【Suno AIの面白い使い方】マネしたくなる衝撃的な使い方15選を解説

Suno AI面白い 使い方

自分で好きなイメージの曲を作って楽しみたい、自社コンテンツに合う最適なオリジナルBGMをを作りたいなど、音楽に対する要望をお持ちの方も多いのではないでしょうか?Suno AIはユーザーが入力したテキスト情報(プロンプト)を基に、作詞・作曲・ボーカルまで生成してくれる画期的な音楽生成AIです。このSuno AIを使えば、作曲のための専門知識やツールも不要で、誰でも楽曲のイメージを入力するだけで本格的な歌を作成できます。

今回は、suno AIの活用事例をご紹介します。ネタのような面白い曲も含めさまざまな楽曲ができあがっているので、見ているだけでも楽しいです。

音楽未経験の筆者がSuno AIを使って実際に音楽を作る様子も紹介します。最後までお読みいただくと、Suno AIを今すぐ始められます。

目次

Suno AIとは

Suno AIは、誰でもどこからでも音楽を生成できるAIサービスです。米国のマサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置くSuno, Inc.によって開発されています。

画像生成AIや映像生成AIなどと同じように、生成したい曲のイメージを短いテキストプロンプトで指示するだけで、歌詞付きの曲を生成可能です。スマートフォンアプリも提供されているため、どこにいてもアイデアが浮かんだらその場で曲にできます。

なお、生成AI全般ついて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Suno AIで作成できる楽曲のジャンル

音楽には多様なジャンルがあるため、音楽生成AIでは得意とするジャンルとあまり得意でないジャンルがあります。他の生成AIと同様で音楽生成AIも既存の楽曲を使って学習するため、学習データが多いジャンルほど質が高くなる傾向があります。

また、POP、ROCKなどメジャーかつ比較的単調で短いジャンルは得意とする一方、クラシックなど複雑で長いジャンルは質が安定しません。

Suno AIの利用料金は無料?

Suno AIは無料で利用可能ですが、作曲できる数を増やすなどさらに活用したい方に向けて、2つの有料プランが用意されています。(2024年12月時点)

無料プランでは、一か月に50クレジットが付与されます。一曲の生成に5クレジット必要となるため、50クレジットは10曲分です。試しに使ってみて、沢山作ってみたいと思った方はPro Planに切り替えましょう。

Pro Planは一カ月当たり10ドルで利用できます。2,500クレジットが毎月付与され、500曲の生成が可能です。Premier Planは30ドルで、10,000クレジット分の曲(2,000曲)が生成できます。

有料プランの加入後、もっと曲を作りたいと思った場合は追加クレジットの購入が可能です。通常は、Pro Planの加入で十分でしょう。

Suno AIを利用する際の注意点ー商用利用は有料版のみ可能

無料のBasic Planでも楽曲生成は可能ですが、曲の所有権は自分ではなくSuno, Inc.にあるため営利目的での商用利用はできません。有料プランに加入している場合は、所有権はユーザーに譲渡されます。

Basic Planでは、利用規約を遵守した非営利目的での利用が可能です。ダウンロードして個人で楽しんだり、収益化につながらない範囲で活用できます。

Pro PlanとPremier Planに加入しているユーザーは、生成した曲の所有権は自分にあるため、活用の自由度は広がります。しかし、所有権とは別に著作権には注意が必要です。

生成AIは既存の楽曲を学習して新しい楽曲を生成します。そのため、学習した楽曲と似てしまう可能性があり、オリジナルの著作権を持つ人や組織から著作権侵害の訴えを起こされるケースもあります。

利用規約には次のような一文があり、ユーザーに生成物の著作権があることを保証していません。

“Due to the nature of machine learning, Suno makes no representation or warranty to you that any copyright will vest in any Output.”

引用:Terms of Service

著作権は国によっても規制内容が異なるため、楽曲生成AIの商用利用には気を付ける必要があります。

なお、生成AIの著作権について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Suno AIの面白い活用事例15選

2023年12月のSuno AI提供開始以降、さまざまな活用事例が報告されています。Suno AIでどのようなことができるのか把握するために、ここでは2024年12月現在、特に話題になっているSunoの面白い活用事例15選を紹介します!

