプリを利用する方法と、PCと同じくブラウザから使用する方法の2通りがあります。

上記はブラウザから開いたものですが、検索画面で「Gemini」と検索して出てきたページを開いただけです。

PCやスマホと同じ方法で使えるようになるので、ここでは説明を割愛しますね。

Geminiでできること

Geminiでできることをざっくりまとめると、以下のとおりです。

▼Geminiでできること

  • エージェント機能
  • 情報収集
  • 要約・翻訳
  • コード生成・アプリ作成
  • 画像・動画・ファイル認識
  • 画像生成
  • 音声認識・Gemini Live
  • 動画生成
  • 音楽生成
  • Deep Research
  • Googleアプリとの連携
  • Chromeアドレスバーからの利用

Google検索のAI機能が情報探しを助けるものだとすれば、Geminiはその情報を使って文章や資料、画像、動画、アプリなどを作るためのAIと考えるとわかりやすいです。上記それぞれについて、筆者が実際にGeminiを使ってみた様子も交えて紹介します。

エージェント機能

Geminiでは、複数の手順をまとめて進めるエージェント機能も利用できるようになっています。調査や情報整理といった単発の作業だけでなく、複雑なワークフローの実行や、決められた日時に繰り返すタスクの管理にも対応しています。よく使う手順を「スキル」として登録したり、Googleアプリや外部サービスと連携させたりすることも可能です。

例えば、定期的に情報を確認してレポートにまとめる、メールやカレンダーの情報を整理するなど、いくつかの工程を含む仕事をGeminiに任せられます。いわば、質問に答えるだけでなく、作業を一歩先まで進めてくれる機能です。

また、一部のAndroid端末では、画面を自動操作して配車やホテルの予約、商品の購入、食料品の注文などを進める機能も提供されています。ただし、最終的な購入や予約など、重要な操作ではユーザーによる確認が求められます。

これらの機能はまだ誰でも同じ条件で使えるわけではありません。対象の有料プランで提供されており、Androidの画面自動操作についても対応する国や端末、アプリが限られています。日本では利用できない機能もあるため、今後の広がりに期待したいところです。

情報収集

Geminiは、Googleの検索エンジンと連動しているため情報収集のツールとしても便利です。例えば、特定の日を指定して質問してみると、以下のように情報を整理して回答を出力してくれます。

Geminiの情報収集

GeminiなどのAI検索エンジンを横断比較したい方は、以下の記事もご覧ください。

要約・翻訳

Geminiは、要約・翻訳ツールとしても便利です。PDFやWordファイル、スプレッドシート、画像、音声、動画などのほか、URLも読み込めるためページを一切読まずに内容を把握できます。

例えば以下のように、Google Deepmindの会社案内ページのURLを貼り、「このページに書かれている内容を要約してください。」と入力すると…

Gemini 要約・翻訳

以下のとおり、ページに書かれている内容をわかりやすくまとめてくれます。

回答はクリックで表示
Google DeepMindは、Google傘下の人工知能(AI)研究開発企業です。2010年に設立され、英国ロンドンに本社を置いています。

Google DeepMindのミッションは、「AIの可能性を解き放ち、世界をより良くすること」です。そのために、AIの安全性と責任を重視した研究開発を行っています。

Google DeepMindの研究成果は、ゲーム、医療、材料科学、エネルギーなど、さまざまな分野で活用されています。

具体的な成果としては、次のようなものが挙げられます。

ゲーム「Go」で、人間の世界チャンピオンを破った「AlphaGo」の開発

医療画像の解析や創薬の支援を行う「AlphaFold」の開発

新材料の発見や開発を行う「AlphaFold-Mat」の開発

Google DeepMindは、AIの未来を切り拓くために、これからも研究開発を続けていきます。

以下に、ページに書かれている内容を要約したポイントをまとめます。

Google DeepMindは、Google傘下のAI研究開発企業である。

ミッションは「AIの可能性を解き放ち、世界をより良くすること」である。

AIの安全性と責任を重視した研究開発を行っている。

研究成果は、ゲーム、医療、材料科学、エネルギーなど、さまざまな分野で活用されている。

若干の間違い(ハルシネーション)はあるものの、英文を一切読まずに内容を把握できるのは便利ですね!

