自律型AIエージェント完全ガイド!業務が激変するAIツール17選を徹底比較

- 自律型AIエージェントは、目標に向かって計画・実行・修正まで行うAIシステム
- 開発支援、調査、資料作成、業務自動化など、用途別にさまざまなツールが登場
- 導入時は、無料・有料の違いだけでなく、連携機能やセキュリティ、リスク管理も確認することが重要
みなさん、ChatGPTだけで満足しちゃってませんか?
資料やソースコードの生成はもはや当たり前です。今やAIは「質問に答える」だけでなく、目標に向かって計画を立て、必要なツールを選び、ブラウザやPCを操作しながらタスク完了まで進める存在になりつつあります。
その代表が「自律型AIエージェント」です。こちらは下図のとおり、群雄割拠の状態で…

ただし、一口に自律型AIエージェントといっても、実は種類はさまざま。
開発者がエージェントを組むためのフレームワーク、企業の業務に組み込むエンタープライズ基盤、ブラウザやPCを実際に操作するオペレーター型、自然言語で依頼すると成果物まで作ってくれるアシスタント型など、用途によって選ぶべきツールは大きく変わります。
当記事では、そんな自律型AIエージェントの中から、無料で試せるものから商用サービスまで17個厳選して紹介!完読いただくと、自分に合ったエージェントが見つかるかも…です。ぜひ、最後までお読みくださいね。
\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/
自律型AIエージェントとは