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

事例① 母親が書いた詩に曲と動画をつけてプレゼント

Ben Nash氏は、自分の母親が書いた詩を使ってSuno AIで曲を作りました。クリスマスシーズンにピッタリな動画を作成して、世界に一つだけのプレゼントを贈ったそうです。

AIが作ったとは信じられないぐらいのクオリティですね。

事例② 有線で流れてそうな最新HIPHOP風の曲

次に紹介するのは、最新のヒットチャートに出てきそうなJ-POP風の音楽です。ノリの良いビートに合わせて、女性ボーカルが見事に歌っています。

歌詞は即興で作ったもののようですが、CMで流れてきてもおかしくないぐらいの楽曲ができあがっています。日本語の発音もほとんど違和感なく聞こえるので、耳馴染みも良いです。

Sono AIを使えば自分の好みのテイストで音楽を制作できるので、時代に合わせた柔軟な楽曲が作れそうですね。

事例③ カントリーポップ風の洋楽

次にご紹介するのは、カントリーポップ風の洋楽です。英語の歌詞も、メロディアスに違和感なく再現されています。

Suno AIの素晴らしい部分の1つは、ボーカルに合わせて必要な部分ではコーラスも入れてくれるところです。

歌詞を入力するだけで「音楽」「ボーカル」「コーラス」「好みの曲調」などすべてを再現してくれるので、音楽に関するスキルを持っていなくても簡単に楽曲を作成できます。

これからの音楽業界にも、大きな影響を与えそうです。

事例④ 空耳アワーのようなネタ曲

SNS上では、Suno AIを利用したネタのような曲も多く出回っています。これは、言葉の「聞き間違い」に関するネタを歌詞にして、楽曲を作成したもののようです。

メタルの曲調に乗せて、ユーモラスな歌が仕上がっています。普通の音楽だけでなく、独特のテイストで仕上げることもできるので「YouTube」や「X(Twitter)」などの企画にも使える音楽が作れそうです。

近いうちに、AIを使ったバズ投稿が増えるかもしれないですね。

事例⑤ メロディアスなPOP曲

次にご紹介するのは、完成度の高いPOP曲です。Suno AIを使用すれば、近年活躍している女性ボーカルが歌い上げているような、メロディアスな曲調を作ることも可能。

思わず聴き入ってしまう、深みのある音楽ができあがっています。

作者が「歌詞の意味を理解して作っているようなメロディー」と言うように、曲に合わせてボーカルがトーンを変更したり、強弱をつけて歌い上げています。コメント欄でも「感動した」という声が聞かれるほど、クオリティの高い動画となっています。

事例⑥ お笑いのネタを歌にする

お笑いのネタを、楽曲に変換している方もいらっしゃいました。こちらの動画では、SunoAIを使ってお笑い芸人「コウメ太夫」さんのネタを歌にしています。

ラップの部分ではリズム感があり、さらに最後のオチまでAIが理解しているような曲の構成となっています。X上でも大きな注目を集め、4000以上のいいねを獲得しています。

本格的な曲を作るだけでなく、さまざまな用途で活用できることを表していますね!

事例⑦ プロが歌っているような本格的な音楽

次にご紹介するのはプロが歌っているような本格的な楽曲です。さらにこの曲がすごいのは、Suno AIを使ったというだけでなく、歌詞をChatGPTが考えたというところです。

Suno AIは月に8ドルで商用利用も可能なので、ChatGPTなどの生成AIと組み合わせれば「AIだけで歌が完成する」という未来がすぐにやってきそうです。

映画、CM、PVなども、もはやAIだけで作成するのが当たり前になるかもしれませんね。

事例⑧ ChatGPT、Runway、Sunoを使ってPVのような映像を作る

次にご紹介する動画も、複数のAIを利用して映像を作っています。

「ChatGPT」「Runway」「Suno AI」を組み合わせて、映画やPVのような動画を作り上げています。編集には専用のツールを使っているようですが、それ以外は AIで自動生成されたようですね。

壮大なイメージ映像の中に、Suno AIのボーカルが合わさっています。このクオリティで誰でも動画が作成できるようになれば、あらゆる発信が大きく変わっていきそうです。

事例⑨ 叫び声を入れたハードロック風

かなり激しいハードロック風の楽曲もできあがっています。

この投稿も大きな注目を集め、5000以上のいいね!を獲得しています。

Suno AIの特徴は、歌詞に合わせて自動的に音楽やボーカルを調整してくれるところです。歌詞の文字数が多ければ、それに合わせてテンポや歌唱スピードを自動的に変更します。さらに曲調を指定することもできるので、自由度高く楽曲を作成できます

