【生成AIハードウェアまとめ】企業の生産性を爆上げするAIハードウェア10選
WEELメディア事業部リサーチャーのいつきです。
ChatGPTを中心に、便利なツールやソフトとして認知され始めている生成AIですが、その活用用途はソフトウェアのみにとどまりません。直近だけでも2024年1月9日から開催されたCES2024において、多くの生成AI搭載ハードウェアが発表されました。
なかでも「Rabbit r1」は、CES2024終了後、24時間で1万台の注文が入るほどの注目を集めています。
そこで今回は、生成AIを搭載したハードウェア10選を一挙ご紹介。
最後までお読みいただくと、これから発売される時代の最先端アイテムについて情報を取得できるので、いち早く自社の開発や営業戦略に取り入れられることでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
生成AIを搭載したハードウェア10選!
早速、生成AIを搭載したハードウェアを10アイテムご紹介します。今回ご紹介するハードウェアを以下にまとめました。
- Rabbit r1
- iPhone
- Google Pixel 8 Pro
- Galaxy S24シリーズ
- Wehead
- Echo Show
- AutoMemo S
- PLAUD NOTE
- MEG 321URX QD-OLED
- Perfecta
おそらく、スマートフォンを中心に、見覚えのあるハードウェアもラインナップしているのではないでしょうか。以下で、ハードウェアのおもな特徴や生成AI機能について詳しくみていきましょう!
Rabbit r1
Rabbit r1は、アメリカのAIスタートアップ企業「Rabbit」が開発した、ポケットサイズのAIアシスタントツールです。CESで披露された後はすぐに完売しており、24時間で1万台の注文が入るほどの注目を浴びています。
Rabbit r1には「rabbit OS」が搭載されており、話しかけるだけで指示したタスクをAIが自動でこなしてくれるとのこと。よって、Rabbit r1を所持していれば、スマートフォンを取り出してわざわざアプリを開く必要がありません。
プッシュ・トゥ・トーク(PTT)ボタンを押すだけで、ネットショッピングの注文やレストランの予約などを完了してくれます。
参考記事:音声のみでタスクを実行、話題のAIデバイス「rabbit r1」が目指していること
iPhone
すでに多くの方が利用しているApple社のiPhoneにも、ついに生成AIが搭載されるとの噂が出ています。
この情報の発信元は、アップルのサプライチェーンを担当しているアナリストのジェフ・プー氏で、早ければ2024年後半にiPhoneとiPadに生成AI技術を搭載すると発言しています。
具体的な活用方法は不明ですが、大規模言語モデルを音声アシスタントのSiriに組み込み、複雑なタスクを自動化できるようにするとの見方が強いようです。
今後新型のiPhoneやiPad、もしくはiOSのアップデートによって搭載されていくことになると思うので、楽しみですね!
参考記事:Apple、iOS 18 と同時に iPhone に生成 AI 機能を搭載して ChatGPT に続くと噂
Google Pixel 8 Pro
Google Pixel 8 Proには、Googleが新しく開発したAIモデルのGemini Nanoが搭載されています。おもに、レコーダーアプリの要約機能に活用されており、録音した音声を自動で要約してくれるのが魅力です。
また、GboardのスマートリプライにAIを活用しているのも特徴。受信したメッセージに対する返信をAIが考えて提案してくれます。
ただし、これらの機能は現状英語のみの対応となっているので、日本語に対応するまでしばらく待ちましょう。
Galaxy S24シリーズ
Galaxy S24シリーズは、サムスン電子が2024年1月18日(日本時間)に発売した新型のスマートフォンです。
具体的には、以下3つのモデルに分かれています。
- Galaxy S24 Ultra
- Galaxy S24+
- Galaxy S24
いずれのモデルにおいても、Galaxy AIが搭載されており、高性能なテキスト入出力や音声翻訳が可能。言語の異なる人同士でスムーズにコミュニケーションを図れるようになるほか、ユーザーが驚く革新的な検索方法まで備えています。
Androidユーザーの方は必見ですね!