自律型AIエージェントは、生成AIとは異なり、外部環境やツールの情報を参照しながら目標達成に向けて自ら行動を組み立てるという特徴があります。タスクの実行だけでなく、計画の修正、ツールの選択、行動結果の評価まで一貫して担うことができ、業務などの自動化を実現。
目的に向かって自律的に実行する
自律型AIエージェントは、与えられた目標に基づき、自らタスクを管理しながら最適な行動を選択します。タスクの優先順位付けや計画調整を行える設計もあります。「競合サービスを調べて比較表を作る」と指示した場合、Web検索、情報の整理、比較軸の作成、表への反映といった複数の工程が発生します。自律型AIエージェントは、こうした工程を順番に処理し、必要に応じて計画を修正しながら成果物の完成を目指します。
細かい指示を毎回出さなくても、目的に沿ってある程度まとまった作業を進められる点が強みです。
多様なツールとの連携
自律型AIエージェントは単体で完結せず、外部ツールやシステムと連携することで能力を拡張できます。WebブラウザやAPI、データベースなどを組み合わせ、情報収集からアプリケーション操作まで一連の処理を自動で実行可能です。
近年はMCPのように、AIと外部ツールをつなぐ仕組みも注目されています。こうした連携が進むことで、自律型AIエージェントは単なるチャットボットではなく、実際の業務を動かす実行役として活用しやすくなっています。
継続的な学習
自律型AIエージェントは、タスクの遂行過程で得られた経験を蓄積し、将来的な行動の改善に活かします。環境の変化に応じて判断基準を変更させることで、継続的にパフォーマンスを向上させられる点が大きな強みです。
例えば検索した情報が不十分であれば別のキーワードで再検索したり、生成したコードにエラーが出た場合は修正案を考えたりできます。作業の途中で状況を見直せるため、複雑なタスクにも対応しやすくなります。
自己内省
自律型AIエージェントの中には、自らの推論過程や行動結果を批判的に分析する機能が備わっています。これにより、誤りや非効率な手順を検知し、より良い戦略へと修正することができます。
自己内省により、単なるタスク実行にとどまらず、ログや評価結果を改善に活かせる場合があります。
自律型AIエージェントは「完全自動で放置するツール」というより、適切なルールのもとで業務を代行・補助するAIと考えるとよいでしょう
自動化と自律化の違い
自動化と自律化で大きく異なるのは、人間の判断が介在するか否かです。自動化は決められたルールに従いながら、同じ作業を繰り返します。
自動化のプロセスでは、所々で人間の判断が必要になるため、AI自身が判断して行動することはありません。
一方、自律化は決められた目標に向かって、AI自身が判断して、自律的に行動します。人間の判断なしにプロセスが完結するので、業務の効率化が大きく進むケースが多いです。
AIエージェントの仕組み
下記の要素が連携することで、AIエージェントは自律的に複雑なタスクを実行できます。
環境の認識
まず、エージェントは自身が置かれた環境を認識します。この環境認識により、エージェントは相互作用の対象を特定し、必要な情報を把握できます。
センサーによる情報収集
次に、エージェントはセンサーを用いて環境から情報を収集します。これらのセンサーには、カメラやマイク、各種APIなどをイメージしていただけるとわかりやすいです。収集された情報は、エージェントの意思決定を支援する重要なデータとして蓄積されます。
AIの個性
エージェントには独自の個性が設定できます。例えば職業、年齢、性格といった要素にてエージェントの個性を指定し、それらはタスクの実行方法を決定する重要な要因となります。
データなどの記憶
AIエージェントは過去の経験やデータを記憶し、それをベースにタスクを遂行します。過去の経験を活かして、継続的に改善を重ねることが可能となるのです。
意思決定
収集した情報を基に、エージェントは意思決定メカニズムを起動します。このプロセスでは、ルールベースのアルゴリズムや機械学習モデルを使用して、目標達成のための最適な行動を選択します。
AIエージェントツールの種類
| 種類 | 特徴 | 主なサービス例 |
|---|---|---|
| コーディング特化型 | コード生成や修正、アプリ開発の支援に強く、開発業務を効率化しやすいタイプ | Lovable、OpenAI Agents SDK |
| 多目的型 | 調査、資料作成、ブラウザ操作、情報整理など幅広い業務に対応しやすいタイプ | Manus、Browser Use |
| 業務活用型 | 社内データや既存ツールと連携し、営業・事務・顧客対応などを自動化しやすいタイプ | Microsoft Copilot Studio、Salesforce Agentforce、Amazon Bedrock Agents |
| 開発基盤型 | 自社専用のAIエージェントを設計・構築しやすく、複雑なワークフローにも対応しやすいタイプ | AutoGen、LangGraph、CrewAI |
AIエージェントツールは、用途によっていくつかの種類に分けられます。
Lovableのようにアプリ開発やコード生成を支援するコーディング特化型、Manusのように調査・資料作成・ブラウザ操作まで幅広くこなす多目的型、Microsoft Copilot StudioやSalesforce Agentforceのように社内業務の自動化を進めやすい業務活用型などがあります。
自律型AIエージェントと生成AIの違い
| 項目 | 生成AI | 自律型AIエージェント |
|---|---|---|
| 主な役割 | 文章や画像、コードなどを生成する | 目標達成に向けてタスクを実行する |
| 動き方 | 入力に対して回答する | 計画、実行、確認、修正を繰り返す |
| 外部ツール連携 | 基本的には限定的 | ブラウザ、API、データベースなどと連携しやすい |
| 得意なこと | 文章作成、画像生成、コード生成など | 調査、業務代行、作業自動化、複数ステップの処理など |
自律型AIエージェントと生成AIは混同されがちですが、役割は大きく異なります。
生成AIは文章や画像、コードなどを生成するAIであるのに対し、自律型AIエージェントは目標達成に向けて計画し、ツールを使いながらタスクを実行するAIです。
生成AIは、ユーザーの入力に対して回答や成果物を返す使い方が中心です。一方で自律型AIエージェントは、Web検索、ファイル操作、API連携、コード実行などを組み合わせ、複数ステップの作業を進められます。
コーディング用の自律型AIエージェント5選
まずはコーディング系のタスクにうってつけの自律型AIエージェントを紹介!今回は……
- Open Interpreter
- Lovable
- Claude Code
- OpenHands
- Devin
の5つをピックアップしております。まずは、迷ったらとりあえず選びたい「Open Interpreter」から詳しくみていきましょう!
ローカルでも動く万能選手「Open Interpreter」
「Open Interpreter」は、まさしく万能選手な自律型AIエージェント。生成AI(GPT-4V / Llama 2 / DALL-E 3…etc.)との組み合わせで……
- データ解析
- ブラウザ制御
- PDFの生成・編集
- 画像の生成・編集
- GUIからのPC操作
などなどが、プロンプトからできちゃいます。
さらにこのOpen Interpreterには、すごいところがあって……
- ローカル環境上で動作してくれる
- コード実行前にユーザーへの確認を挟んでくれる
という、気の利いた機能まで付いているんです。しかも誰でも無料で利用可。
みなさん、自律型AIエージェントで迷ったらとりあえず、Open Interpreterを使ってみてください!
コーディング全般におすすめの「Lovable(旧GPT Engineer)」
アプリ開発を生成AIに手伝ってもらいたいなら、「Lovable」がおすすめ!元々はGPt Engineerという名称でサービス提供されていましたが、2024年12月にLovableという名称に変更されています。こちらは、以下のような処理が自動化できます。
- コードベース全体の生成
- コードベースの実行
- ソースコードの修正
- ソースコードの構成の指定
そんなLovableの魅力は、幅広いニーズを満たしてくれている点にあります。具体的には……
- プリプロンプトの入力で、任意の動作・プロジェクトの記憶が可能
- ChatGPT API/ Azure Open AI APIで気軽に導入可能
- ローカルで動くオープンソースモデル(WizardCoder…etc.)にも対応
というふうに、プロジェクト・実行環境を選ばず動いてくれるんです。
また、Lovableにリブランディングされてからは、Supabaseと統合され、さらに下記のようなことも可能になりました。
- Google や GitHub などのサービスによるユーザー認証
- リアルタイムのデータ更新
- 画像やドキュメントのファイル ストレージ
- OpenAIとのAPI統合など、サーバーサイドロジック用のEdge Functions
コーディング向けの自律型AIエージェント「Claude Code」

