エージェントAIで変革、Landbaseが市場参入

AIによるセールス・マーケティング自動化の新たな可能性を提示するスタートアップ、Landbaseがステルスモードを解除し、1250万ドルのシード資金調達に成功しました。

AppDirectの共同創業者であるダニエル・サックス氏が設立したこの企業は、「エージェントAI」と呼ばれる独自のプラットフォームを発表し、企業の顧客獲得や収益拡大に革命を起こすことを目指しています。

Landbaseが開発したAIモデル「GTM-1 Omni」は、パフォーマンスのフィードバックをもとに行動を改善し、従来のAIモデルに比べコンバージョン率を7倍に引き上げることができるとのこと。

サックス氏は「GTM-1 Omniは受信者の反応を予測し、超個別化されたメッセージを生成できるため、従来よりもはるかに高い成功率を誇ります」と語り、その革新性を強調しました。

また、Landbaseは企業のファーモグラフィックデータや個人プロファイル、キャンペーン成果などの非公開データを活用し、より精度の高い予測と推奨を行います。

これにより、企業が多様なツールによって分断されたデータのサイロ化を解消し、効率的な意思決定を行う手助けを提供する「オールインワン」ソリューションとしての位置づけを強調しています。

シード資金はA*や8VC、First Minute Capitalが共同リードし、Inovia CapitalやGeneral Catalyst（La Famiglia）も参加しました。

同社はこの資金を活用し、今後プラットフォームの開発をさらに進め、競争の激しいAI市場に本格参入する予定です。

サックス氏は「生成AIはもう過去の技術であり、これからはエージェントAIの時代です」と自信を示しており、Landbaseのプラットフォームが企業の業務を大きく変える可能性があることを強調しています

今後数ヶ月の展開が、Landbaseの真価を問う重要な期間となるでしょう。

参考記事：Landbase