ChatGPTを解約する手順と注意点をPC&スマホ版それぞれで解説

- ChatGPTの有料プランは日割りでの返金なし。解約は更新日前に行うのがベスト。
- アカウント削除後は同じメールアドレスの再利用が不可。再開予定がある場合は注意。
- 削除前には必ず有料プランをキャンセル。削除だけでは課金が止まらない場合も。
対話型AIとして多くの人に利用されているChatGPTは、有料プランの導入により、さらに高度な機能が利用可能になりました。しかし、利用スタイルの変化やコスト見直しに伴い、「ChatGPTの解約やアカウント削除を検討している」という方も少なくありません。
ChatGPTの有料プランやアカウントにはいくつかの注意点があり、正しく手続きを行わないと、思わぬトラブルに発展することもあります。この記事では、ChatGPTの解約・アカウント削除の方法と注意点について、わかりやすく解説します。
ChatGPTの有料プランとは
ChatGPTには無料プランと有料プランがあります。各プランの料金体系は以下のとおりです。
プラン名称 | 無料版 | Plus | Pro | Team | Enterprise |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 無料 | $20/月 | $200/月 | $25 1ユーザあたり/月(年額払い)$30 1ユーザあたり/月(月額払い) | 問い合わせ |
主な機能 | – GPT-3.5およびGPT-4o miniへのアクセス – 基本的なチャット機能 – 一部機能に制限あり | – GPT-4o、GPT-4.5、o3、o4-miniなどへのアクセス – 高速応答 – 画像生成(DALL·E) – Webブラウジング – 高度なデータ分析(ADA) – カスタムGPTの作成と利用 | – Plusの全機能 – o1、o1 pro modeへの無制限アクセス – Advanced Voiceモード – 高度な計算リソース – Sora(動画生成)へのアクセス | – Plusの全機能 – チーム専用の管理コンソール – GPTsの共有と管理 – チームデータのプライバシー保護 | – Teamの全機能 – 無制限の高速アクセス – 最大128Kのコンテキストウィンドウ – 高度なセキュリティ機能(SAML SSOなど) – 専用サポート |
なお、ChatGPTの有料版について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

有料プランの解約方法
ChatGPTの有料プランに加入したけど、思ったより使わなかったので解約したい方も少なくないのではないでしょうか。無駄な費用を避けるためにも、PC版とスマートフォン版それぞれの解約方法を、実際の画面に沿って解説していきます。
PC版
PCからChatGPTの有料プランを解約するには、まずChatGPTにログインします。続いて画面左上にある自分のアイコンをクリックし、「設定」を選択します。

次に、左メニューの「サブスクリプション」を選択します。

その後、有料版のサブスクリプション情報が表示されます。「管理する」→「サブスクリプションをキャンセルする」の順で選択します。

サブスクリプションの残り期間が表示されますので、問題なければ「サブスクリプションをキャンセルする」を選択してください。

これでPC版ChatGPTの解約方法は完了です。すぐに解約されるわけではなく、契約期間の終了までは有料機能を利用可能です。更新日の確認も忘れずに行いましょう。
スマートフォン版
スマートフォン版ではiPhoneとAndroidで解約の操作方法が少し異なります。それぞれの解約手順を解説していきます。
iPhone版
iPhoneでChatGPTを解約するためには、App Storeで操作を行う必要があります。主な手順は以下のとおりです。
- iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開く
- 画面上部にある自分のApple IDをタップ
- Apple IDの設定画面をスクロールし、「サブスクリプション」をタップ
- 一覧から「ChatGPT」もしくは「OpenAI」を探してタップ
- 画面タブの「サブスクリプションのキャンセル」をタップ
- 確認画面が表示されたら、再度「キャンセルする」をタップ
- 解約が完了
Android版
AndroidでChatGPTを解約する手順は、Google Playストアから行います。主な手順は以下のとおりです。
- Android端末でGoogle Playストアを開く
- 画面右上の自分のアイコンをタップ
- メニューから「支払いと定期購入」を選択
- 「定期購入」をタップ
- 定期購入リストから「ChatGPT」もしくは「OpenAI」をタップ
- 「定期購入をキャンセル」ボタンをタップ
- キャンセルの理由を選択し、確認ボタンをタップ
- 解約が完了
ChatGPTアカウント削除方法
ChatGPTのアカウントを削除するには、まずChatGPTにログインします。続いて、画面左上にある自分のアイコンをクリックし、「設定」を選択します。