Claude Codeは、ターミナル上・IDEの拡張機能・デスクトップアプリで動作するコーディング向けの自律型AIエージェントです。
コードベースの内容を踏まえながら、修正や実装の補助、ルーチン作業、Gitを使った開発フローまで自然言語で進められます。日々の開発業務を効率化したい方はもちろん、コードの理解や保守にかかる負担を減らしたい場面にも向いています。
また、公式でもコーディング向けであると記載されていますが、コーディング以外のタスクにClaude Codeを活用している例もあります。
人間の開発者ができることはすべてできる「OpenHands」

OpenHands(旧OpenDevin) は、AIスタートアップ企業のCognitionが開発した自律型AIエージェントです。コーディングに特化しているのが特徴で、以下の作業を自律的に実行できます。
- コードの変更
- コマンドの実行
- Webの閲覧
- APIの呼び出し
上記のとおり、基本的には人間の開発者ができる作業を一通り任せられます。うまく使いこなせればソフトウェア開発を大幅に効率化できるので、ぜひ利用してみてください。
開発業務を自動化「Devin」

Devinは、Cognition Labsが開発した自律型AIエージェントであり、コード記述、実行、テスト、バグ修正といった開発業務を自律的に進められます。
小規模タスクの並列処理やコードの最適化、フレームワーク移行、テストカバレッジ拡張など、人間のエンジニアが日常的に行う作業を幅広く支援。開発現場で発生する細かな作業を効率良く処理できるため、バックログ削減や開発スピードの向上が期待できます。
コーディング用の自律型AIエージェントをさらに知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
多目的な自律型AIエージェント6選
続いては、多目的に使える自律型AIエージェントをお届けします。今回紹介するのは……
- AutoGPT
- BabyAGI
- Camel
- ChatGPTエージェント
- Manus
- Genspark
の6つ!それぞれ、自力で手順まで考えてくれる優れものです。まずはGitHubでスター160kを達成した「AutoGPT」から、みていきましょう!
自力で手順まで考える大人気の「AutoGPT」
Powerd by GPT-4の「AutoGPT」は、GitHubで160k以上のスターを集めた自律型AIエージェントです。その人気の秘訣は……
● 与えた「名前 / 役割 / ゴール」をもとに、自力で手順を考えて実行
● ひな形「Forge」を使えば、AIエージェントの動作が指定可
● ブラウジングやメモリ管理の機能も完備
以上のとおり、半自動であらゆるタスクをこなしてくれる点にあります。
AutoGPTで自動化できるタスクは、というと……
- Google検索
- Webサイトへのアクセス
- ファイルの読み取り&保存
- Pythonファイルの実行
などなどです。これなら自分用のCopilotが作れちゃうかも。「PCは自作派!」という方はぜひ、AutoGPTで未来を先取りしちゃってください!
日本発の自律型AIエージェント「BabyAGI」
日本からも自律型AIエージェントが登場しています!それが、Yohei Nakajima氏の開発した「BabyAGI」です。
このBabyAGIを構成するのは、
- GPT-4:大規模言語モデル(LLM)
- Pinecone:ベクトルデータベース
- LangChain:LLMと他のツールを繋ぐフレームワーク
の3つの部品。うち、GPT-4がユーザーからの命令を実行します。そしてGPT-4の実行結果をPineconeが記憶、GPT-4にフィードバックすることで試行錯誤しながら自力でタスクを達成してくれる!ようになっているんです。
一人二役でタスクにあたる「Camel」
「Camel」は、生成AIに付きものの壁打ちを省いてくれる自律型AIエージェントです。そのすごいところは、というと……
LLM1台で2役として振る舞い、対話しながら複雑なタスクを遂行する
点にあります!仕組みは他の自律型AIエージェントよりもシンプルなんです。
とはいえ、Camelだけで……
このように、ゲーム開発が自動化できちゃいます。シンプルイズベスト、ということですね。
ちなみにCamelではGPTシリーズのほか、オープンソースのLLMも利用可。ローカルでも、自動化は止まりません!
Webサイトの操作ができる「ChatGPTエージェント」