コード生成・アプリ作成

Geminiは、コード生成ツールとしても便利です。例えば「Pythonを使用して、現在の日付と時刻を表示する簡単なスクリプトを作成してください。」と入力すると…

以下のとおり、正しく作動するコードを自動で生成してくれます。

回答はクリックで表示
import datetime

now = datetime.datetime.now()

print(f"現在は、{now.year}年{now.month}月{now.day}日 {now.hour}時{now.minute}分{now.second}秒です。")

また、Geminiを使って、コードのデバッグ作業を自動化することも可能です。例えば以下のコードについて、エラーの原因を尋ねてみると…

def calculate_sum(a, b):

sum = a + b

print("合計は: ", sum)

calculate_sum(5, '3')

下記のとおり、エラーの原因を丁寧に説明してくれます。

回答はクリックで表示
エラーの原因は、calculate_sum()関数の引数aとbの型が異なることです。aはint型、bはstr型です。int型とstr型を加算することはできません。

エラーの修正方法は、aまたはbの型を変更することです。aをstr型に変更すると、以下のように修正できます。

def calculate_sum(a, b):

sum = a + b

print("合計は: ", sum)

calculate_sum('5', '3')

この場合、aとbはどちらもstr型になります。str型同士の加算は可能です。したがって、エラーは発生しません。また、bをint型に変更してもエラーは修正できます。

def calculate_sum(a, b):

sum = a + b

print("合計は: ", sum)

calculate_sum(5, 3)

この場合、aはint型、bはint型になります。int型同士の加算は可能です。したがって、エラーは発生しません。

どちらの修正方法を採用するかは、コードの目的や意図によって判断する必要があります。簡単なプログラミング業務であれば、Geminiで大幅に負担を軽減できそうですね!

画像・動画・ファイル認識

Geminiはテキストだけでなく、画像も認識できます。

画像のアップロード方法

STEP
入力欄の左にあるマークから画像をアップロードする
Gemini 画像アップロード
STEP
Geminiに質問する
茨城県の私立高等学校等に対する就学支援策

例として、『茨城県の私立高等学校等に対する就学支援策』に関する資料スライドの画像をアップロードし、「以下の資料の内容について解説してください。」と入力すると…

STEP
Geminiが回答する

下記のとおり、スライドの内容をわかりやすく丁寧に解説してくれます!しかも、スライドに書かれていない補足情報もセットで。

回答はクリックで表示
資料の内容は、茨城県が実施する令和5年度の私立高等学校等に対する就学支援策についてです。

支援策は、入学金軽減、就学支援金、奨学給付金の3種類があります。

入学金軽減は、私立高等学校の全日制課程、中等教育学校後期課程、高等課程、専修学校高等課程の入学金を、対象世帯の年収に応じて軽減する制度です。

就学支援金は、私立高等学校の全日制課程、中等教育学校後期課程、高等課程、専修学校高等課程の授業料を、対象世帯の年収に応じて支援する制度です。令和5年度から、家計急変世帯に対する授業料支援は、就学支援金により対応されます。

奨学給付金は、私立高等学校の全日制課程、中等教育学校後期課程、高等課程、専修学校高等課程、高等学校専攻科の授業料を、対象世帯の年収に応じて支援する制度です。

資料内の表は、各支援策の概要と、対象世帯の年収の目安を示しています。

具体的には、入学金軽減では、非課税世帯の全日制第1子は137,500円、その他の世帯の全日制は96,000円の軽減が受けられます。就学支援金では、年収約270万円未満の世帯は427,200円、年収約350万円未満の世帯は213,600円、年収約590万円未満の世帯は180,000円の支援が受けられます。奨学給付金では、年収約270万円未満の世帯は427,200円、年収約350万円未満の世帯は213,600円、年収約590万円未満の世帯は180,000円の支援が受けられます。

