【Dreamore】夢を解釈するAI。生成AIが夢の内容をもとに精神分析をしたり、夢の画像を作ったりするアプリ
ココ・チェン氏は、米国のベンチャーキャピタル会社アンドリーセン・ホロウィッツ社が提供する開発支援プログラム「スピードラン」に選出され、AIを用いたスピリチュアルヘルスプラットフォーム「Dreamore」を創設しました。Dreamoreを開発する以前、ココ・チェン氏はTikTok、Tinder、Uberで働いた経歴を有しています。
Dreamoreは、ユーザーが入力した夢の内容に基づき、生成AIが夢分析とアートを提供するアプリ。ユーザーが夢日記をつけたり、匿名コミュニティで夢について話し合ったりすることも可能です。
Dreamoreが開発された経緯
新型コロナウイルス流行の際、ココ・チェン氏はアメリカから出国できず、上海にいる家族と離れ離れになったそうです。当時のココ・チェン氏は頻繁に夢を見ていたとのこと。この夢を見ていた時期がキッカケで、様々な夢分析方法を調べるようになり、後々アンドリーセン・ホロウィッツ社とともにDreamoreを創設することに繋がったようです。
Dreamoreでは、ユーザーが入力した夢を解釈するためアプリにChatGPTを統合。さらに夢に関連した画像なども用意したそうです。アプリがProduct Huntに公開された初日、5,000人以上のユーザーが利用し夢を共有しました。
ココ・チェン氏たちが実施した調査によると、大多数のユーザーは悩みに直面しており、その内30%は自己理解を深めたいと考えている人々だったそうです。
なお、ChatGPT搭載ツールの作り方について知りたい方はこちらをご覧ください。
→【ChatGPT搭載】自社専用ボットの作り方3選!徹底検証
健康におけるAIの可能性
Dreamoreが提供する夢分析は臨床心理療法の代替品ではありません。しかし、生成AIによる分析は、ユーザーが自身の感情および精神状態を理解する貴重なデータになると、ココ・チェン氏は述べています。
また、ココ・チェン氏は、戦争や紛争の夢を見ると話すウクライナ人のように、精神的苦痛を経験している人々にとって、Dreamoreは特に重要である、ともコメント。今後、Dreamoreは、そうした精神的な苦痛を抱いている人を助けるツールになることを目指していくそうです。
中国と米国におけるアプリの違い
「Cece」など、中国のスピリチュアルヘルスアプリは幅広い機能に対応しているケースが多いのに対し、米国のアプリは特定の機能に焦点を集中させる傾向があります。
Dreamoreは現時点では夢に焦点を当てています。ただ、ココ・チェン氏は今後、中国のアプリからインスピレーションを得たゲーム要素を組み込むことで、ユーザーのエンゲージメントと維持を強化する方法を検討していくようです。
なお、その他の中国発AIツールについて知りたい方はこちらをご覧ください。
→【中国アリババ社のAIツールまとめ】GAFAMを超える中国企業の神生成AIツール10選
ライター所感
夢に関しては世界中で様々な研究が行われていますが、未だに判明していない部分が多いとされています。AIによる夢の分析が、脳科学の発展に繋がる可能性も十分あるでしょう。今後のDreamoreの進展に期待が寄せられます。
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