ChatGPT Agentは、情報収集や資料作成だけでなく、Webサイトの操作まで任せられる自律型AIエージェントです。
調べものをして終わるのではなく、必要に応じてブラウザ上で作業を進められるのが大きな特徴。リサーチや比較検討、表作成などをまとめて任せたいときに活躍します。
ChatGPTに搭載された自律型エージェントも要注目!

実務レベルの自動化「Manus」
Manusは、リサーチから画像‧動画生成、ライティングまでを一気通貫で自動実行できる自律型AIエージェント。

ユーザーの指示に基づき、情報の収集や分析、タスクの計画から実行までを自律的に行えます。
ブラウザ操作や外部ツールの直接操作にも対応しており、人間がPCを操作するような動作をAI側で完結。さらに、画面を閉じてもタスクが継続するクラウド処理や、並列処理による高速実行など、実務レベルの自動化に適した設計が採用されています。
情報収集が得意「Genspark」

Gensparkは、Web上の膨大な情報をAIが自動で収集‧分析し、要点をまとめたり、画像生成・動画生成などが可能なAIワークスペース。
対話をしながら、検索結果を基に継続的に質問しながらリサーチを進めることも可能です。マーケティングや調査業務における情報収集の効率化に適しています。
多目的な自律型AIエージェントをさらに知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
生産性が上がる自律型AIエージェント3選
ここからは、ローカル環境で業務の生産性を高めてくれる……
- Self-Operating Computer
- OpenClaw
- Lindy
以上3種の自律型AIエージェントを紹介します。GUI操作を自動化してくれる「Self-Operating Computer」からご覧あれ!
GUIが操作できる「Self-Operating Computer」
「Self-Operating Computer」はなんと、マウス&キーボードの操作を自動化してくれるmacOS専用の自律型AIエージェントです!その仕組みは……
マルチモーダルLLMの力で、カーソル・UIの位置を正確に把握する
というものになっています。これならMacBookやiMacでも、Copilotの助けが借りられますね。
ちなみにSelf-Operating Computerで選べるマルチモーダルLLMは、
- GPT-4V:ChatGPT API経由で動作
- Gemini Pro Vision:Gemini Pro API経由で動作
- LLaVa:ローカル環境で動作
の3種類です!
パーソナルAIアシスタント「OpenClaw」

OpenClawは、メール送信や受信箱の整理、カレンダー管理などを自動でこなせるパーソナルAIアシスタントです。
チャットアプリを通じて使えるため、普段の業務フローに取り入れやすいのもポイント。細かな事務作業や日常的なタスクを少しずつ任せることで、生産性アップにつなげやすいツールです。
自由度を求めると情報漏洩や誤操作への対策が重要になります。
外部ツールと連携してタスクを自動化する「Lindy」

Lindyは、メールのやり取りなどの日常的なタスクを効率化してくれる自律型AIエージェントです。GmailやSlackなどの外部アプリと接続することで、メッセージのやり取りを自動化できます。
会議レコーダー機能も搭載しているので、議事録の作成や会議内容への回答も可能です。営業やカスタマーサポートといった幅広い職種のタスクをこなせるので、ぜひ利用してみてください。
生産性が上がる自律型AIエージェントをさらに知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
カスタマイズできる自律型AIエージェント3選
最後に、タスクに応じてカスタマイズができる自律型AIエージェントをみていきます。今回は、以下をピックアップしました。
- AutoGen
- ChatDev
- CrewAI
まずはファインチューニングまで行える「AutoGen」から、概要をみていきましょう!
ファインチューニングも行える「AutoGen」
「AutoGen」は複数のエージェントを協働させるタイプの自律型AIエージェント。AIエージェント同士の対話を通して、
- コードの生成・実行・デバッグ
- 株価のプロット
といった複雑なタスクを完遂してくれます。
そしてもう一つ、AutoGenには独自のアピールポイントがあります。それは…OpenAI製LLM(GPT-3.5)のファインチューニングができるという点です。うまく使えば、自社業務特化型のAIエージェントが作れちゃうかもしれませんね。