なお、資料内の年収の目安は、保護者のうちどちらか一方が働き、高校生1人、中学生1人の4人世帯の場合です。

資料の画像では、茨城県の私立高等学校等の平均入学金と授業料も示されています。令和4年度の平均入学金は183,000円、平均授業料は384,000円です。

これらの支援策により、私立高等学校等への進学を希望する家庭の経済的負担の軽減が図られます。

Geminiの画像認識機能を活用すれば、難解なスライド資料の内容も簡単に把握できますね! ただし、画像に書かれている文字や数値を読み間違えることがあります。Geminiが画像内にない情報を補足として加える場合もあるため、元の資料と見比べながら確認することが大切です。

また、以前は人物が写っている画像を入力すると回答を拒否されるケースが目立ちましたが、現在は人物を含む写真の分析や編集にも対応しています。ただし、人物に関する回答は不正確になる可能性があったり、プライバシーや安全上の理由から回答が制限される場合もあったりします。

写真や動画をアップロードする場合は、本人の同意がない人物画像や、個人情報・機密情報を含むファイルの取り扱いにも注意しましょう。

画像生成

Geminiは、Nano Banana 2シリーズを使った画像生成・編集機能を利用できます。無料プランでも日本語で画像を作成でき、簡単な指示からイラストや写真風の画像、図解、ポスターなどを生成できます。Nano Banana 2では、画像内の文字を以前より正確に表示できるほか、複数の参考画像を組み合わせたり、画像の一部分だけを修正したりすることも可能です。

なお、生成された画像には目に見えるロゴだけでなく、検出可能な電子透かしが埋め込まれます。商用利用を考えている場合は、その点も理解しておくと安心です。

試しに、「猫の写真を生成して」とGeminiに入力してみました。

Geminiの画像生成

もはや本物と見間違うほどのクオリティ!毛のやわらかさや光の当たり具合などがめちゃくちゃリアルです。

Geminiの画像生成については下記で解説

音声認識・Gemini Live

Geminiには、音声認識機能が備わっています。使い方は簡単で、テキスト入力欄右のマイクマークを押して話しかけるだけです。

音声認識・Gemini Live

スマートフォン版のGemini Liveを使えば、人と話すようにGeminiとリアルタイムで会話できます。会話の途中で質問を挟んだり、話題を変更したりできるため、面接練習や英会話、アイデア出しなどに便利です。カメラやスマートフォンの画面を共有し、目の前にある物や表示中の画面について質問することもできます。

また、音声ファイルをアップロードして、内容の要約や文字起こしを依頼することも可能です。無料版と有料版では、読み込める音声の長さなどに違いがあります。

動画生成

Geminiの有料プランを契約すれば、Gemini Omniによる動画生成機能を利用できます。以前はVeo 3がGeminiの動画生成モデルとして使われていましたが、2026年7月現在はGemini Omniが最新の動画生成機能として提供されています。

Gemini Omniでは、テキストだけでなく、画像や既存の動画を組み合わせながら動画を作成・編集できます。音声付きの動画を生成することも可能です。例えば、商品の画像を読み込ませてプロモーション動画を作成したり、イラストを短いアニメーションにしたりできます。会話形式で修正を依頼できるため、専門的な動画編集ソフトを使わずに内容を調整しやすい点も特徴です。

広告やSNS用の動画生成を効率化したい方は、ぜひ活用してみてください。ただし、生成できる動画の数や長さにはプランごとの上限があります。また、18歳未満のユーザーは動画生成機能を利用できません。

音楽生成

Geminiでは、Lyriaを使った音楽生成も利用できます。作りたい曲の雰囲気やジャンル、使用する楽器、歌詞のテーマなどを文章で伝えると、条件に合った楽曲を生成してくれます。写真や動画をアップロードし、その内容に合う音楽を作成することも可能です。

生成した楽曲はダウンロードしたり、SNSなどで共有したりできます。フル楽曲を生成する場合は、GeminiのProモデルを使用します。動画のBGMやSNS投稿用の短い楽曲を作りたいときにも便利な機能です。

