OpenAIサムアルトマンが人工知能のiPhoneを作る!?生成AI時代のスマホ事情を解説

OpenAI サムアルトマン 人工知能 スマホ

みなさん、ChatGPTを手がけたサム・アルトマン氏が「AI搭載型のスマートフォン」の開発を示唆しています。

ソフトバンクの孫正義氏が、このスマホの開発になんと「1,000億円以上もの出資」を検討中初代iPhoneを手がけたジョナサン・アイブ氏が参加しており、「おしゃれで機能的なスマホ」になることは間違いありません!

当記事では「IT業界のレジェンド」3者が目指す「AIのiPhone」について、その可能性を解説。FINANCIAL TIMESの記事を参考に、これまでの経緯も紹介していきます。

最後まで読んでいただくと「次にバズるスマホ」の正体が見えてくるはず。ぜひ、最後までご覧ください。

参考記事:OpenAI and Jony Ive in talks to raise $1bn from SoftBank for AI device venture | Financial Times

目次

OpenAIのサムアルトマンが新会社を設立

OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏を中心に、下記の「IT業界のレジェンド」3者が新会社設立に向けて議論を進めています。

  • サム・アルトマン:OpenAIのCEO、生成AI「ChatGPT」や仮想通貨「Worldcoin」を手がける
  • ジョナサン・アイブ:Appleの元デザイナー、「初代iPhone」や「初代iMac」など伝説のプロダクトを手がける
  • 孫正義:ソフトバンクグループCEO、じつはChatGPTのヘビーユーザー

この3者が新たに会社を立ち上げてまで目指すのは、「AIのiPhone」ともウワサされるモバイル端末の開発。現段階では孫正義氏が、なんと1,000億円超えの出資を検討しているようです。

なぜ孫正義が関わっているのか

孫正義氏が1,000億円も出資してまで「AIのiPhone」に関わる理由は、彼が2016年に買収したイギリスの会社「Arm」にあります。

Armは半導体の設計を専門とするテック企業。手がける半導体は高セキュリティー&省電力で、世界中のほぼ全てのスマートフォンにメインチップとして採用されています。

このArmは「AI分野」での研究開発も進行中。今回孫正義氏が出資したのは、Armの得意分野が活かせるフィールドだったからなのです。

ちなみに孫正義氏自身も生成AIに興味津々。以前からサム・アルトマン氏と対話を続けてきました。

参考記事:OpenAI and Jony Ive in talks to raise $1bn from SoftBank for AI device venture

参考記事:https://group.softbank/segments/arm

「AIのiPhone」=「LLM内蔵のiPhone」がついに来るか…?

サム・アルトマン氏を筆頭に3者が目指すのは「AIのiPhone」こと、LLM(大規模言語モデル)を内蔵したスマートフォンの開発。サム・アルトマン氏にとっては、これが初めて開発する「顧客向けデバイス」となります。

この「AIのiPhone」は、じつは画期的な商品。スマートスピーカーやVRなど競争が激しいデバイスの市場とは異なり、AI搭載型のスマートフォンについては今のところライバルが存在しません。

ただ今回、3者は「真剣に議論した」だけ。「AIのiPhone」の開発には時間がかかるため、そのリリース日は未定です。

ちなみにLLMについては、以下の記事がその原理をわかりやすく解説しております。

AIのiPhoneはどのように実現するのか?

「AIのiPhone」実現にはその心臓部、LLMの小型化が欠かせません。「LLM / 大規模言語モデル」とは人間の言葉(自然言語)を処理する生成AIのこと。サム・アルトマン氏が手がけたGPT-3.5やGPT-4などが、LLMの一種です。

このLLMは一般的に、3,000億程度のパラメーターを保有。パラメーターの数だけ精度が向上するLLMですが、スマートフォンのCPUでは到底扱いきれません。

そこでおそらくサム・アルトマン氏は、パラメーターが100億を下回る小型LLMを「AIのiPhone」に使うと考えられます。現在、小型でも高精度なLLMが続々と開発中。たとえばMicrosoft発のLLM「Phi-1.5」はたったの13億パラメーターで、高度な言語理解・推論を実現しているのです。

参考記事:NEC独自の大規模言語モデル(LLM)開発の裏側に迫る

ちなみに「Phi-1.5」については、以下の記事が実践付きでその機能を紹介しています。

もし実現したらどのような未来になるのか

この「AIのiPhone」が実現すれば、スマートフォンで以下の処理ができるようになります。

  • SNSでタイムラインの要約ができる
  • 音楽の編集作業が自動化できる
  • 写真の整理も、言葉ひとつでこなせる
  • 語りかけるだけで、画面操作までできる
  • 環境構築なしで、プログラミングができる

どの処理についても、音声だけで実行が可能に。画面を覗き込まなくて済むため、「スマホ依存」や「スマホ首」の症例が減ると考えられます。

じつのところジョナサン・アイブ氏は、「自身が手がけたiPhoneの中毒性」について反省しているそう。したがって「AIのiPhone」は、従来のスマートフォンよりも、人間に寄り添ったデバイスとなるはずです。

ちなみにiPhoneでおなじみのAppleやAndroidのGoogleも、LLMの開発に取り組んでいます。各社もサム・アルトマン氏に続いて、AI搭載型のスマートフォンをリリースするはず。これまでの「スマホ」がスマートじゃなくなる日は、もう目前です!

ちなみに今最も話題なLLMはOpen Interpreterです。以下の記事でそのすごさを体感してください。

まとめ

今回はサム・アルトマン氏が考案する「AIのiPhone」について、その可能性を解説しました。

「初代iPhoneと同じデザイナー」で、「ChatGPTの弟分を搭載した」スマートフォンですので、みなさんの中にも「欲しい!」と思った方は多いはず。かくいうリサーチャーも、続報が気になっています。

ただ今回、ITのビッグスリーはあくまで「真剣に議論した」だけです。「AIのiPhone」のリリース日は未定。当メディアでは続報が入り次第、その詳細をお伝えしていきます。

最後に

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投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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