AI従業員を抱えるバーチャル企業「ChatDev」
LLM採用の「ChatDev」は、個性派の自律型AIエージェントです。「ソフトウェア開発を手がけるバーチャルIT企業」をコンセプトとしており……

- 「従業員」こと、複数のAIエージェントが協力してタスクにあたる
→CEO / CPO / CTO / プログラマー / レビュアー / テスター / アートデザイナー…etc. - 設計 / コーディング / テスト / 資料作成の順に「ウォーターフォール型」でタスクを進める
- 従業員や工程のカスタマイズができる
という仕様になっています。
専門家を集めてタスクを解決「CrewAI」
「CrewAI」も複数のエージェントを協働させるタイプの自律型AIエージェントです。こちらでは各エージェントが……
- 研究者
- ライター
- プランナー
などの「専門家」のように振る舞いながら、タスクを解決します。ちなみに目的 / ツール / 各専門家の役割については、カスタマイズが可能です。そんなCrewAIの気になる対応モデルは、ChatGPT API&各種オープンソースLLM!つまりローカルでも、文殊の知恵が借りられちゃうわけです。
以上、CrewAIを一言で表すと…LLMの創造性を引き出してくれる自律型AIエージェントといえます。ブレスト・案出にお役立てください。
カスタマイズ可能なエージェントを自社で開発したい方は、以下の記事もご覧ください。

カスタマイズできる自律型AIエージェントをさらに知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
自律型AIエージェントを活用するメリット
自律型AIエージェントは、従来の生成AIでは実現できなかった業務の自動最適化や高度な意思決定支援を可能にする技術です。業務効率化やコスト最適化が求められるビジネス環境では、自律型AIエージェントの導入は競争力向上に直結する取り組みになります。
業務効率化を図れる
自律型AIエージェントは、高い処理速度と正確性を兼ね備え、休憩や稼働時間といった制約を受けずに作業を継続できます。プロンプトによる逐次指示が不要であり、目標を設定するだけで各種タスクを自動的に遂行し、成果物が即時に得られます。
これにより、従来は人手で対応していた繰り返し作業や大量処理が効率化され、社員はより高度な業務や創造的な取り組みに集中できるようになるでしょう。結果として、部署全体の生産性が底上げされ、業務フロー全体の最適化にも寄与。
コスト削減につながる
業務プロセスの改善や自動化が進むことで、これまで発生していた無駄や人的ミスが軽減し、関連コストを大幅に削減できます。
単純作業や長時間の監視業務などにおいては、時間外手当や休日対応といった追加コストが不要となり、運用コストの削減効果が期待できます。
また、属人化していた業務を自律型AIエージェントに引き継ぐことで、少人数体制で業務を進められるようになり、組織全体の運用負荷を軽減することも可能。
状況変化への対応
自律型AIエージェントは、環境の変化を前提とした運用を得意としており、プロジェクト規模の拡大や市場動向の変化にも自動的に対応できます。
各種データの変化を即時に捉え、必要な処理を24時間体制で継続できるため、人間の判断や指示が遅れやすい場面でも迅速に最適な行動を選択します。
例えば、金融のように深夜や突発的に重要なイベントが発生する領域であっても、自律型AIエージェントは状況に応じてタスクを切り替え、適切な分析・処理を行うことが可能。
これにより、意思決定のタイムラグを最小化し、変化の激しいビジネス環境においても安定した運用が実現します。
【業界別】自律型AIエージェントツールの活用シーン
自律型AIエージェントツールは、業界を問わず幅広い業務で活用できます。特に、情報収集、資料作成、顧客対応、データ整理、システム操作など、複数の手順が必要な業務と相性が良いです。
ここでは、業界別に自律型AIエージェントツールの主な活用シーンを以下にまとめます。
| 業界 | 主な活用シーン | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 製造業 | 生産データの確認、設備トラブルの一次調査、マニュアル検索、在庫状況の整理 | 現場対応の迅速化、確認作業の削減、属人化の防止 |
| 金融業 | 市場情報の収集、レポート作成、顧客問い合わせ対応、リスク情報の整理 | 調査時間の短縮、レポート作成の効率化、判断材料の整理 |
| 小売・EC | 商品情報の更新、競合価格の調査、問い合わせ対応、レビュー分析 | 運営業務の効率化、顧客対応品質の向上、販売施策の改善 |
| 不動産 | 物件情報の整理、顧客条件に合う物件の抽出、契約書類の確認補助 | 提案スピードの向上、書類確認の効率化、営業支援 |
| 教育 | 教材作成、学習進捗の整理、質問対応、課題フィードバックの補助 | 教員の負担軽減、個別最適化学習の支援、教材作成の効率化 |
| IT・ソフトウェア開発 | コード生成、バグ修正、テスト作成、ドキュメント整備 | 開発スピードの向上、レビュー負担の軽減、保守業務の効率化 |
各業界の生成AI活用方法は下記でそれぞれ解説