ただし、提供地域やアカウント、プランによって利用できる機能が異なる場合があります。また、既存の歌手や楽曲に似せすぎないよう、著作権などにも注意しましょう。

Deep Research

Deep Researchは、テーマを渡すだけで調査から整理、レポートのたたき台作成までをまとめて進めてくれる機能です。通常のチャットは質問に対して答えを返す形ですが、Deep Researchでは「このテーマを調べてまとめてほしい」と依頼すると、複数の情報を参照しながら内容を構造化してくれます。

調査メモというより、レポートの原稿に近い形で出力されるのが特徴です。2026年7月現在、Deep Researchは無料ユーザーも利用可能です。ただし、有料プランでは利用回数の上限が増えるほか、より高性能なモデルを使ってレポートを作成できます。

また、Google検索だけでなく、アップロードしたファイルやNotebookLMのノートブックを情報源として指定できます。Google Workspaceと連携すれば、自分のGmailやGoogleドライブ内の情報を調査対象に加えることも可能です。

例えば、以下のような場面で役立ちます。

  • ある業界の市場動向を整理したい
  • 競合サービスを比較したい
  • 新規事業の下調べをしたい
  • 複数の社内資料を横断して要点をまとめたい

もちろん、出力された内容をそのまま使うのではなく、最終的な確認は必要です。ただ、ゼロから情報を集める手間が減るので、作業のスタートがかなり楽になります。

利用できる回数や同時に実行できる調査数は、プランによって異なります。本格的に調査用途で使う場合は、有料プランの検討も視野に入れておくと安心でしょう。

Googleアプリとの連携

Geminiには、Googleアプリや外部サービスと連携できる「アプリ連携」機能が備わっています。

  • Google検索
  • Google Flights
  • Google Hotels
  • Google Maps
  • Google Workspace(Gmail、Googleカレンダー、Google ToDoリスト、Googleドライブ、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドなど)
  • YouTube・YouTube Music
  • Google Keep
  • Googleフォト
  • GitHub

このほか、端末や地域によってはSpotify、WhatsApp、Google Homeなどとも連携できます。Google検索、Google Flights、Google Hotels、Google Maps、YouTubeなどの一般公開情報は、必要に応じてGeminiが自動的に参照します。一方、GmailやGoogleドライブ、Googleカレンダーなどに保存された個人の情報を利用するには、ユーザーによる連携と許可が必要です。

2023年12月19日より、日本語入力でも利用できるようになりました。

アプリ連携の使い方

STEP
Geminiの画面下部にある「設定とヘルプ」を開く
Gemini
STEP
「パーソナルインテリジェンス」を選択
パーソナルインテリジェンス
STEP
「アプリ連携」を選択
アプリ連携
STEP
連携したいアプリを選択
アプリ連携

例としてGoogle Hotelsと連携して、「東京駅周辺のホテルと観光地を探してください。」と入力してみます。すると、以下のようにGoogle Hotelsの情報を基に、東京駅周辺のホテルと観光地をリンク付きで紹介してくれます。

Google Hotels

さらに、Google Mapsとも連携しているのでホテルまでの道順も教えてくれます。

Google Maps

「東京駅から「京王プレッソイン 東京駅八重洲」までの道順を教えてください。」と入力してみます。すると、Google Mapsを基に回答してくれます。

そのうえ、YouTubeとも連携していますので目的地周辺を紹介している動画も検索してくれます。

「東京の見どころを紹介した動画はありますか?」と質問すると次のような回答をしてくれました。

YouTube

これすごくないですか⁉

普段Googleアプリを利用している方であれば、拡張機能を活用することで作業量を大幅に削減できますよ!

Chromeアドレスバーからの利用

Googleが2024年4月から提供を開始した新機能で、Chromeブラウザのアドレスバーから直接Geminiを利用できるようになりました。これまでは別タブでGeminiを開く必要がありましたが、この機能によってブラウザ上での作業を中断することなく、スムーズにAIアシスタントを活用できます。

使い方としては、まずChromeブラウザのアドレスバーをクリックし、「@gemini」と入力。

gemini

その後、TabキーまたはSpaceキーを押して、質問や指示を入力してEnterキーをクリック(今回は、「今日の天気は?と入力)。

そうすると、以下のようにGeminiの画面に切り替わり、今日の天気を教えてくれます。

Geminiの

とても便利ですね!

