Google、AI活用のCMを批判受け放送中止
Googleは、最新のAI技術「Gemini」を活用したCM「Dear Sydney」を放送していましたが、多くの批判を受け、放送を中止しました。
このCMは、アスリート宛のファンレターをAIに書かせる内容で、父親が娘のために400m障害の世界記録保持者シドニー・マクラフリン=レヴロンへの手紙をGeminiに依頼するというものでした。
- GoogleのAI活用CMが批判を受け放送中止。
- CMはアスリート宛の手紙をAIが作成。
- 批評家はAIの創造性欠如を指摘。
CMはパリオリンピック関連の広告枠で放映され、特にワシントン・ポストのコラムニスト、アレクサンドラ・ペトリ氏から厳しい批判を受けました。
彼女は、「この広告を見るたびにテレビにハンマーを投げ付けたくなる」や「AIが書いた文章は感情がなく、人間の創造性を損なう」といった内容のコラムを発表しました。
さらに、NPRの司会者リンダ・ホームズ氏も「子どもがヒーローに対して書くファンレターをAIに任せるのは最悪だ」と述べ、「AIが書いた手紙には意味がなく、子ども自身が書いた言葉こそが価値がある」と主張。
これらの批判を受け、GoogleはCMの放送を中止する決定を下しました。
GoogleはCNBCに対し、「CMは放送前に十分に検証されていたが、批判を受け入れ、放送中止を決めた」とコメントしています。
また、「AIは人間の創造性を高めるツールであり、決して人間の創造性に取って代わるものではない」と強調しました。
参考記事:CNBC
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