自律型AIエージェント活用事例7選

ここからは「ビジネスの現場」における、自律型AIエージェントの活用事例を7つ紹介。以下に示す実例を読むだけで、社内業務に自律型AIエージェントを導入するための予習ができます。
株式会社Wrexiv
株式会社WrexivはAIサービスの開発を手がけ、自律型AIエージェント「BabyAGI」を組み込んだサービスを先行リリースしています。※9
そのリリース先は、食品の海外展開を支援するSaaS「jetGee」で、各機能のうち業界の最新情報を取得する「AIリサーチ機能」にBabyAGIが組み込まれています。
BabyAGIによって単純なタスクから海外の専門家とのやり取りまで、高度な自動化が実現。さらに海外とのチャット履歴を参照とすることで、現地のトレンドに合わせたタスクの生成まで可能となりました。これにより、jetGeeはより効率的に海外展開を支援し、最新の情報を取得するサービスとして機能しています。
株式会社エクスプラザ
キャンプ・登山ギアの口コミアプリ「EXPLAZA」を運営している株式会社エクスプラザは、自律型AIエージェントの元祖「AutoGPT」の試運転を実施。顧客目線で自律型AIエージェントの使い勝手を評価しています。※10
試運転では「ユーザーが好むテントの紹介」をタスクに設定。その結果「Web上の情報を参照とした、実在商品の紹介文」を得ることに成功していました。
DoNotPay
誰でも簡単に法律の知識へアクセスできるAIサービス「DoNotPay」では、自律型AIエージェント「AutoGPT」を導入。ユーザーインタフェースをGPT-4からAutoGPTに刷新しています。※11
DoNotPayはすべてのお客様のためにiMessageにAutoGPTを導入します。A.I/GPT-4時代のユーザーインターフェースは時代遅れです。
払い戻し、定期購入のキャンセル、信用調査機関との戦い、その他多くのロボット弁護士製品は、友人にメールを送るのと同じくらい簡単であるべきです。
元来「不当な違反切符の報告」や「過払い金返還請求」に向けて解決策を生成するサービスを提供していたDoNotPay。AutoGPTの導入により、弁護士を介する必要があったタスクのほとんどがチャット上で完結するようになりました。
Salesforce
Salesforceは、完全自律型AIエージェント「Einstein Service Agent」を発表しました。このシステムは、事前プログラムなしで幅広いサービス問題に対応し、カスタマーサービスの効率化を図ります。※12
大規模言語モデル(LLM)と連携することで、コンテキストやニュアンスを理解し、Salesforce CRMデータをベースに会話型の応答を生成します。さらに、各企業のブランドボイスやトーンに合わせてカスタマイズできます。Einstein Service Agentは24時間365日、自然言語で顧客対応を行い、必要に応じてオペレーターに引き継ぐことができます。現在パイロット段階にあり、2024年後半に一般提供される予定です。
ユーザーフレンドリーなインターフェースを採用しており、簡単に設定できるのが特徴です。Salesforceのキシャン・チェタン氏は、Einstein Service Agentがサービス業務の効率と生産性を大幅に向上させると期待を寄せています。
Virtuals Protocol・Animoca Brands
Virtuals ProtocolとAnimoca Brandsの両社は、自律型AIエージェントとゲームの融合を促進するための共同投資イニシアチブを発表しています。※13
自律型AIエージェントを搭載したゲーム技術の開発を加速させるプロジェクトを支援して、ゲーマーにこれまでよりも没入感のあるゲーム世界を提供することを目的にしているとのことです。
投資対象には、以下のようなものが含まれます。
- 無限のストーリーを創造できる自律型NPC
- 人間プレイヤーと競争できるAIゲーマー
- デジタルツインとして機能するAIアバター
ゲーム業界は、今でもかなり規模が大きく注目されていますが、自律型AIエージェントとの融合によって、さらに人気が高まりそうですね!
NTTデータ
NTTデータは、2024年11月から営業部門向け自律型AIエージェントの開発を進めています。※14
おおまかな依頼内容から提案書を自律的に作成できるほか、ほかのAIに指示を出せるのも魅力です。
たとえば、訪問予定の顧客企業を自律型AIエージェントに伝えると、AIが過去の商談やWeb上に公開されている財務データを検索して顧客の経営課題などを抽出し、解決が期待できる商材やサービスを調べて提案書を自動作成してくれます。
上記のプロジェクトと並行して、AI人材の育成にも注力していくとのことなので、こうした取り組みは真似していきたいですね!
株式会社ブレインパッド