Geminiの活用事例5選

Geminiは、多くの業務を効率化できるAIツールです。単純に文章を作成するだけでなく、プログラミングのコード作成や商品画像からキャッチコピーを作成することも可能です。ここでは、企業が実際にGeminiを導入し、具体的な成果を上げた事例を5つご紹介します

【EC】OTTOが1,900万商品の音声ショッピングを実現

ドイツの大手EC企業OTTOは、Geminiを活用した音声ショッピングアシスタントを開発しました。利用者は「犬を飼っている一人暮らし向けの静かな洗濯機が欲しい」といった曖昧な要望を音声で伝えるだけで、AIと会話しながら商品を探せます。単に検索結果を表示するのではなく、質問を重ねながら利用者の希望を整理し、条件に合った商品を提案する仕組みです。

同社の音声アシスタントは、約1,900万点の商品に対応しています。開発初期には8~9秒ほどかかっていた応答時間も、Gemini Liveなどの導入によって2秒未満まで短縮されました。2026年5月にはオープンベータ版が公開されています。※1

EC業界における生成AIの活用方法は下記で解説

【SNS】Viral Nationがインフルエンサーの投稿を自動分析

インフルエンサーマーケティングを手掛けるViral Nationは、企業のブランドイメージを守るためのコンテンツ分析にGeminiを活用しています。同社のシステム「Secure」は、インフルエンサーが過去に投稿した文章だけでなく、画像・動画・音声も分析可能です。薬物やヘイトスピーチなど、企業のブランド基準に反する可能性がある投稿を自動的に検出します。

現在は1日当たり約8万6,000チャンネルを監視しており、15年分のSNSコンテンツを約48時間で分析できます。Google Cloudへの移行後は、インフラコストを約92%、社内のエンジニアリングリソースを約70%削減しました。

文章だけではなく画像や動画もまとめて確認できる、Geminiのマルチモーダル性能を生かした事例といえるでしょう。※2

生成AIとデータ分析は下記でも解説

【金融】Berenbergが市場レポートの作成時間を最大90%短縮

ドイツの民間銀行Berenbergは、株式調査や市場分析などの業務にGemini Enterpriseを導入しています。同社では、証券会社のレポートや企業の開示資料、市場ニュースを集約して分析するAIアシスタントを開発しました。Geminiが膨大な資料を整理し、Berenberg独自の投資判断基準を加味した情報を担当者に提示します。

また、顧客向けに毎朝配信する市場レポートの作成にもAIを活用。人間による確認を残しながら、コンテンツの作成時間を85~90%短縮しました。これまで資料作成に充てていた時間を、顧客対応やより高度な分析に使えるようになっています。

金融のように正確性や法令順守が重視される分野でも、最終確認を人間が担当することでGeminiを業務に組み込めることがわかりますね。※3

生成AI×金融については下記で解説

【顧客対応】Gelatoが問い合わせの振り分けを自動化

オンデマンド印刷サービスを展開するGelatoは、社内に届くサポートチケットの振り分けにGeminiを活用しています。同社には15のエンジニアリングチームがあり、不具合が報告されるたびに、どのチームが対応するべきかを人手で判断していました。この作業には毎週100時間以上かかっていたうえ、正しく振り分けられる割合も60%程度にとどまっていたといいます。

そこでGeminiに過去の対応データや振り分けルールを学習させ、問い合わせ内容に応じて担当チームを自動判定する仕組みを構築しました。その結果、毎週約120時間分の作業を削減し、振り分け精度も60%から90%へ向上しています。

