YouTube動画が一瞬でShortに!「AI YouTube Shorts Generator」の実力を検証してみた
YouTubeでのShorts動画の作成が、AI技術の進化によりさらに手軽になりました。
長時間の動画から最適なハイライトを自動で抽出し、Shorts動画を作成してくれる「AI YouTube Shorts Generator」が注目を集めています。
動画編集のスキルがなくても、簡単に質の高いYouTube Shortsを作成できるので、初心者でも手軽に使えるのが大きな魅力です。
今回は、このツールの使い方とそのメリットを詳しく紹介します!
AI YouTube Shorts Generatorの概要
AI YouTube Shorts Generatorは、1時間を超える長尺な動画から、Shorts動画を生成できるPythonベースのツールです。
このツールはGPT-4、Whisper、FFmpeg、OpenCVを活用して、動画を自動的に分析し、視聴者が興味を持ちそうな部分を抽出してShorts動画を生成します。
主な機能と特徴としては、次のようなものがあります:
- ビデオダウンロード:YouTubeのURLを入力すると、その動画をダウンロード
- トランスクリプション:Whisperを使用して、動画の音声を自動的に文字起こし
- ハイライト抽出:GPT-4を活用して、動画内の最も重要で魅力的な部分を特定
- スピーカー検出:動画内の話者を自動検出
- 縦方向にクロップ:Shortsに最適化するために、自動で縦方向にクロップ処理を実行
このように、Shorts動画の作成に必要な作業をすべて自動で行ってくれるので、動画編集の知識が無い方でも手軽にShorts動画を簡単に作成できます。
このツールは動画のハイライト抽出にGPT-4を使用しているため、動画の重要なシーンを人間と遜色ないレベルで抽出できます。
さらに、DNNと呼ばれるディープラーニングモデルを使用して顔と唇の動きを識別し、WebRTC VADを使ってオーディオも解析します。
これにより、話者を正確に特定し、OpenCVでその部分をクロップして最終的な動画を生成します。
このように高度な技術、処理を行っているため、生成動画のクオリティも問題ないです。
AI YouTube Shorts Generatorはオープンソースツールであり、誰でも利用可能ですが、開発段階にあるため予期せぬ不具合やバグが含まれている可能性がることに注意が必要です。
なお、同じくShorts動画を量産できるツールであるAI-Shorts-Creatorについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
AI YouTube Shorts Generatorのライセンス
AI YouTube Shorts GeneratorはMITライセンスで提供されているので、商用利用や配布等を行えます。
しかし、前述したようにまだ開発段階のツールであるため、不具合やバグが発生する可能性があることを考慮する必要があります。
利用用途 | 可否 |
---|---|
商用利用 | ⭕️ |
改変 | ⭕️ |
配布 | ⭕️ |
特許使用 | ⭕️ |
私的使用 | ⭕️ |
AI YouTube Shorts Generatorの使い方
AI YouTube Shorts Generatorをローカルに実装する方法を解説します。
まず、AI YouTube Shorts GeneratorのGithubリポジトリをクローンし、ディレクトリに移動します。
git clone https://github.com/SamurAIGPT/AI-Youtube-Shorts-Generator.git
cd AI-Youtube-Shorts-Generator
次に、必要なパッケージをインストールします。
pip install -r requirements.txt
ディレクトリ内にある.envファイルにOpenAI API Keyを追加します。
OPENAI_API=your_openai_api_key_here
ここまで完了したら、最後に以下のコマンドでスクリプトを実行します。
python main.py
すると、Youtube動画のURLの入力を求められるので、任意のURLを入力するとShorts動画の生成がスタートします。
AI YouTube Shorts Generatorの実行に必要な環境
AI YouTube Shorts Generatorの実装および実行には、これらがインストールされた環境が必要です。
- Python 3.7以上
- FFmpeg
- OpenCV
またOpenAI APIを利用するため、OpenAIのアカウント登録とクレジットの追加を行い、API Keyの発行も必要です。
それでは早速AI YouTube Shorts Generatorを使用してShorts動画を生成していきましょう!
AI YouTube Shorts GeneratorでShorts動画を生成してみた
ここからは、実際にYoutube動画からAI YouTube Shorts GeneratorでShorts動画を生成させてみます。
もとのYoutube動画はこちらのOpenAIが公開しているGPT-4oの紹介動画です。
それでは、main.pyを実行していきましょう。
実行するとすぐにURLの入力を求められるので、このように入力します。
すると、生成するURLの画質とサイズの選択を求めてくるので、任意のものを選択します。
今回は2の720pを選択します。
すると、動画のダウンロードや文字起こし、GPT-4によるハイライト部分の抽出などが行われていきます。
順調に処理が進んでいましたが、ここで以下の画像のようなエラーが発生してしまいました。
おそらく話者の特定の部分でエラーが出ているようです。
こちらのエラーは入力動画を変更しても同様に発生し、Githubのissueでも同じエラーが起票されていましたが、まだ解決には至っていないようです。
AI-Youtube-Shorts-Generator/issues/9
残念ながら現段階では、Shorts動画を生成することはできませんでしたが、GPT-4でハイライト部分を切り抜くことはできているので、あともう一歩といったところです。
エラーが解決次第結果を追記しますので、少々お待ちください!
なお、顔写真だけでTikTok動画を量産できるDreaMovingについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
副業にも使える!AI YouTube Shorts Generatorの可能性
AI YouTube Shorts Generatorは、長尺動画から自動でハイライトを抽出し、YouTube Shorts向けに最適化された短い動画を簡単に作成できるツールです。
GPT-4やWhisper、OpenCVといった先進技術を活用することで、質の高い動画を自動生成し、視聴者の注目を集めやすいポイントを的確に捉えることが可能です。
このツールは、副業でYouTubeを活用したい人にも大きなメリットがあります。
例えば、複数の動画から魅力的なShortsを作成してチャンネルの成長を加速させることや、動画編集の知識やスキルがなくても、効率的にコンテンツを作成し、YouTubeでの収益化を目指すことができます。
時間がない中でも自動化された作業フローにより、他の仕事や副業と並行して動画を作成できるのが大きな利点です。
現在は開発段階のため一部不具合の可能性もありますが、アップデートによりさらなる改善が期待されます。
AI YouTube Shorts Generatorを活用し、動画コンテンツ作成の手間を省きながら、新たな収入源としての可能性を広げてみてはいかがでしょうか?
最後に
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