左メニューの「データコントロール」→「削除する」の順でタップします。

「アカウントを削除します-よろしいですか?」と聞かれます。登録した「アカウントの電話番号」と「DELETE」と入力してください。

最後に「私のアカウントを永久に削除する」というボタンをクリックすると、OpenAIのページに遷移します。これでChatGPTのアカウント削除が完了しました。
なお、アカウント削除時に以下の画面が表示される場合があります。アカウント削除はChatGPTにログインしてから10分以上経っている場合に表示されます。「ログインを更新する」を選択して再度ログインを行ってからアカウント削除を実施してください。

有料プランの解約・アカウント削除する際の注意点
無駄な費用を発生させないためにも有料プランを解約したり、アカウント自体を削除したりすることは有効な手段です。しかし、解約後に後悔しないためにもあらかじめ注意点を把握するのがおすすめです。それでは一つずつ解説していきます。
日割り計算がない
ChatGPTの有料プランは、途中で解約しても日割りでの返金はありません。たとえば月の半ばで解約しても、その月の利用料は全額請求されます。返金ポリシーは明確に定められており、ユーザーの都合による中途解約では料金の一部返還も認められていません。
有料プランを停止する際は、次回更新日を確認した上で、適切なタイミングで解約することが大切です。なお、解約しても当月末までは引き続き有料機能を使えるため、利用期限を意識したうえで手続きを行うのが理想的です。
同じメールアドレスからはアカウントが作成できない
ChatGPTのアカウントを一度削除すると、同じメールアドレスで新規アカウントを作成することはできません。これは、OpenAIのポリシーにより、削除済みアカウントに紐づくメールアドレスの再利用が制限されているためです。今後再び利用を検討している場合は、削除ではなく一時的な利用停止やログアウトで対応することも視野に入れるとよいでしょう。
メールアドレスを変更したい場合も、削除ではなく、事前にアカウント設定からメールを変更しておく方が安全です。
アカウントを削除すると復元できない
一度削除したChatGPTアカウントは、後から復元することはできません。すべての会話履歴や設定情報、カスタマイズ内容も完全に失われます。誤って削除してしまった場合でも、サポートに依頼して元に戻すことはできないため、慎重に判断する必要があります。アカウント内に保存された情報が重要な場合は、削除前にデータをエクスポートするか、必要な内容をメモとして保存しておくと安心です。
アカウント削除前に有料プランの解約作業を行う
ChatGPTのアカウントを削除する前には、必ず有料プランの解約手続きを済ませておく必要があります。プランを継続したままアカウントを削除すると、請求が停止されずに支払いが続く可能性があるため、必ずアカウント削除前に有料プランの解約を行ってください。
公式サイトにアクセスし、プランのキャンセルを完了させた上でアカウント削除を行いましょう。なお、解約手続きは即時反映されない場合があるため、削除操作とのタイミングには注意が必要です。事前準備を丁寧に行うことで、トラブルを防げます。
なお、ChatGPT以外におすすめのAIツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

利用用途を見直して効率よくChatGPTを利用しよう
今回は、ChatGPTの有料プラン解約やアカウント削除に関する注意点と、それぞれの手続き方法について詳しくご紹介しました。日割りでの返金がない点や、削除後のメールアドレスは再利用不可といった制約があるため、事前の確認と手順の把握が非常に重要です。
また、アカウント削除前に必ずプラン解約を済ませることも、無駄な請求を防ぐうえで欠かせません。ChatGPTを快適かつ安全に利用するためにも、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてください。
なお、今後再開を検討している場合は、アカウント削除ではなく一時的な解約やログアウトを選ぶと、再利用がスムーズになります。状況に応じた対応を心がけましょう。

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最後に
いかがだったでしょうか?
業務でのAI活用を本格検討する前に、ChatGPTの導入・運用コストを見直しておくことが重要です。
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