【理解不能】動画生成AIのキモい事例10選!SoraやGen-3の失敗動画を紹介

動画生成AI 事例 Sora Gen-3 失敗動画 紹介

昨今、動画生成AIの進化が著しく、さまざまな動画生成AIツールが次々にリリースされています。そのような背景もあり、利用者も増えていることから、XやInstagramなどのSNSで動画生成AIで作られた動画がたくさん投稿されるようになりました。

投稿の中にはこだわりがすごく、生成AIで作ったとは思えないようなクオリティの動画もありますが、不自然な動きをしていたり、不気味な生物が誕生したりする動画など失敗作もたくさん公開されています。

今回は、そんな動画生成AIで生成した失敗動画にフィーチャーし、動画生成AIのダメな部分について考えていきたいと思います。実際に生成された動画についても掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、弊社公式X(旧Twitter)からご連絡ください。

目次

①動画生成AIのここがダメ「人物が途中で変化する」-Dream Machine

写真や画像を動画に変換する動画生成AIのDream Machineは、SNSを中心に現在非常に人気のあるAIツールの1つですが、生成途中で元画像を無視して全く別のものを生成してしまう可能性があります。

今回取り上げたXのポストをみていただいても分かる通り、本来であれば画像と同じ人物のまま画像に動きをつけて欲しいところですが、途中から岡崎体育さんの顔が変化し、全くの別人になってしまいました。さらに、ほとんど体に動きがないのに、ガンマイクを持っている指がおかしくなっています。

このように動画生成AIを使って動画を作る際は、希望する人物ではない別人の動画が出来上がってしまう可能性があります。

②動画生成AIのここがダメ「不自然な動きをする」-Dream Machine

こちらのポストの動画も先ほどと同じくDream Machineで生成された動画です。生成されているトイプードルは再現度が高く、一見生成がうまく行っているように見えますが、1点違和感のあるところがあります。

それは、歩き方です。動画冒頭の1歩目に関してまっすぐ歩いているように見えますが、それ以降は不自然に斜め歩きをしています。

動画後半では不自然に前を向くシーンもあり、まるでマイケルジャクソンのBeat Itにあるサビ部分の振り付けを彷彿とさせる動きとなってしまいました。

③動画生成AIのここがダメ「突然数が増える」-Sora

OpenAIが開発を進める動画生成AIのsoraは、リアルな描写やクオリティの高さもあり情報公開時から期待されていますが、やはり不自然な動画が生成される可能性があります。

OpenAIから紹介されている失敗例をみる限り狼の質は高く素晴らしいものですが、不自然に狼の数が増えたり減ったりしています。

このように、複雑な動画を生成しようとすると正確に生成できない可能性があるので、画像の選定やプロンプトの入力には注意が必要です。

④動画生成AIのここがダメ「物理法則を無視している」-Pika

Dream Machineと同じように、静止画からショートムービーが作れるPikaも人気のある動画生成AIの1つです。そんなPikaで生成した動画でも違和感のある動画が生成されていたので紹介します。

このポストで公開されている動画では、ジェットコースターは動いていないのに、髪の毛や服に風が当たっており、女性もまるでジェットコースターが動いているような表情をしています。

このように、動画生成AIで出力された動画には、物理法則を無視したような描写が生成されることもしばしばあります。

⑤動画生成AIのここがダメ「おかしなところから食べ物が出てくる」-PixVerse

このポストで紹介されている動画はPixVerseで生成された動画ですが、テキストプロンプトからウィルスミスが麺を食べている動画を生成したところ、ところどころ違和感のある動画が出来上がりました。

違和感のあるところといえば、左手の指がおかしかったり途中から顔が変わってしまったりといろいろありますが、一番気になるのはお皿がないところから麺が出てきているところです

人の手で作られた動画やアニメーションであれば、お皿から麺を取り、口に運ぶという一連の流れに違和感を感じるような映像はなかなかないですが、動画生成AIにおいてはまだまだ当たり前のことを理解できていない部分も多いため、このような不自然な動画が出来上がってしまうことがあります。

⑥動画生成AIのここがダメ「不気味な動画の生成」-Gen-2

動画生成AIのGen2で生成された動画が不気味すぎると、SNSで話題になったことはご存知でしょうか?実は、非公式ではありますがマクドナルを題材にしたCMが不気味すぎると話題になっていたんです。

