インテルが最新AIアクセラレーターを発表、競合超える性能とコスパ
インテルは25日、エンタープライズ製品に関する記者説明会を開催し、最新の「Xeon 6プロセッサー」と「Gaudi 3 AIアクセラレーター」について詳しく解説しました。
これらの製品は、24日にグローバルで正式に発表され、AIやHPCなどの高負荷ワークロード向けの性能向上が特徴です。
- インテルが最新プロセッサーとAIアクセラレーターを発表。
- 新製品は高負荷ワークロード向けに性能を強化。
- 企業のAI投資拡大を見込み、優位性を強調。
説明会には同社執行役員の町田奈穂氏らが登壇し、各製品の詳細が紹介されました。
「Xeon 6 6900P」シリーズは、最大128コア、504MB L3キャッシュ、96レーンのPCIe 5.0を搭載し、AI推論やHPC計算で競合製品を大幅に上回る性能を実現しています。
また、Gaudi 3はAIモデルの学習や推論を効率的に行うためのアクセラレーターです。
OAM準拠のメザニンカード、8枚搭載可能なベースボード、そして新たに追加されたPCIe拡張カードの3種類が提供され、柔軟な導入が可能です。
特に拡張カード型「HL-338」は、TDPを900Wから600Wに抑え、小規模モデルの学習や推論に最適化されています。
Gaudi 3は行列演算に特化し、BF16およびFP8行列演算で1,835TFLOPSの性能を持ち、NVIDIA H100と比較しても高いスループットとコストパフォーマンスを誇ります。
DellやHPEなどのパートナーから2024年第4四半期に提供開始予定で、2025年にはIntelのデベロッパークラウドでも利用可能となる見込みです。
インテルは、企業のAI投資が今後急速に拡大すると予測しています。
2024年には2,350億ドルに達し、2028年には6,300億ドルに成長する見込みです。
インテルは優れたコストパフォーマンスと拡張性を武器に、AIシステム構築の課題を解決し、多様なニーズに応え続ける方針です。
参考記事：PC Watch
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