株式会社ブレインパッドは、自律型AIエージェントを搭載したアノテーションエージェントサービスを提供しています。※15
アノテーションエージェントサービスでは、業界や企業特有の知識や文脈を理解した「専門的アノテーション」を可能にするとのこと。業界に詳しい担当者が手作業で実施していたタグ付けをAIが代行できるようになったので、業務の効率化が期待できます。
アノテーションエージェントサービスは、株式会社ブレインパッドが今後提供する自律型AIエージェントの第一弾にすぎないため、今後の動向にも注目しましょう。
自律型AIエージェントの作り方
やはり自律型AIエージェントの作り方は気になるところです。作り方といっても、実際は「設計」「開発」「検証」のフェーズの流れでエージェントを開発する必要があります。
ここからは「自律型AIエージェントの開発方法」を説明していきます。あくまで一例にはなりますが、弊社の生成AIツール開発を例に取って解説。弊社で用意している2つの開発プラン、「プロトタイプ開発」と「ソリューション開発」について詳しくみていきましょう。
プロトタイプ開発
「プロトタイプ開発」は既製の自律型AIエージェントや生成AIに微調整を加えていく開発プラン。「社内の業務自動化」を目指す場合に、おすすめです。
通常の開発手法よりも低コストで短期間に開発が可能であり、生成AIツールの開発を低リスクで行いたいという方におすすめです。

具体的な流れは、以下のとおり。
設計
検証要件の確定:PoC開発でどの機能を検証するのかを確認する
テストデータ準備:機能の検証に必要なデータを収集する
開発
データクレンジング:生成AIがデータを読み込みやすいように事前にデータの処理を行う
チューニング:エンべディングやファインチューニングなどの手法を使って、生成AIに学習をさせる
ロジック開発:開発するサービスの全体設計を行う
検証
検証要件ごとにテスト:約1ヶ月かけて機能の効果測定を行う
結果報告:検証結果をもとに、実現可能性の高いシステムを提案する
検証後に機能の実現可能性が確認でき次第、その機能を組み込んだシステムの全体像を提案。その上で、開発を行いたいと判断された場合は、弊社で続けて開発を承っております。
もし機能の実装が困難な場合は追加検証を行い、最適な提案をさせていただきます。
弊社は、生成AI開発において大手企業様との取引実績があり、またメディアを通して日本最速で生成AIの最新情報を提供。
助成金や補助金を活用した開発のご相談も承っており、負担額を最大75~80%減らすことが可能です。
【助成金×生成AI】WEELのAI導入コンサルティング・開発サービスが、助成金・補助金に対応!
気になる方は、まず無料相談から承っておりますので、ぜひこちらからご相談ください。
ソリューション開発
ソリューション開発では、生成AIツールや自律型AIエージェントをイチから開発。社内への導入も弊社に一任いただけます。

こちらがソリューション開発の流れとなります。
弊社では、設計と検証はウォーターフォール方式で行い、各機能の開発はアジャイル方式で行うハイブリット方式を採用。設計に1ヶ月、開発・テストに4ヶ月、検証に2ヶ月、実際の導入に2ヶ月と、設計から導入まで8ヶ月間を開発の目安としていますが、これは機能やサービスによって変動する可能性があります。
弊社は、全ての開発を自社で行っており、スピード感のある生成AIサービスの開発が可能です。
急ぎの開発などのご要望にもお応えします。
自律型AIエージェントの具体的な開発手順を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

自律型AIエージェントツールの導入ステップ
自動化したい作業や負担の大きい業務を整理。まずは、自動化したい業務を洗い出し、どこまでAIに任せるのかを明確にしましょう。
AIが実行する作業と人間が確認する作業を分けましょう。
業務内容、連携機能、セキュリティを基準に選びましょう
ツールを選定し、テスト運用を行いながら精度や安全性を確認。小規模に試し、精度や使いやすさを確認しましょう。
問題がなければ、対象業務や利用部門を少しずつ広げていく流れが理想です。改善点を反映しながら、対象業務を広げましょう。
生成AIを社内に展開するときの導入手順は下記で詳しく解説

