Copilotを無料で使いこなす!ビジネスやスキルアップにも大活躍なMicrosoftのAIツールとは?

Copilot 無料 Microsoft

日々、進化を続ける生成AIですが、「情報が多すぎて何を使ったら良いのか分からない」「無料でも使えるツールはあるの?」「そもそもAIで何が出来るの?」など、悩みは尽きませんよね。

今回は生成AIツール「Copilot」(コパイロット)を無料で使いこなすために必要な情報や具体的な使い方、有料版との比較について解説します。

日常的にパソコンは使うけれど、まだAI活用に一歩踏み出せていないという方でも、実践すれば日常の仕事や情報収集の効率が数倍~数十倍はかどる有益な情報ですので、ぜひ最後まで読んでみて、ご自身にできそうなことから早速始めてみてください!

目次

Copilotとは

参考:https://www.microsoft.com/ja-jp/store/b/copilotpro

Microsoft Copilot (マイクロソフト・コパイロット)と は、マイクロソフト社が提供するAIアシスタント機能の事です。Copilotは「副操縦士」の意味で、文字通り、ビジネスの機長であるあなたの優秀なアシスタントとして活躍してくれます。

同社が提供するOs・Windows11から標準搭載されたため、ご自身のパソコンのタスクバーなどでも、カラフルなリボン状のロゴを見たことがある方もいるのではないでしょうか?

無料版と有料版がありますが、無料版でも音声やテキストチャットによる質問、画像生成など、基本的な機能は使用可能です。

生成AIで有名な「ChatGPT」と同様、Copilotもテキストや画像、音声など複数の情報を読み取って出力できるマルチモーダルAIなので、ChatGPTの無料版に触れたことがある方ならすんなり利用できるのではないでしょうか?

なお、マルチモーダルAIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

無料版と有料版の違い

ここからはCopilotの基本的な機能や特徴をはじめ、無料版、有料版の機能の違いや日常での使い方などについて詳しく解説していきます。

混雑時に優先的にアクセスできる

Copilotは大規模言語モデルの「GPT-4Turbo」を搭載しており、回答の速度や精度の高さが特長です。

無料版と有料版があり、前述の通り無料版でもテキストでの質問のほか、ウェブページなどの文章の要約、画像生成など、基本的な機能は使用できますが、有料版を契約することで、利用者が多い混雑時でも優先的にGPT-4 Turboへアクセスできるメリットがあります。

特に日中の業務時間帯にアクセスが集中することも予想されるため、日常でヘビーユースされる場合は、有料版をおすすめしますが、まずは試してみたいという方は無料版でも十分です。

Office製品との連携の有無

Copilotはマイクロソフト社が開発した生成AIのため、有料版では同社が提供しているMicrosoft 365のアプリ (Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Teams)などとの連携がスムーズに行えます。

無料版を試してみて実際の業務に生かせそうならば、有料版にアップグレードすると、よりその機能の恩恵を受けられるでしょう。

また無料版では、画像生成の回数や音声会話機能の利用時間が有料版よりも制限されているため、日常的に使うようになれば、必要に応じた課金をおすすめします。

無料版Copiloを利用するメリット

機能の充実した有料版でないとビジネスに活用するのは難しいと思われがちですが、Copilotは無料版でもかなり使える優れた生成AIです。以下に無料版の使用で得られるメリットについて解説します。

コストがかからない

何といっても無料版最大のメリットは月額コストがかからないという点です。

現状、個人向けや企業向けの有料プランでは月額3,200円~4,500円程度の利用料がかかってしまうため、機能が十分に使いこなせないままコストだけかかるのは避けたいところ。

そこでおすすめなのが、まずは無料プランで機能を使い倒し、その有用性を自身で体感するという事です。

基本的に有料版と利用できるモデルは同じ

2024年3月にマイクロソフトはGPT-4TurboをCopilotの無料版にも導入したと発表しました。

このGPT-4Turboは、CahtGPTでおなじみのOpenAI社が開発したもので、同社のGPT-4およそ4倍の文章量を読み込める上位モデルです。

有料版にもこのGPT-4Turboが搭載されているため、基本的なスペックは同じと考えて良いでしょう。

無料版Copilotの商用利用について

無料版の商用利用に関しては注意が必要です。

例えば、無料版Copilotデザイナーで生成した画像について、マイクロソフトの規約によると、同社は「出力(画像)の所有権を要求しない」と規定されています。

つまり、画像を作成した個人に所有権があります。また「商用化を制限しません」とも書かれていますが、実際は他人の著作権を侵害する可能性のある場合は、その国の法律に従って処理されます。

そのため、著作権侵害などで争いになった場合は自身での対処が必要なので、安易な利用には注意が必要です。

無料版Copilotの活用方法

ここからは無料版のCopilotの具体的な活用法について、事例ごとに個別に解説します。ビジネスでの活用はもちろん、趣味やスキルアップに役立つ利用法もあるので、ぜひ興味のあるものからチャレンジしてみてください!