問い合わせの分類や担当者の割り当てなど、繰り返し発生する業務を効率化した代表的な事例です。※4

生成AIで問い合わせを効率化させるポイントは下記で解説

【メディア】AsiaOneが動画分析やファクトチェックに活用

シンガポールのデジタルメディアAsiaOneは、動画や画像の分析にGeminiのマルチモーダル機能を活用しています。投稿された動画や画像をGeminiで解析し、内容を表すタグを自動的に付与。視聴者の興味や行動データと組み合わせることで、どのような人物やテーマが特定の読者層に響くのかを分析しています。

このデータをコンテンツ制作や広告配信に生かした結果、月間100万回以上のオーガニック視聴を獲得する動画を継続的に制作できるようになりました。広告キャンペーンでは75万回以上の閲覧と、平均2分46秒の視聴時間も記録しています。

さらに、SNS上の意見や統計データを分析し、広く拡散している誤解を特定するなど、ファクトチェックを支援する用途にも活用されています。単なる記事生成ではなく、取材や企画の判断材料を得るためにGeminiを利用している点が特徴です。※5

AIを使ったファクトチェックの方法は下記で解説

Google Geminiの料金【無料版あり】

スクロールできます
項目無料Google AI PlusGoogle AI ProGoogle AI Ultra
利用できるモデルFlash/Proモデル(上限あり)Proモデルへのアクセス拡大Proモデルへのアクセスがさらに拡大最上位のアクセス/Deep Think
入力できるデータテキスト・画像・音声・ファイルテキスト・画像・音声・ファイルテキスト・画像・動画・音声テキスト・画像・動画・音声
生成できるデータテキスト・コード・画像・音声概要テキスト・コード・画像・音声概要テキスト・コード・画像・動画・音声概要テキスト・コード・画像・動画・音声概要
画像生成〇(上限あり)〇(上限拡大)〇(上限がさらに拡大)〇(最も高い上限)
動画生成×〇(最も高い上限)
Deep Research〇(上限あり)〇(上限拡大)〇(上限がさらに拡大)〇(最も高い上限)
Gems作成
Webブラウジング
外部サービス連携〇(Googleサービスとの連携を強化)〇(Googleサービスとの連携を強化)〇(Googleサービスとの連携を強化)
使用量上限標準無料版の2倍無料版の4倍Proの5倍または20倍
料金無料725円/月2,900円/月(最初の1ヶ月間0円)14,500または32,000円/月
Google Geminiの料金プラン

Geminiの無料版と有料版の料金や特徴をまとめてみました。

2026年7月現在、GeminiはGoogleアカウントさえあれば無料で利用できます。

無料プランでも、Gemini 3シリーズを使った基本的なチャットや画像生成、Deep Research、Gemsなどを利用できます。ただし、高性能なProモデルや画像生成、Deep Researchなどには利用上限があるので注意が必要です利用上限はプロンプトの複雑さや使用する機能などによって変動します。

より多く使いたい場合や動画生成などの機能も使いたい場合は、Google AI PlusやGoogle AI Pro、Google AI Ultraといった有料プランを選びましょう。用途に合わせて、段階的にアップグレードできます。

無料版と有料版の違いは、Proモデルや画像生成、Deep Researchなどの利用量、動画生成を利用できるかどうかといった点です。テキスト生成などの基本的な使い方なら無料版で十分ですが、レポート作成や広告作成などのビジネス利用を想定している場合は、有料版を検討する必要があります。

Geminiの有料版について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Google Geminiの商用利用について

Geminiは商用利用も可能なサービスで、日々の仕事やお店の運営にも活用できます。「Google AI Pro」や「Google AI Ultra」といった有料プランを利用すれば、毎月の料金はかかりますが、レポート作成や広告づくりといった手間のかかる作業を効率よく進められます。

会社やお店でビジネス契約を結ぶと、社員同士がAIの答えを共有できるようになり、同じ情報をもとに仕事を進められるのも便利なポイントです。さらにセキュリティやサポートも手厚いため、安心して業務に組み込むことができます。

一方で、個人向けの無料版でも商用利用は可能です。ただし機能には限りがあるので、本格的に仕事に活かしたい場合は物足りなさを感じるかもしれません。趣味や小さな活動なら十分ですが、ビジネスでしっかり使いたいと考えるなら、有料プランを選んだ方が安心です。

