分散型AI協会「DAIS」が設立、業界独占化に対抗
業界のリーダーたちが、人工知能(AI)産業の独占化を防ぐための非営利組織「分散型AI協会(DAIS)」を設立しました。
トップに就任したのは、元CoinDeskの最高コンテンツ責任者で、仮想通貨メディア企業の年次会議「コンセンサス」の議長を務めたマイケル・ケイシー氏です。
- 分散型AI協会がAI独占防止を目指し設立。
- マイケル・ケイシー氏がトップに就任。
- 技術大手に対抗し分散型AIを促進。
ケイシー氏は、シンガポールで開催されたブロックチェーン会議「トークン2049」に合わせて行われたCoinDeskとのインタビューで、現在の中央集権型プラットフォームがAI時代において優位性を持っていることに懸念を示しました。
「これらの企業はデータと計算能力、さらには規制当局までをも支配している」と語り、技術大手の影響力に対抗するための組織が必要だと強調。
DAISの創設メンバーは、CETI AI、ファイルコイン財団、ブロック、ハイパーサイクル、モーフィアス、ヘミ、オデッセイ、ルメリンの8団体で構成されています。
DAISは、オープンAIやグーグル、マイクロソフト、アップルといった大手企業に対抗し、分散型AIの発展を促進するため、4つの主要な課題に取り組むとしています。
ケイシー氏は「困難を恐れていては前に進めない。誰かがこの課題を解決しなければならない」と述べ、分散型AIのための闘いの重要性を訴えました。
参考記事:CoionDesk
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、朝の通勤時間に読めるメルマガを配信しています。
最新のAI情報を日本最速で受け取りたい方は、以下からご登録ください。
また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。