自律型AIエージェントツールを選ぶときのポイント
| 選定ポイント | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 業務との相性 | 自動化したい作業に対応しているか |
| 連携機能 | Slack、Gmail、CRM、データベースなどと接続できるか |
| 使いやすさ | 非エンジニアでも操作しやすいか |
| セキュリティ | 権限管理やデータ保護の仕組みがあるか |
| コスト | 月額費用やAPI利用料が予算に合うか |
自律型AIエージェントツールを選ぶ際は、「有名だから」「多機能だから」だけで判断しないことが重要です。自社の業務に合っているか、既存ツールと連携できるか、安全に運用できるかを確認しましょう。
特に見るべきポイントは、対応できる業務範囲、外部ツールとの連携性、日本語対応、権限管理、料金体系です。
自律型AIエージェントツール導入時の注意点・デメリット
自律型AIエージェントツールは便利ですが、すべての業務を完全に任せられるわけではありません。特に、外部ツールの操作や社内データへのアクセスを許可する場合は、誤操作や情報漏れのリスクに注意が必要です。
導入時は、AIに与える権限を必要最小限にし、重要な判断や外部送信の前には人間が確認する仕組みを入れましょう。また、出力内容に誤りが含まれる可能性もあるため、最終確認を人間が行う体制も欠かせません。
また、以下のようなデメリットも存在します。
導入や開発に多くのコストが必要
自律型AIエージェントを開発したり、社内システムに導入したりする際は、多くのコストがかかります。導入や開発前に社内業務を見直す必要もあるので、単純に自律型AIエージェントの費用がかかるだけでなく、人件費なども多く必要です。
また、導入後は月額課金や従量課金などで運用コストがかかる点にも注意しましょう。そのため、自律型AIエージェントの開発や導入の際には、初期費用や運用コストを総合的に考慮してコストを抑えることが大切です。
専門人材の確保が困難
自律型AIエージェントといっても、人間が何もしなくていいわけではありません。AIが正しく動作するよう目標を設定する必要があるほか、うまく動作しなかった際の修正対応などが必要です。
そのため、AIに詳しい専門人材の確保が求められますが、高度な知見や技術を要するため、専門人材は日本全体でも不足しています。
自社で専門人材を確保できない場合は、外部の会社に業務を委託するか、研修などを経て自社の社員を育てるなどの手段を検討しましょう。
生成AI全般のリスクは下記でも解説

自律型AIエージェントツールのよくある質問
ここでは自律型AIエージェントツールのよくある質問に回答していきます。自律型AIエージェントツールの導入を検討されている方は是非参考にしてください。
雑務は自律型AIエージェントにおまかせ
当記事では、WEELが厳選した自律型AIエージェントを紹介しました。以下でもう一度、ジャンル別におすすめの自律型AIエージェントを振り返っていきましょう!
生成AI(LLM)1モデルで、資料作成 / コーディング / 案出し…etc.が自動化できちゃいます。そんな生成AIを、ChatGPTやGeminiのサービス内でしか使わないのはもったいない!
みなさんもぜひ、自律型AIエージェントでデスクトップに生成AIを召喚してみてくださいね。

最後に
いかがだったでしょうか?
自律型AIエージェントの活用が進む中で、業務効率化やタスクの自動化を実現できるツールは急速に広がっています。これらのエージェントが貴社のプロダクトや業務にどう活用できるか、ぜひ専門家と一緒に検討してみてください。
株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!
開発実績として、
・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント
などの開発実績がございます。
生成AIを活用したプロダクト開発の支援内容は、以下のページでも詳しくご覧いただけます。
➡︎株式会社WEELのサービスを詳しく見る。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。

「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。
セミナー内容や料金については、ご相談ください。
また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。
- ※9:自律駆動型AIエージェント「BabyAGI」の実装サービスを提供開始。新規開発、既存アプリケーションへの組み込みに対応。
- ※10:話題のAutoGPTをローカルで動かして、「おすすめテント」を探してもらう(ブラウザで試す方法も記載)
- ※11:https://twitter.com/jbrowder1/status/1650313118206111745
- ※12:Salesforce、チャットボット体験に革命をもたらす自律型AIエージェント「Einstein Service Agent」を発表
- ※13:Virtuals Protocolとアニモカ、自律型AIゲームエージェントに共同投資へ 次世代ゲーム開発支援
- ※14:NTTデータ、自律型のAIエージェント開発 営業部門向け
- ※15:ブレインパッド、自律型AIエージェントサービス第一弾として、アノテーションエージェントサービスを提供開始