どのくらいの規模でどう活用したいかによって、自分に合ったプランを選ぶと良いでしょう。

Google Geminiの利用上限について

Geminiには、プランごとに利用できる回数や処理量の目安があります。ただし、上限は固定ではありません。

利用できる量は、選んでいるモードや入力する文章の長さ、添付ファイルの容量、やり取りのボリュームによって変わります。使い方によっては、思ったより早く制限に達してしまうことも。

無料プランでは、高速モードは比較的使いやすい一方で、思考モードやProモードは利用できる回数や処理量に制限があります。より多く使いたい場合は、Google AI PlusやGoogle AI Pro、Google AI Ultraへの切り替えも検討しましょう。

画像生成や動画生成、Deep Researchといった機能も、プランごとに利用できる範囲が違います。長い資料をまとめて扱う場面や、本格的な制作を行う場合は、上位プランのほうが安心です。

Geminiを使うときの注意点

Geminiを利用するときは、回答をそのまま信用せず、必ず内容を確認しましょう。生成AIは事実と異なる情報を、もっともらしく提示する場合があります。特に、医療・法律・金融などの専門分野や、日時・料金・制度など変わりやすい情報は、公式サイトや一次情報での確認が欠かせません。

また、氏名・住所・顧客情報・社内資料などの個人情報や機密情報は入力しないようにしましょう。Geminiでは会話の一部がサービス改善のために人間によって確認される場合があります。GmailやGoogleドライブなどと連携する際も、共有されるデータや権限の範囲を事前に確認してください。

画像や文章、コードを商用利用する場合は、著作権や利用規約にも注意が必要です。便利な補助ツールとして活用し、最終的な判断と責任は利用者自身が持つことが大切です。

生成AI全般のリスクは下記でも解説

Geminiに関するよくある質問

Geminiの有料プランに学生無料などの特典はある?

大学生であれば、Google AI Proプランが1年間無料です。

各種試験対策に使えるほか、Googleドライブで2TBのストレージも使えます。

Geminiは何がすごい?

Geminiがすごいのは、長文処理に強く、Googleサービスと連携して実務にも活用できる点です。

GmailやGoogleドキュメントなどとの連携により、AIアシスタントとして日常業務を効率化できる実用性の高さが際立っています。

Geminiで作った画像や文章を自分のブログやSNSに使っていいですか?

作ったものは自分のサイトやSNSで利用できます。ただし、他の人の著作権に気をつけてください。

会員登録は必要ですか?面倒ですか?

Googleアカウントさえあればすぐに使えます。難しい手順はありません。登録済みならすぐ利用OKです。

Geminiは日本語に強いって本当?Geminiは日本語の文章も得意です。最新のアップデートで、自然な言い回しや難しい言葉にも対応できるようになりました。

Google Geminiを活用しよう!

Geminiは、情報収集や文章作成だけでなく、画像・動画の生成やファイル分析、Googleサービスとの連携など、幅広い作業を支援できる生成AIです。Googleアカウントがあれば無料で始められるため、まずはメールの下書きや資料の要約、アイデア出しなど、身近な作業から試してみるとよいでしょう。

ただし、生成された回答が常に正しいとは限りません。重要な情報は公式サイトや一次情報と照らし合わせ、個人情報や機密情報を入力しないなど、安全面にも配慮する必要があります。目的や利用頻度に合ったプランを選び、人による確認を組み合わせながら、日々の業務やコンテンツ制作にGeminiを取り入れてみてください。

最後に

Geminiの多機能性を最大限に活かせば、効率的な業務改善が可能です。

「生成AIで新しいプロダクトを作りたい」「もっと本格的に生成AIを業務に組み込みたい」とお考えの方は、ぜひ株式会社WEELにご相談ください。

開発実績として、

・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
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などの開発実績がございます。

生成AIを活用したプロダクト開発の支援内容は、以下のページでも詳しくご覧いただけます。
➡︎株式会社WEELのサービスを詳しく見る。

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