このように、人間の表情や動きだけではなく、ハンバーガーが変だったり、某テーマパークのカチューシャのようなものをしている人がいたりと、とにかくカオスな動画となっています。

しかし、目を引く動画であることは間違いないので、使い方によっては興味関心を引くSNS広告のクリエイティブとして活躍する可能性もあるでしょう。

⑦動画生成AIのここがダメ「人間から犬へ変化する」-Gen-3

こちらのポストの動画はGen3で生成された動画です。

冒頭部分では男性と女性がベットに横たわっているだけでしたが、いきなり女性が2匹の犬に変化し、その2匹の犬が最終的に人に戻るというなんとも展開の読めない動画が生成されました。

また、動画前半と後半では人物の顔も全然変わってしまっているので、違和感のないような動画が作れるようになるまでには、まだまだ課題が残っているように感じます。

⑧動画生成AIのここがダメ「どこからともなく出現するバイク」

次にご紹介する動画は、どこからともなく出現するバイクが不自然な動きをしているので、これはどういう状況? と思ってしまうほど、頭上で「?」が浮かぶショート動画となっています。

まず初めに、バイクは空を飛ばないし、いくらなんでも爆発している場所に一般人が1人立ち向かうということはまずないでしょう。

このように人間にとって当たり前とされている常識もまだまだ理解できていないことが多いので、人間では思い付かないような面白い動画を作りたいという場合には利用できますが、リアルな動画を作る場合にはまだまだ動画生成AIだけは難しいでしょう。

⑨動画生成AIのここがダメ「体の一部か外れたり取れてしまう」-Gen-3 Alpha

このポストで紹介されている動画もGen-3を活用して生成された動画です。この生成された動画は体操競技の一つである「あん馬」を題材にした動画なのですが、生成された動画を見ると選手の挙動が大変おかしなことになっていました。

体育館やあん馬自体の描写は細かく、まるで本物の写真を使用しているようなクオリティで動画を生成できるのに、動きとなると途端にありえない動きをすることもあります。

今回においても、選手の上下が逆さまになったり、体の一部分が取れてしまったりとありえないことがたくさん発生しているため、まだまだ精度という点においては改良が必要でしょう。

⑩動画生成AIのここがダメ「新たな生物の誕生」

Googleマップを作るためのカメラ映像に猫が写り込み、Googleのストリートビュー上で確認すると極端に胴体短い二足歩行猫がいると話題になったことがありました。このように、様々な偶然が重なったことで面白いコンテンツが生まれることは稀にあります。

生成AIを活用して作成したコンテンツでも、稀に今まで見たことのないような物が写り込んでいる画像や動画が生成されることはしばしばあります。

例えば、このポストにある動画を生成するに当たって、どのようなプロンプトを入力したかは確認できませんでしたが、頭が3つ、足が6本の生えている胴体の長い猫のような生物が生成されました。

生成AIを使って希望通りのコンテンツを生み出すためには、プロンプトだけではなくさまざまな項目を調整する必要があるため、希望通りのコンテンツを作ることは至難の業と言えるでしょう。

なお、動画生成AIをビジネスに取り入れた事例について詳しく知りたい方は下記の記事も合わせてご覧ください。

今後の進化が期待される動画生成AI

写真や画像をアップロードするだけで動画にしてくれる動画生成AIは、ここ数年のうちに進化し、誰でも簡単に気軽に使える身近なツールとなってきました。

しかし、英語でのプロンプト入力や細かい設定、画像の解像度の問題など、ツール自体は簡単に使えても、自分の希望するような動画を生成するにはまだまだ難易度が高いのが現状です。

さらに、今回ご紹介した通り、生成AIの学習が不十分な分野もあり、ありえない動きをしたり不気味な映像ができたりと動画生成に失敗することもたくさんあります。

ですが、確実に以前に比べて生成精度や動画クオリティが上がっており、生成AIだけでアニメーションを作った事例もあります。各社で開発が進むほど、動画生成AIは注目されている分野のため、ツールの進化に置いていかれないように、今のうちにいろいろな動画生成AIに触れてみてはいかがでしょうか。

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投稿者

  • 晋平大竹

    生成AIの登場に大きな衝撃を受けたWebライター。好きなAIツールは、ChatGPTとAdobeFirefly。AIがこれからの世界を良い方向に導いてくれると信じ、正しい&有益な情報を発信し続けています!

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