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

情報収集

まず、日常的に役立つのが検索や情報収集についてです。

マイクロソフト社の検索エンジン「Microsoft Edge」(マイクロソフト・エッジ)では、PCやスマートフォンでもCopilotの利用が可能です。

そのため、検索先のページでCopilotを起動させ「ページの概要を生成する」ボタンを押すか、チャット欄に直接「このページを要約して」と入力すると、あっという間に要約文が完成します。

忙しい時の情報収集に役立つこと間違いなしの活用法です。

画像生成

CopilotにはOpenAI社の画像生成技術「DALL-E3」(ダリスリー)が搭載されています。これはChatGPTの有料版にも使われている技術で、一般ユーザーからデザイナーまで高い評価を得ています。

Copilotにはブーストという画像を高速生成する機能がありますが、無料版は1日15ブーストまでと利用制限があるため、それ以上の利用を頻繁に行う場合には、有料版(1日100ブースト)への切り替えをおすすめします。

また前述の通り、商用利用に制限はありませんが、著作権侵害には注意が必要です。

なお、画像生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

翻訳

Copilotは翻訳にも力を発揮します。

まずは要約したい外国語の文章をチャット欄に貼り付けて翻訳をお願いしてみましょう。

特におすすめの使い方としては、外国製のソフトの説明書きなどをWeb上でそのままスクショして、画像ごとCopilotに貼り付けて翻訳してもらう機能です。

これだとわざわざ全文をコピペする必要もなく作業的に楽ですし、翻訳の精度も日常使いでは十分のレベルです。

動画の要約

CopilotはYouTubeの動画を再生しながら、内容を瞬時に要約したり、ポイントを分かりやすく解説してくれる機能も持っています。

使い方はとても簡単!

まず、マイクロソフトの検索エンジン「Edge」で好きなYouTube動画を開きます。動画の再生中に右上のタスクバーにあるCopilotのロゴをクリック。

すると、右端にチャット欄が現れるため、そこに「この動画を要約して」と指示文を入力。わずか数秒で動画の内容を要約してくれました。また「要点を箇条書きにして」という指示では、ポイントを箇条書きにしてくれます。

これで情報収集の速度が飛躍的に向上しますね!

文章生成

前述の通り、Copilotには無料版にも、OpenAI社のGPT-4Turboが搭載されているため、ChtGPT-4の4倍の処理能力が備わっています。

Copilotのチャット欄に書いて欲しい文章の概要を記入するだけであっという間に文章の素案を書き出してくれます。ただし、無料版はWordやExelなどと連携がないため、その都度コピペして文章やデータを移し替える必要があります。

またChtGPT同様、現状、生成AIで作成した文章は完璧でないため、日常的にビジネス利用する場合は必ず人の目によるチェックと手直しを行いましょう。

プログラミングの勉強

Copilotは無料版にも音声認識機能が搭載されているため、スキルアップや学習にも活用が可能です。

例えば、プログラミングを学習したい場合、チャット欄右下のマイクをタップすると、音声認識機能が有効になります。

PCやスマホのマイクをオンにした後、自分が知りたいプログラミングの内容について質問してみましょう。その回答に対し「それって〇〇ってこと?」と問い返すと、Copilotが質問の意図を読み取り、的確に解説を返してくれます。

このように会話のラリーを繰り返す事で、自分の知りたい知識への理解が深まります。

なお、ChtGPTの音声会話機能について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

無料版Copilotの活用でビジネスシーンをより効率的に!

いかがでしたか?

ビジネス・家庭用PCのOSで世界No.1シェアを誇るマイクロソフトだけに、無料版のCopilotの有用性には目を見張るものがあります。

2024年6月には、同社からCopilotを標準搭載したパソコン「Copilot+PC」も発売され、その後も各メーカーから続々と新モデルが登場しています。

特徴はキーボードに「Copilot 起動ボタン」が標準搭載され、ネット接続がない状態でも、内蔵のCopilotで複数のタスクがこなせることです。

価格は当初20万円超でしたが、最近は15万円を切る機種も登場しており、手の届く存在になってきました。

今後はCopilot+PCが普及することで、よりビジネスシーンでの活用も広がっていくでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか?

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投稿者

  • 晋平大竹

    生成AIの登場に大きな衝撃を受けたWebライター。好きなAIツールは、ChatGPTとAdobeFirefly。AIがこれからの世界を良い方向に導いてくれると信じ、正しい&有益な情報を発信し続けています!

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