参考記事:【サムスン電子】最新「Galaxy S24シリーズ」で、モバイルAIの新時代へ 日常生活をより豊かにするGalaxy AI搭載
Wehead
Weheadは、ChatGPTを搭載しているAIアシスタントです。CES2024で披露されており、その独特な見た目から注目を集めました。画像を見ればわかるとおり、顔型の液晶に人が映し出されており、対面で会話する感覚でタスクの処理を依頼できます。
ただし、CES2024においては、本来の機能を発揮できなかったようです。周囲の騒音も拾ってしまうことから、大人数が集まる場所での使用には適していませんでした。
月額199ドルからレンタルするプランもあるので、性能が気になる方は試しにレンタルしてみてはいかがでしょうか。
参考記事:5000 ドルの WEHEAD CHATGPT 搭載 AI アシスタントを実際に使ってみる: テクノロジーが期待を裏切るとき
Echo Show
Echo Showとは、Alexaを搭載したディスプレイ付きスマートスピーカーのことです。新型モデルに該当するEcho Show 8がAmazonから発表されましたが、なんと音声アシスタントのAlexaを大規模言語モデルと連携させることが明らかになっています。
大規模言語モデルと連携することで、視線やジェスチャーを理解し、継続的な会話を行うことができるようになるとのこと。日本での対応は不明ですが、アメリカではこれまでに発売したすべてのEchoデバイスで、アップデートを実施していくと公表しています。
参考記事:新型「Echo Show 8」(第3世代)発表、Alexaは生成AI/大規模言語モデル(LLM)に対応 「Amazon 秋の製品発表イベント」で
AutoMemo S
AutoMemo Sは、生成AIを搭載したボイスレコーダーです。録音した音声データをテキストデータに変換する文字起こしの機能が搭載されており、会議データはクラウド上に無制限に保存できます。
しかも、1時間の音声データを約20分で文字起こしできるのが特徴。文字起こし正解率は98.9%なので、ほとんど修正の手間がかかりません。会議後の議事録作成に追われている方は、ぜひ導入を検討してみてください。
PLAUD NOTE
PLAUD NOTEは、ChatGPTを搭載したAIボイスレコーダーです。AutoMemo Sと同様に録音機能と文字起こしの機能が搭載されており、とくに録音はデュアルハイエンドマイクにより高い精度を誇ります。
また、ChatGPTの機能によって素早く要約を作成できるのが魅力。マインドマップ機能で情報をより視覚的に整理できます。
価格は33,000円(税込)ですが、アプリは無料で利用できるので、ぜひ利用を検討してみてください。
MEG 321URX QD-OLED
MEG 321URX QD-OLEDは、MSIが販売しているAI搭載型のゲーミングモニターです。生成AIのハードウェアがまさかゲーム業界にまで進出しているとは驚きですよね!
とくに、MOBAジャンルで有名な『League of Legends』のプレイに最適化されているとのこと。AIが敵の位置を予測してくれる「SKYSIGHT」機能に加え、自分のHPをバックライトで表現する「HEALTH INDICATOR」機能などを搭載しています。
ただ、ゲーム業界では、このモニターが「ハードウェアチート」に該当するのではないかという意見も出ているので、もしかしたら公式大会での使用は禁止されるかもしれません。
それでも、生成AIの技術をゲームで試してみたい方は、購入してみるのがおすすめです。
Perfecta
Perfectaは、イギリスのスタートアップ企業「SEERGRILLS」が開発したAI搭載型のグリルです。ステーキやピザなどの料理をわずか3分で調理できるとのことで、CES2024でも一定の注目を浴びています。
生成AIの技術は、焼き加減を調整するために活用されており、ユーザーの好みや食品の種類に応じて自動で加熱してくれるとのこと。メイラード反応も考慮して設計されているので、ジューシーな仕上がりになるようです。
料理の手間を減らしたい方はもちろん、より美味しい食事を用意したい方にもおすすめといえるでしょう。
参考記事:英SEERGRILLSが開発した3分でステーキを焼き上げるAI搭載グリルPerfecta
なお、生成AIツールの開発方法を詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【生成AI×開発】AI担当者が気になる生成AIツール開発の情報まとめ
生成AIを搭載したハードウェアを使ってみよう!
今回ご紹介した生成AIを搭載したハードウェアを再度まとめました。
- Rabbit r1
- iPhone
- Google Pixel 8 Pro
- Galaxy S24シリーズ
- Wehead
- Echo Show
- AutoMemo S
- PLAUD NOTE
- MEG 321URX QD-OLED
- Perfecta
とくに、Rabbit r1を中心に、アシスタントツールに注目が集まっています。Google・Apple・Amazonなど、世界の主要企業がそれぞれの端末に生成AIを搭載する動きが活発です。
ただ、筆者個人の意見としては、ゲーミングモニターやグリルなど、一見ビジネスに関係ないところにまで生成AIが広がっていることに驚きを感じました。
今後もますます生成AIハードウェアが登場していくと思われるので、気になったものは積極的に導入してみましょう!
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