事例⑩ 2chの書き込みを歌にする

Suno AIでは、有名な言葉をコピー&ペーストするだけで歌が完成します。こちらは2ちゃんねるで有名な書き込みですが、それをそのまま歌として再現しています。

実際に聴いてみると、なんとも言えない味わい深い雰囲気を醸し出しているのがわかります。リズムや曲調、ボーカルが絶妙にマッチしています。

他にも有名な言葉、名言、スピーチなどを貼り付けるだけでも素敵な音楽が完成しそうです。

事例⑪ ONE PIECEの作者・尾田先生が作った曲

大人気漫画ONE PIECEの作者・尾田先生が、作詞作曲、歌、ジャケットすべてを生成AIで作った曲を担当スタッフに送った動画が、X上で公開され話題となりました。

その曲にもSuno AIが使われており、独特なメロディーラインと歌声がなんとも中毒性のある1曲となっています。ちなみに、曲のタイトルは「YO-HO-HOおれ達海賊」だそうです。

事例⑫ アニメ系アイドルソング風

こちらの曲は、どこかアイドルを題材にしたアニメに出てきそうな曲調に仕上がった一曲。歌声も複数人のユニゾンのように聞こえるところが、またアイドル風な曲に聞こえますね。

ものの10秒でこのクオリティの曲が作れてしまうのはやはり驚きです。

事例⑬ 昭和のお菓子のCMソング風

「みんな大好き おやつカルパス」がタイトルのこの曲は、リズムやメロディーラインだけではなく、生成されている歌声や音質なども、ブラウン管テレビから流れてくるようなどこか懐かしさを感じさせてくれる一曲です。

子ども向けの曲によくある(わぁ~)の合いの手も挿入されており、個人的には好きな一曲です。

事例⑭ 深海をイメージした壮大な1曲

「深海クジラ」のタイトルのこの曲は、アコースティックギターのような楽器のみで静かに始まり、どこか悲壮感を感じるような雰囲気から、サビに向かっての盛り上げ方が上手に表現された一曲です。

また、生成された歌声にはエッジボイスが使用されていたり曲の雰囲気に合ったトーンで歌われており、その表現力の高さに驚かされます。

事例⑮ 独特なセンスで中毒性のある1曲

「パンチとキック」というタイトルの通り、歌詞がパンチとキックだけで構成されているこの曲は、アップテンポかつノリのいいリズムなので思わず体で縦のリズムを刻んでしまうような一曲。

たまに入ってくる「フック」や「アッパー」の合いの手のパンチが効いていて、中毒性のある面白い曲に仕上がっています。

音楽業界に、新たな風が吹く予感を感じますね。

Suno AIの使い方

実際に、音楽未経験の筆者がSuno AIを使ってみました。

最初にアカウント登録をします。初めて楽曲を生成しようとすると、アカウント登録画面が出てきます。GoogleアカウントやAppleアカウントなどで登録します。

次に、左メニューの「Create」を選択し、プロンプト入力画面に生成したい曲を指示します。日本語の入力で大丈夫です。

今回は「卒業シーズンに友人に送る切ないメロディーの歌」と入力してみます。プロンプトは最大200文字まで入力可能です。

Createを押すと、数秒後に「さよなら友よ」という題名の日本語の曲が生成されました。歌詞も卒業シーズンの別れにふさわしく構成も自然です。2分55秒の非常に完成度の高い曲だと思います。

音楽経験は全くありませんが、それなりの形にはなったと思います。AIを使うだけで未経験でも曲を作れるなんて、本当にすごいですよね!

なお「Sunoの概要、料金、使い方」などについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

誰でも手軽に曲が作れてしまう面白いAIツール

Suno AIを活用すれば音楽の知識がなくても簡単にハイクオリティな曲を作れます

今回ご紹介した生成された曲を聞いても、曲のクオリティはもちろん、楽器の音や生成される歌声の表現力の高さに驚かされます。曲によっては、機械的な音声が生成される場合もありますが、それも一種のエフェクトだと思えば、そんなに気になるところでもありません。

使い方も簡単で、文字を入力さえすればこれだけハイクオリティな曲が出来上がるので、かなり使い勝手が良さそうですよね。スマホでもパソコンでも簡単に使うことができるので、興味を持たれた方はぜひチャレンジしてみてください!

サービス紹介資料

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・生成系AIを活用したPoC開発

・生成系AIのコンサルティング

・システム間API連携

最後に

いかがだったでしょうか?

Suno AIの導入が、貴社のクリエイティブを次のレベルへ引き上げます。自社コンテンツに合うオリジナル楽曲の制作や音楽表現の幅を広げる一歩を踏み出してみてください。

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投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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